散歩の途中

散歩の途中で観察記録、その後少し調べて書くノート

横浜市一周 #4 栄区笠間(大船駅)から金沢区六浦東まで

横浜市一周その4、スタートは前回終点とした大船駅。ここから鎌倉市との境界を東に進み、鎌倉アルプスのハイキングコースで知られた天園などを通過し、朝夷奈切通を通ってから逗子市の池子方面へ。さらに六浦で横須賀市との境界をむかえ、六浦東、追浜まで歩いた。ゴルフ場や米軍施設で大きく迂回しなければならないところもあり、境界線上に道がなくて辿れないなど、丹念に市境界をトレースすることはできなかったが、今回もいろいろバラエティに富んだところを歩くことができた。
#4行程

本日の出発点はJR大船駅笠間口

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駅のホーム下を砂押川という川が流れていて、そこが横浜市鎌倉市の境界。駅を出てその川沿いに歩きはじめる。大船郵便局のところで境界は川から上がって住宅地のなかに入り、道路の上も通るところがあるので辿れるところは辿る。
市境界上の道路(栄区笠間5丁目、鎌倉市岩瀬1丁目境界付近)

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あちこち折れ曲がりながら歩くと、鎌倉女子大の先で境界は丘の上にあがっていく。
栄区公田町で

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右側の崖の上を境界が通る。こちらは近くの道路を歩くが、この先で道路も丘の上へとあがる。
住宅地の中から丘の尾根部分へ上がっていく

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尾根筋に通る歩道に出る

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こんな道筋はGoogleマップでもそこそこ出てくるが、OpenStreetMapで調べると詳しい。(ここもOpenStreetMapで知ったもの)
荒井沢市民の森を目指す

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右下に市境界の石標が四角い頭を出している。
荒井沢市民の森からは片側に鎌倉パブリックゴルフ場の敷地になる。
鎌倉パブリックゴルフ場

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このゴルフ場と隣の鎌倉カントリークラブゴルフ場の間を市の境界が通る。ここで大きく迂回しなければならない。
境界と反対側の桂台方面へ下りる

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桂台から野七里の住宅地を通り、栄プールまで行き、急な階段を上がる。
栄プール前

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階段途中から栄プールの建物

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上り切るとまた歩道となる

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この歩道を先へ進むと天園ハイキングコースの道筋に出会い、天園に着く(天国ではない)。そして横浜、鎌倉市境界線も。
天園(六国峠)

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天園から鎌倉市街地方面を望む

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この付近が横浜市境で、というより横浜市内の最高地点。標高は159.4m。
横浜市内最高地点の案内板

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ここから先しばらく、2ヶ月くらい前にも通った道を再び通る。

miwa3k.hatenablog.jp

 境界の尾根道をしばらく進むと市境広場に
市境広場から北西方向を望む

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ここからまた市の境界になるべく沿って進もうと、OpenStreetMapで知った、南へ向かう道へ入る。横浜横須賀道路の朝比奈IC近くの朝比奈交差点付近に出る予定だ。
朝比奈交差点近くへ向かう道

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歩道ぎりぎりまで削られている地点

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反対側から

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下に写っている車の大きさから崖の高さを想像してほしい。滑り落ちたらただじゃ済まない。正直ここはひるんだ。(結局渡ったのだけれど、この状態で放置しておいて問題ないのだろうか。グレー案件。)
通った先はまた普通の歩道で、その先は県道に階段で下りる。この県道(神奈川県道204号金沢鎌倉線)、朝比奈交差点から朝比奈峠にある鎌倉霊園の入口までは歩道がない。この区間はヘアピンカーブの連続する峠道で、ダンプやトラック、バスなど大型車の通行も多く、普通自動車はひっきりなしに通る。
市境広場から朝夷奈切通を目指したこの区間、通る道の選択を誤ったようだ。
峠が市境界で鎌倉市側は歩道がある。

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十二所まで下りて、さらに朝夷奈切通を通る古い道にでる。
太刀洗水の湧水

