秋の秋川遡上その2は、五日市の秋川橋から檜原村本宿、檜原村役場の近くまで。
その1はこちらからも。
前回の離脱地点、五日市の秋川橋に向かうべくJR五日市線終点の武蔵五日市駅へ。
武蔵五日市駅
秋川橋はここから歩いて5分くらい。駅前の信号を西へ折れると下にすぐ川が見える。階段を下りて下の道路へ出るのが近道。
秋川橋の上から秋川上流側
前方左側の広い河原がバーベキュー広場。まだ午前中でさすがに朝からBBQの強者はいなかった。
バーベキュー広場の先に橋があった。結構立派だけど歩行者自転車専用のいわゆる人道橋。
橋を渡り対岸から広場を振り返って
橋の名前はあゆみ橋。
秋川左岸側はここからしばらく歩道がある。とはいえ人の家の庭先を通ったりしていてこんな感じだが。(下の写真右側)
ここにも堰がある。五日市のこのあたり(あきる野市五日市周辺)は小さな盆地のような底が平らな地形なので田んぼがある(あった)のだろう。大昔はこのあたり湖の底だったとも言われている。
堰の先に行くと橋が見えてくる。小和田橋の下流側から
小和田橋のうえから上流側
左側木立ちのなか、川に沿って歩道があるがまわりの景色がよくみえないので右側の木のすくないほうをすすむ。
上流側からみた小和田橋
その先、佳月橋
上の写真を撮ったところから、河原を見下ろして
佳月橋のうえから上流側
道路が川から離れてしまうため佳月橋を渡り対岸へまわる。歩道の途中で河原におりてみた。
五日市の街中から離れるにしたがって渓谷の風景に戻っていく。この歩道、途中が崖崩れで通行禁止だった。通っちゃったけど。倒木や歩道封鎖のバリケードをかいくぐって見えてきたのが沢戸橋
ここから2つほど秋川に流れ込む川(刈寄川、盆堀川)にかかる小さな橋を渡る。
盆堀川に架かる橋の上から
途中悪路もあったが一般道に復帰して沢戸橋のたもとへ
沢戸橋のうえから上流側
写真の反対、下流側で刈寄川、盆堀川の合流した流れが秋川に合流していた。
沢戸橋を渡り、一旦檜原街道に出て西秋川橋へ。
西秋川橋のうえから上流側
この橋は渡り切らずに引き返し、上の写真の右側をとおる道路をすすむ。しばらく進むと景色のいいところに出た。
中央にこれから行く星竹橋が小さく写っている。
そして間近から、星竹橋
橋の下流側はバーベキュー場だった。この橋も渡り切らずに引き返し、川の北側の細い道路をまたすすむ。
しばらく行った先に小さな吊り橋があった。
名称不明のつり橋
このつり橋を過ぎてまたしばらくすすむと落合橋が見えてくる。
工事中の落合橋と川の流れ
落合橋が工事中でシートで覆われていたので橋の上からは何も見えなかった。渡って檜原街道の十里木交差点へ出て、すぐに脇へ下る歩道へ。
その先にさきほどとは違うつり橋、石舟橋
石舟橋のうえから
この橋を渡ると向こう側に遊歩道が続いていて、「瀬音の湯」に着く。温泉施設で宿泊もできるようだ。結構な人の数でにぎわっていた。みんな車でくるからね、歩いてこんなところまで来るのは自分くらいなものだ。
温泉を黙々と通過し、その先に見えてきたのは檜原街道にかかる新矢柄橋。
特殊な構造をしたアーチ橋だ。近くからみるとこんなかんじ
1本のアーチから下がるワイヤーの張り方が特徴的でおもしろい。
新矢柄橋のうえから下流側
新矢柄橋の先にはすぐ新乙津橋がある。
新乙津橋のうえから乙津橋をちょっとだけ望む
新乙津橋でまた檜原街道から離れ、乙津橋を渡って川の北側へ出る。
北側の道路から新矢柄橋方向を振り返って
しばらくこの道を行く。途中青木平橋をすぎ、その次の橋はまた吊り橋。
西青木平橋
この吊り橋も歩行者専用だ。橋の脇に河原へ下りる階段があった
谷が深く、日中なのだが河原に日が当たらなくて暗い。
橋を渡った反対側から
ここから崖の急斜面につけられた歩道をあがると檜原街道に出る。ここからしばらくは檜原街道以外に利用できる道路がないのでこれを歩く。
歩いていると檜原村の標識。
周囲はみんな杉林。景色は山の中に入ってきたという実感がわくが、街道のうえは車の通行が結構ある。特にダンプが多いのには閉口する。
街道沿いからのぞいていた渓谷
しばし檜原街道をすすむと和田橋が架かり、川の北側の道路へまわることができるのでそちらへすすむ。
和田橋のうえから上流側
そして上日向橋を渡ってまた檜原街道に戻る。
上日向橋から街道に出る途中で
檜原城跡のある山。城は左側のピークではなく右側の少し低い方の山の上にあった。檜原城は中世の頃にはすでに存在していた山城、あるいは砦に近いものだったらしい。戦国時代に秀吉の小田原攻めの際に落城したそうである。
村の中心部まではもうすぐだ。少し歩けば村役場前
手前は郵便局。この村には銀行などはないようで宝くじも郵便局で売っている。のぼりが立っている。
村役場の裏側近くで北秋川と南秋川(秋川)が合流している。その南秋川にかかる橘橋を渡る。
橘橋のうえから見下ろす(南)秋川
橋を渡ってT字路を左(南)側へ少しだけ行ったところに河原に下りられる階段があった。
河原まで下りてみたところ。上流側
川面
この場所は渓流釣りのポイントになっているようでヤマメを釣るらしい。(釣りには疎いので詳細は不明)
本日はここまで。
帰りのバスの時間が近づいていたのでここからあまり遠くへは行かれなかった。さすがにこのあたりまでくるとバスの本数も少ない。
渓流から道路に戻り、橘橋の交差点で
そして近くの本宿役場前のバス停から武蔵五日市駅行きのバスに乗った。
(こちら側のバス停はさらに山奥へ向かう方のもの)うしろに写っている塀のなかは民家のようだ。建物も塀や門もとても立派なつくりで村の資料館かなにかかと思ってしまった。
この日は13.5km歩いた。
この先へ行くには渓流歩きの技術もないし、街道をひたすら登っていくしかない。車にあおられて歩くのはあまり気分がよくないので、秋川探訪はとりあえずここまでとする。