散歩の途中

散歩の途中で観察記録、その後少し調べて書くノート

蛇崩川緑道で花見散歩

2017年の花見散歩、第2弾は蛇崩川(じゃくずれがわ)緑道。東京じゃ花見の名所として有名な目黒川の、その支流のひとつがこの川。目黒川のお花見スポットとして人がもっとも集まりやすい場所のひとつ、中目黒駅近くで目黒川から西の方へ分かれて行き、世田谷の下馬、上馬などを経て弦巻あたりに源流がある小河川。いまは残念ながらすべての区間が暗渠となって、川の上には蓋がされて流れを見ることはまったくできない。その代わり、流れの上は緑道として整備され、とても良い散歩コース。目黒川のように人混みに紛れて花見をする必要がないのは、個人的にはとてもうれしい。(人混み嫌い)

蛇崩川行程(ワインカラーのライン)今回は蛇崩川、北沢川、水無川の行程が同じ地図になっている。

以前、目黒川とその上流の支流、烏山川を訪ねたときに、目黒川の支流である北沢川、蛇崩川、水無川などが暗渠ではあるけれど、その上が緑道として整備されていることを知った。きっと桜の木も植わっているに違いないと目星をつけて、花咲くこの瞬間を逃すまいと(大げさ)歩いてきたのが今回の散歩である。蛇崩川は歩いた距離が全部で7kmくらいなのでコンパクトにまとめるつもり。

アプローチは東急東横線中目黒駅

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駅から出て目黒通りを渡るとすぐに目黒川。

中目黒駅下の桜

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目黒川、蛇崩川合流地点

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左側から流れ込んでいるのが蛇崩川。

次に左側の広場から撮ると

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合流点は駅のすぐ近く。蛇崩川は合流点のすぐ上流で暗渠となってしまい、ちょうど中目黒駅ホームの下を通りぬける。また駅側へ戻り、目黒通りを再び渡って駅西口へ。

西口から出てきたところ

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この高架に沿って下を暗渠で川が流れているはず。
線路に沿って下り方向へしばらく進むと川筋が現れて、その上が歩道となる。すると早速満開の桜がお出迎え。

川の上が歩道になるとすぐに桜並木

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目黒区上目黒2丁目付近。

少し先で振り返って

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その先で歩行者専用の蛇崩川緑道がはじまる。

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緑道のすべての区間が桜並木というわけではないけれど、さすがにこのシーズンは見ごたえ十分。

世田谷区に入って(世田谷区下馬1丁目付近)

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世田谷区と目黒区の境界近くの道路に「蛇崩」という交差点があり、昔はそのあたりの字名だったようだ。

もう少し行くと、駒繋(こまつなぎ)神社の赤い橋が見えてくる。

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駒繋神社の鳥居

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鳥居前の赤い橋

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暗渠になる前は川にかかる普通の橋だったはず。
駒繋神社からしばらく行くと、国道246号と上を首都高速3号線が通る騒々しい場所へ出る。緑道上に国道を渡れる場所がなく、世田谷警察署前交差点へ回る。

国道と首都高を越えたところで振り返って

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その先で緑道は左にカーブする。少し先で今度は環七通りを渡る。

環七通りの前で振り返って

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向こうの高い建物は三軒茶屋キャロットタワー

世田谷区上馬4丁目付近

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お年寄りが写真撮影中も、なかなかシャッター切れずにみんな遠慮して立ち止まっているの図。

そこを無事なんとか通過した先で

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この緑道は、もともとの川幅がせまいのか、幅がせまい。このあたり特に、自転車同士だとそのままではすれ違えそうもないくらいだ。
なんて思っていると突然広い通りに出る。

弦巻通りに出る

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歩道と自転車道が分離された広い通りに出た。車道側には路線バスも通る。こちら側の広い歩道の下が蛇崩川の流れなのだろう。ここの交差点名も「向天神橋」と橋があったことを示唆している。
弦巻通りの直線道路をしばらく行くと突然右側にまた小さな緑道が折れていく。

通りから折れ曲がる歩道

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そこの先には、歩道に沿って水道管のオブジェがたくさん。

車止めとしての効果は十分ありそう

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小さな水の流れもつくられている

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その先は世田谷区立教育センター。

脇に遊歩道が通り、ここにも人工的な水の流れが

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教育センターの向こうは東急バス弦巻営業所になる。

バス営業所に突き当たる

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向こうの白い柵を越えてその向こう側へ川筋があったようにみえる。

教育センターの入口にあった蛇崩川の解説

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バス営業所の向こう側へ回り込むと、川筋と思われたところの延長上に予想通り、歩道があった。

バス営業所側を振り返って

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その歩道が一般道と交差するところに小さな公園がある。そこである人に呼び止められる。

長いこと経って固まってしまったと思われる昔の旅人(嘘)

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ここには昔の大山道が通っていた場所で、ここで蛇崩川の歩道と交差していたのがその道らしい。(写真に写っている道路ではなく、後ろ側を左右に通っている。)
蛇崩川の流路跡もここを境に上流側は痕跡がなくなってしまう。ただ源流はここよりもう少し先にある馬事公苑付近と言われていたので、そこまで行ってみる。
馬事公苑方向へ進むと弦巻公園付近で、この場所が窪地の底のような地形であることが分かる。

弦巻公園の先で

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わずかではあるが、周囲がみんな上り坂になっていて低い場所を来たことがわかる。その坂をあがると

弦巻5丁目交差点

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左側は馬事公苑である。坂の下あたりが水の流れはじめだったのではないかと想像されるが、現在はどうなっているのかはまったくわからない。
蛇崩川、花見から源流探しみたいになってしまったけれど、とりあえずここでおしまい。
この後、散歩は北沢川緑道へと場所を変えて、また歩いて行く。

続きはこちらからも

miwa3k.hatenablog.jp