散歩の途中

iPhoneもって散歩しながらいろいろ観察したノート

湘南の裏庭を歩く 藤沢湘南台から茅ヶ崎、寒川、平塚を通って伊勢原

湘南のイメージは海だと思うけど、今回は海の見えない湘南を歩いて最後は伊勢原まで。カテゴリーは「里山をあるく」だ。「里山」の定義ははっきりしないけど、茅ヶ崎里山公園も通過しているし、田んぼや畑の多いところも結構通ってきたのでまあこの分類で良しとする。
海からは少し離れた、湘南の裏庭の景色はどんななのか。

湘南の裏庭行程

スタートは藤沢市湘南台。スタート地点からして湘南の台(地)である。

湘南台駅

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ここは特に大きな街というわけではないけど、慶応大学をはじめとしていくつかの大学キャンパスへのアプローチだったり、駅も小田急、相鉄、横浜市営地下鉄の3つの路線が通っていて通勤通学にも便利そう。なんとなく良いイメージの街。(個人の感想です)

駅前の通りを西へ、引地川付近

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駅周辺はわりと最近開発され発展してきた住宅地で、マンションや戸建住宅が並ぶ。

そこからさらに西側はいすゞ自動車と関連の工場、物流拠点で、工業団地的な趣きになる。
工場地帯を通過

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工場地帯をぬけると古くからある家や畑、林などが混在した地域に入っていく。
竹林と細い道の下り坂(藤沢市遠藤)

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坂を下り、古い長屋門の残る家の前を通った先にはお寺。
宝泉寺の山門手前から

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ここは1519(永正16)年に開創された古い寺院で、当時は境内も広大であったが、1923(大正12)年の関東大震災ですべての建物が倒壊してしまったとのこと。

お寺の先へ進むと小出川の流れに出会う。
小出川、小出橋から下流方向

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ちょうどこの川の流れがこの付近では藤沢市(右側)と茅ヶ崎市(左側)の境界になっている。しばらく川に沿って下り、茅ヶ崎市側へ入る。このあたり茅ヶ崎市ではいちばん北部にあたる地域だ。

丘へのぼる坂道の途中には神社。
腰掛神社

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神社の隣が県立茅ヶ崎里山公園。典型的な谷戸地形の一帯を周囲の丘も含め、あまり手をいれない形で公園としている。なかには田んぼや畑、森などがあって子供の自然体験サポートをおもな目的としているようだ。と言っても通ったときはおじさんバードウォッチャーやお年寄り散歩がメインで子供はあまり見かけなかった。
公園内の池や湿地など

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昔の農家風の建物が再現されている「谷(やと)の家」

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公園の畑

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あちこちに畑はあっていろいろなものが植えられていた。学校の体験学習などで使っている畑なのかな、ちょっと雑草が伸び気味の畑もあったけど。
里山公園を谷側から丘の上へ縦断してきた。結構広い公園だ。

公園を出るとまた西の方向へ進む。公園の外も谷戸地形の下に小さな川が流れ、田んぼや畑があるという風景。こちらはちゃんと農家が管理している田畑。
茅ヶ崎市行谷付近の谷戸

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そのまましばらく進むと開けた場所に出てきて、再び小出川にぶつかる。
小出川に架かる一ツ橋

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ここが茅ヶ崎市と寒川町の境界。Googleマップで調べた小出川沿いの道が実は草ぼうぼうで通れず、しかたなく県道を歩いているところである。

一ツ橋から小出川上流方向

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橋を渡ると寒川の住宅地のなかをしばらく歩く。
安楽寺境内の庭池

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街の商店街のそばに安楽寺というお寺があって、その横に道路からも覗けた池、寺の前庭。境内はどこもとてもきれいに手入れされている。
安楽寺は寒川最古の寺院で養老年間(717~723)に建立されたらしいとのこと。717年だったらことしで1300年じゃないですか。

JR相模線を渡る

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向こうは寒川駅

寒川駅周辺の住宅地をさらに歩いて行くと目久尻川にぶつかる。
目久尻川沿いの歩道から鷹匠

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何か月か前に目久尻川をさかのぼったとき通った場所である。今日は橋を渡ってそのまま県道を西方向へすすむ。

目久尻川の西側には圏央道をはさんですぐ相模川が流れている。この先神川橋(かみかわばし)で相模川を渡る。
神川橋へのアプローチ

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上を横切るのが圏央道首都圏中央連絡自動車道というのが正式名称なのかな)

神川橋上から相模川と寒川取水堰

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寒川取水堰は神奈川県内で使う上水道の水を取るところ。県内の結構多くの人がここで取水された水を使っている。もちろん浄水してからです。

橋を渡ると寒川町から平塚市にはいる。藤沢市から寒川町にかけて、歩いてきたところは台地があったり谷があったりと、細かく起伏がある地形だったけど、平塚市にはいると相模川の沖積地、起伏がなくなりべたーっと平らになった。
平塚市横内付近

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平らな低地に田んぼが連なる。田植えが終わってこれから稲が伸びてくる頃。

同じ地区で田んぼと東海道新幹線

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新幹線で防音壁のない場所はめずらしいのではないかと、列車が通過するのを待ち構えて撮ってみた(実はすぐにやってきた)。構図はもすこし工夫必要ではある。

新幹線の下をくぐって、その先で川を渡る。
土安橋(どあんばし)から渋田川

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十輪寺(平塚市大島)

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本堂を囲むようにそろえて刈られた生け垣(?)がおもしろかったので一枚。このお寺の駐車場になっているところに水準点、標高8.936mの標識あり。

もう少し西へ歩いて行き県道を越えるとまた一面田んぼの風景となり、向こうには大山(雲がかかっていてこの日は全体が見えない)や周辺の山が近くに見えてくる。
田んぼとその向こうに山

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田んぼの真ん中の用水路の合流

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このあたりが平塚市伊勢原市の境界地点。近くを小田原厚木道路が通っていて車の音が響くけど、それ以外はのどかな場所。

その小田原厚木道路の下を用水といっしょにくぐって渡る

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くぐった先もまだ田んぼと畑がつづく

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落花生の畑もあって黄色い花が咲いていた。
花が咲いている落花生

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はじめて花を見たついでに、この花が実になる過程というのを調べてみたのだけど、おもしろい。豆ってだいたい茎の途中になるものが多いけど、落花生って土の中になる。そのへんあまり考えたことがなかった。
落花生の花が受粉してしぼむと花のもとのほうに子房柄(しぼうへい つまようじのようにみえる、茎みたいな根みたいな)というものが伸びてきて、それが地面に突き刺さり、やがてその先に落花生の実がふくらんで大きくなるのだそうだ。説明は以下のリンクが簡潔でよさそう。

落花生の成長 (千葉県八街市HP)

落花生と言えば千葉が有名だけど、このあたりでも結構作っている。

ピーナッツ畑の向こうはそれほど高くはないが台地

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相模川を越えてからずっと平らな地域を歩いてきたけど、また台地が迫ってきた。伊勢原台地などとも呼ばれる丘陵。
坂を上がると伊勢原市の市街地も近く、ほとんどの地域は住宅地となる。伊勢原駅を目指して住宅地のなかを歩く。

本日のここまで地点、小田急伊勢原駅にて

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伊勢原というと大山登山の玄関口という印象が強いのだが、登山口と反対側に出て少し行けば湘南の海もある平塚市と考えると印象も変わってくる。今回はいわゆる湘南の裏側ばかり歩いて海はいっさい見ていないんだけど。
でも今回のコース、風景はたしかに地味ではあったけど、歩いた本人は満足でありました。