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朝夷奈切通の解説板

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三郎の滝

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父は鎌倉幕府侍所別当和田義盛、母は巴御前とされる、朝比奈三郎義秀の名から来ている。
切通の坂道

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太刀洗川の源流部、水の流れる場所がなくて道のうえを流れている。このあたりはいつもぐちゃぐちゃです。
朝夷奈切通峠部の仏像レリーフ

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峠部分が横浜市鎌倉市の境界になるが、切通とはほぼ直角に交差している。切通の道は十二所からここまで上り、ここから下り。
切通っぽい写真がなかったのでほかの日から借りてきた。

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熊野神社への分岐

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この日は切通を全部歩かず、ここで折れて熊野神社方向へ。
熊野神社への道

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神社下へ

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このあたりに逗子池子方向へ向かう道があるはずなのだが、なかなか見つからない。神社の階段を上がって、本殿の裏側へ上がっていく道がそれだった。
熊野神社本殿後ろ側から

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横浜市鎌倉市境界を逗子方向へ行く道の存在を今回はじめて存在を知った(これもOpenStreetMapによる)。道は細いものの荒れてはおらず、通る人はある模様。
その道の途中から(どっち方向を撮ったのか失念)

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「六浦方面」へすすむ

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もうすぐ逗子市との境界というところで米軍施設に阻まれる。
米軍池子住宅、海軍施設との境界

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中へ入れないのでフェンスに沿って迂回。
海軍標石

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藤沢の横須賀水道路にもあったやつ。こちらは海「軍」の文字も刻まれている。ここは第二次世界大戦前、旧日本海軍の航空廠補給部池子工場(逗子市域)と工廠造兵部谷戸田注填場(横浜市域)であった。
米軍施設を回り込み、市境界からはだいぶ離れてしまったが、横浜横須賀道路のトンネル上を越えて金沢区東朝比奈の住宅地に出てくる。
住宅地へのアプローチ

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東朝比奈の住宅地からさらに下へおり、京急逗子線の線路に突き当たったら逗子方面へ行き、線路を越える。
京急逗子線線路と向こうは米軍施設のなか

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上を横浜横須賀道路がクロスしているが、その東側へ出て六浦南5丁目(コモア六浦)の公園近くへ出る。ここに階段があるので上ると再度横浜横須賀道路を越える陸橋に出る。
陸橋のうえから

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さらに行くと六浦霊園をかすめた先で横浜市、逗子市の境界にぶつかる。長い迂回だった。
そのまま真っ直ぐ行ってしまうと逗子高校、神武寺方面へ出てしまう。「鷹取山方面」という小さな標識に従い尾根に上がる道に折れる(ここ分かりにくい)。逗子市環境クリーンセンターの裏を通るところまで道は細くてアップダウンが激しいが(想像だが、クリーンセンターを造ったときに歩道を付け替えたように思える。)、その先は妙に落ち着く。
途中分岐があるが、そこが横浜市、逗子市、横須賀市の3市境界点。鷹取山方向には行かず、横浜、横須賀境界へ。
尾根上から追浜、夏島方面を望む

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野島、八景島方面を望む

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いったん住宅地へ下りると今度は舗装された歩道になった。
宅地造成で山道を舗装したのだろうか。

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突然石柱

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「横須賀軍港境域標」と書かれた境界標石。1900(明治33)年に海軍省によって建てられたものらしい。文字通り、ここが軍港の境界であることを示している。ちょうど向こう側が横須賀市
さらに坂を下りると京急本線の下をくぐり、国道16号に突き当たる。
国道16号金沢区六浦東3丁目付近)

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市境は尾根伝いにさらに海側へ伸びているが、今回はここまでとする。
京急線線路上に横須賀市横浜市金沢区境界標

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線路上にあるのを見つけたのははじめてかもしれない。
横須賀市側へはいって追浜駅

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本日歩いた距離は20.0km。横浜市最高地点も通ったし、アップダウンも結構あった。天気がよいと日焼けするようになってきた。
次回からは横浜市の海沿いを歩くことになる。