23区の細道1回目行程
上の地図は1回目全行程、このノートとなる行程後半は新宿区余丁町から竹芝まで。
永井荷風旧居跡から、余丁町通り南側、市谷台町の細い通りを歩く。
靖国通りに出会う前のところに下り階段
”台町”ここまでということだ。
曙橋商店街などの近く、靖国通り住吉町交差点に出たので、再び大通り南側の細い道へ入ると四谷坂町。
四谷坂町の細い通りから
このへん自分の歩いたあとを見ると市ヶ谷方面へ向かっている。次のポイントは麻布狸穴、この先番町、麹町あたりを通って行くつもりなのだが、途中に江戸城外濠があって、それを越える道路は付近では市ヶ谷駅前か四ツ谷駅前の2択。後から見直すと四ツ谷から紀尾井町あたりを通って赤坂にぬけるほうがベターだったように思えるのだけど、防衛省前をかすめて市ヶ谷へ行ってしまった。
外濠(市ヶ谷濠)に出る
市ヶ谷橋から
隣りに見える塀みたいなのは、1931(昭和6)年完成の市ヶ谷水管橋、そちらは橋のうえを水道管が1本通っている。こちらは靖国通り。
にぎやかな市ヶ谷駅前からそれて坂を上がったところに何気なく見つけたのは
ルクセンブルグ大使館
入口前を撮影させてもらった。
話がそれるが、ここを通ったときに各国大使館めぐり歩きという散歩ネタを思いついたのだけど、この先で偶然通りかかった某国大使館*1は物々しい警備で、いかつい警備員が何人も周囲に睨みをきかせていて、とてもじゃないけど建物などの写真を撮る勇気が起きなかった。不審者扱いで拘束なんかされたらかなわないし、そうじゃなくてもカメラの写真を全部消せなんて言われそうなすごい威圧感が漂っていた。ほかの国でもこんなところがあるのではと、このネタは没。ちなみにルクセンブルグはいたって静かな雰囲気でしたよ。
東郷坂を下り
行人坂(ぎょうにんざか)を上がり
南法眼坂(みなみほうげんざか)を下る
千代田区の何番町と言われるこのあたり、それほど急ではないけれど坂が多い。
そして、思わず都心のそれも中枢部に入ってきてしまいこの先、路地、細道もないところへ入り込んでしまう。
平河天満宮
このあたりまでで細道がなくなってしまう。「住民の生活の場所」ではなくなるからだろう。この先しかたなく広い通りを行く。
最高裁判所 脇
国立国会図書館 後ろ車出口
国会議事堂の横、裏
山王坂上から
今日の目的は東京観光ではないのだが。国会議事堂の裏を折れて山王坂を下り、溜池をかすめて赤坂アークヒルズ、泉ガーデン前まで一気に速足であるく。別にはじめて来たところでもないのに、予期せぬところへ突然放り込まれてしまったような感覚におそわれてなんだか落ち着かなかった。この間写真1枚も撮っていなかったことに後から気づく。
泉ガーデンの先でようやく細道に入り込む。
話が戻るが、泉ガーデンの敷地内には永井荷風が余丁町の邸宅を引き払った後に新築した「偏奇館」があった。現在は余丁町の邸宅同様、跡形もなく、1つの碑がたてられているだけらしい。今回そこは未訪問。
我善坊谷を望む
現在の地名は港区麻布台1丁目、かつては麻布区我善坊町などと呼ばれたあたりの窪地が我善坊谷。道路のフェンスのすぐ向こう側の低いところ一帯。
我善坊谷へ下りる我善坊坂(右側)
谷へ下りたらすぐ上る。
三年坂
坂は突き当たったところで左に折れて、階段になっている。
三年坂の由来
よく読むとよくわからない解説、昔からあった坂道だということは了解。
三年坂を上がり、通りに突き当たると前方は
こちらの大使館もなかなか強固な警備ではあるけれど写真を撮ることはできた。
通りをはさんだ反対側は麻布郵便局
ロシア大使館脇の坂道が本日のポイントのひとつ、麻布狸穴坂(あざぶまみあなざか)である。
坂道はこの日おりしも道路工事中で歩行者のみ端の歩道を通れる状態だった。
狸穴坂の途中から
坂下から振り返って
案内標識
前のノートのいちばん最初に書いたとおり、ここでは何か「氣」といったものを感じるはずだったのだが、久しぶりに訪れてみるとなんだかごく普通の道路。工事中だったせいだろうか? それとも以前通ったのは200年くらい前だったのだろうか。なんだか今回はここで気が抜けてしまったのであった。
東麻布あたりの住宅街の道をとぼとぼと歩く。麻布のなかで東麻布は結構庶民的な場所のように思う。
東麻布の細道で
そのうち国道1号にぶつかって横断、東京タワー下に出る。次のポイントは竹芝、本日最後のポイントへ向かう。
東京タワー、足だけ
東京タワーの良い風景が全然撮れてなかった。誰でも知っているあの形なので上の方は想像におまかせ。
芝公園もみじ谷
芝増上寺に脇からはいる。
本堂と東京タワー
ここから東京タワー方向は逆光だし。
増上寺三解脱門
増上寺大門
竹芝桟橋から海側
ちょうどこのあたりが隅田川の河口地点にもなるはず。今回最後のポイントがここ。
近いうちに隅田川を歩く予定にしているのだけれど、その河口を収めることができるのは竹芝がよさそう、反対側の豊海埠頭は大型トラック、トレーラーや荷物を処理するフォークリフトなどで無法地帯、危険なので行かない方がいいというアドバイスをいただいたため、ここで河口の写真撮影だけしてしまおうという魂胆。それでここへやってきた。
遠くにレインボーブリッジ
竹芝ふ頭公園広場から
このあとは先ほども通過したJR浜松町駅まで戻り、本日は終了。
前半は調子よかったけど、後半暑さのせいか、疲れが出たのか調子が狂い気味。次回以降の修正すべき点かな。
こちらは1回目の前半