散歩の途中

散歩の途中で観察記録、その後少し調べて書くノート

境川を歩く その2 横浜瀬谷区-大和市間鹿島橋から町田市-相模原中央区間坂本橋まで

前回は江の島近くの河口から横浜市瀬谷区大和市の間に架かる鹿島橋まで歩いたのでその続きから。

その1はこちらからも。

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本日の地図

今回のスタート地点となる鹿島橋は相鉄本線瀬谷駅大和駅の中間にある橋梁のほど近く。
スタート地点に向かうために相鉄線瀬谷駅

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駅から10分ほど歩くと鹿島橋に着く

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鹿島橋から境川上流方向にはすぐ相鉄線が通っていて直接抜けられないので線路に沿って少し先まで行ってから向こう側へ。
入村橋から下流側

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この橋から上流側には藤沢・大和自転車道の歩行者自転車専用道が整備されている。(大和市藤沢市の境界付近からこの橋までの部分は専用道が整備されていないところが多く、一部区間は国道467号への迂回が示されているところもある。)
相鉄線より上流は住宅の密度も低くなり、のどかな田園風景が広がる。そして天気も急速によくなってきた。
大和市深見と瀬谷区竹村町の間の流れ

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この付近の堤防はのり面の角度が緩い。
東名高速道路に近づく。

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歩行者自転車は高架下のトンネルのようなところをぬける。堤防ののり面は高速の下あたりで角度が増している。橋げたのスパンを短くするためか、あるいは高速道路が完成した後に河川堤防工事をしたのだろう、高速をぬけた先は
東名高速を越えて国道246号までの中間あたり

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また角度が緩くなっている。
国道246号大和橋

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藤沢・大和自転車道の終点になる。国道1号境川大橋からの距離が18.5kmと表示されている。この自転車道はここで終わるが、この先はまた町田市が整備した歩行者自転車道が続く。
大和橋を通る国道246号線

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交通量が多い。246を越えて少し行くと右岸側から目黒川が合流する。
目黒川管理橋のうえから

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この橋の真下を目黒川が流れ右側境川に合流している。先の赤い橋は目黒橋。このあたり写真対岸の横浜市瀬谷区側に目黒という地名がある、東京の目黒とは無関係(だと思う)。
この先で八王子街道(神奈川県道・東京都道56号、国道16号線の旧道)、大山道(国道246号の旧道にあたる)を越える。
旧大山道鶴瀬橋のうえから上流側

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左岸(写真右方)側が横浜市瀬谷区から、正面に写る白い壁3階建ての家のあたりで東京都町田市になる。右岸側は引き続き大和市。いよいよ都県境の川となる。
左岸町田市側を進み鶴間公園近くから対岸、大和市の松の久保公園を望む

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境川はかつて蛇行が非常に激しい川で大雨の際に水害が多発していたため、流域のほとんどで河川改修工事により河道の直線化がなされた。このあたりも蛇行した川の流れをまっすぐにし、かつての流路を埋めて公園などとして整備した。そのひとつが写真正面の公園である。
Wikipedia境川の項目に以下の記述がある。

(境川は)かつては激しく蛇行しており、たびたび洪水を引き起こしたために河川改修が行われ、相模原市緑区橋本付近よりも下流では拡幅とともに流路の直線化が行われた。ところが、左岸の町田市と右岸の相模原市の間では旧流路に合わせて設定された市境(都県境)の調整作業が殆ど進まず、互いに「川向こうの飛地」を多く抱えている。2000年代に入ってからこれらの飛地解消のための調整作業が行われているが、管轄自治体の変更は居住者の同意が必要であることから進んでおらず、飛地解消の目処は立っていない。

また、町田市に入ると境川自転車歩行者専用道路(境川ゆっくりロード)が整備されていて、藤沢、大和同様とても歩きやすくてありがたい。
公園のすぐ先に大きなアーチ型の水管橋があり、その先を東急田園都市線が通る。

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田園都市線は写真右側へ行くとほどなく南町田駅
水管橋は手前1本が神奈川県内広域水道企業団、向こう3本が横浜市水道局のもの。向こう3本分のだけ解説板がある。

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この水管橋についてはかつて「横浜水道みち」を歩いたときにも記録している。そのときのノートへのリンク

 

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 国道16号大和バイパス・境川高架橋

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鶴間橋手前で護岸工事中

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向こう左岸側歩道が通行止めという表示が手前にあったので右岸を歩いていた。
この先の鶴間橋は神奈川県道・東京都道56号が通る。しかし神奈川県道・東京都道56号が通る鶴間橋は同じ境川のこの下流側にもある。同じ名称の道路に同じ名前の橋が2か所って、間違いのもとにならないのだろうか?
この先は住宅地がずっと続き、しばらく行くと右岸は大和市から相模原市南区となる。ちなみに左岸はこの先源流まで町田市(一部流路変更の跡が相模原市として残っているところはあるが)。
都営金森1丁目アパートの先で

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町田の繁華街に近くなって高い建物もふえてくる。
向こうの橋は境橋

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さらに街中に入ってくる。かつては境橋から右側へ少し行ったところに国鉄横浜線の原町田駅があった。(今はもっと先の小田急線の近くにJR町田駅がある。)
谷口(やぐち)橋のうえから上流小田急線方向

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橋の右側はヨドバシカメラをはさんで現在のJR町田駅。その向こうが町田の繁華街。
小田急線の橋を越えて

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川の向こうは商業ビルも多くにぎやかだが、こちら側は建物も少なかったりする。この写真の後ろ側も雨水の遊水池だったり。
この先しばらく横浜線と並行する。

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向こうの赤い橋は森野橋、手前は榎堂橋。右側を横浜線が通る。
その先、相模原市側には小さな公園風の親水施設があり、河原にも下りられるようになっている。

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この付近、両側に木がはえて森のようになっていて気持ちが良い。
横浜線の高架をくぐり、その先はまた住宅地が続き、その中を少し細くなった川が流れる。
境川橋と境川住宅(右側団地) 町田市木曽東2丁目付近

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さらに遡って、町田市木曽西2丁目付近

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対岸は相模原市中央区淵野辺本町5丁目。南区から中央区に入っている。
両国橋のうえから下流側(町田市矢部町と相模原市中央区淵野辺本町2丁目間)

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共和橋を望む

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境川自転車歩行者専用道路(境川ゆっくりロード)は現在のところ、この橋までが整備済み区間となっているようだ。確かにこの先は歩道はあるものの未舗装であったり狭かったりとなる。
常矢橋を望む

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町田市常磐町と相模原市中央区上矢部の間に架かるので一文字ずつとって常矢橋。前にもこの命名パターン、書いた記憶がある。
上中村橋から下流方向

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このあたりの流れ、昔の地図を追うとすさまじいまでに蛇行していたようだが、いまや一直線である。
大正橋のうえから下流方向、昭和橋がみえる

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そして昭和橋の向こうには平成橋がある。
赤い坂本橋と上は京王相模原線の高架

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本日の離脱地点に到着した。ここから京王線多摩境駅へはほど近い。
多摩境駅ホームから

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この日の歩いた距離は22.6km。
次回は源流まで行けそうだ。

続きはこちらからも

 

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