先日江戸川歩きで柴又へ向かう途中、同じ葛飾の”葛飾菖蒲まつり”の情報が目に入り、日を改めて見に行ってきた。
「まつり」は堀切菖蒲園と水元公園で開催中で、今回はまだ行ったことのなかった水元公園へ向かった。
当初、水元公園から大場川、中川を巡るコースで歩く計画をたてて、それをひとつのノートにまとめる予定だったのだけれど、公園の花と緑もたくさん記録してきたので前後に分けることにした。今回はその前半。
水元公園へのアクセスは、JR常磐線の金町駅から。一般的にはここからバスを使って行くようだけど、「歩く」を基本にしているので歩いて行く。
金町駅
駅構内には”菖蒲まつり”の提灯なども飾られ、駅前バス停には公園に向かうお年寄りの一団も。
直接菖蒲園のあるゾーンへは向かわず、公園のかなり東の方、釣仙郷入口から中へ入る。
水元公園釣仙郷入口
「釣」の字が入っているけど、近くに釣り堀があるとか、釣りのメッカだとか、そんな意味ではなさそう。
こちらのゾーンは比較的地味である。ここから公園西の端まで歩いて行く。
ごんぱち池(権八池)
水生植物アサザ自生地との案内板があり、春から夏にかけて黄色い花が咲くらしい。水面にみえる葉がそうだと思うけど、花は咲いてなかった。
その先、水産試験場跡地を通る。戦後、鯉や鮒の養殖、金魚の品種改良などをしていた施設があったが移転し、現在は水元公園の一部になっている。
現在も中には”江戸前金魚展示場”として金魚を飼育しているたくさんのプールがあり、たくさんの人がいた。そのほかの施設などはまだ改造、整備途上の様子。
水産試験場跡地を通る水路には蓮の葉
水路は水元公園内の溜井(ため、ためい)と呼ばれる池からの排水路で、江戸川へつながっている。
小合溜井(こあいためい)
園内の一番大きな池。昔は川の一部(古利根川)で、江戸時代に人工的に堰き止めて用水池とした。なので川の流路そのままの細長い形をしている。また、池が周辺の水源となったことが「水元」の名の由来となったそうだ。
小合溜井にて
池の蓮
ヒシ(菱)の葉、らしい
そして紫陽花、花菖蒲のゾーンへ。
紫陽花を手前に
あじさいは咲きはじめ、花菖蒲はすでに後半戦という印象。今年の春の暖かさで花菖蒲なども咲きだすのは早かったよう。
別角度から
花菖蒲と園内
花のエリアはたいへんにぎわっていた。
手前、濃い紫はカキツバタかも
こちらはうすい紫
花壇の花もいれて
鷺も花見でしょうか
あじさい
蓮花
もどって花菖蒲と杜若
この先は緑のゾーン。
ポプラ並木のプロムナード
道路反対側には陶器市や雑貨、小物を売るテント、個人的に誘惑に抗い難い、東京の地酒なんていうのもあって、…にぎわっている。
小合溜を望む
ジョルジュ・スーラの”グランドジャット島の日曜日の午後”を…、ちょっと大げさか。
メタセコイアの森
溜井の向こう側
公園の外側、向こうは埼玉県三郷市。棒がささってるあたりが都県境?
だいぶ公園の端の方まで来て
西側の出入口へポプラの並木が続く
かわせみの里手前の橋から振り返って
この後ろ側が公園西側エントランス。
水元公園はこれくらいにして、次回へ続く。続きはまた川歩きで