散歩の途中

散歩の途中で観察記録、その後少し調べて書くノート

2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

目久尻川から芹沢川へ歩く 相模原台地から流れ下る川その2

相模原台地から流れ下る川、その2つ目として目久尻川(めくじりがわ)を歩いた記。河口から、今回は源流近くで目久尻川と合流している芹沢川(せりざわがわ)へ途中から入り、そちらの源流の様子を観察してみた。目久尻川と言っても、有名な川ではないので流…

国鉄相模線寒川支線跡を歩く 《プチ・ノート》

1984(昭和59)年3月まで国鉄相模線、いまのJR相模線には、寒川から分岐して西寒川に至る支線が存在した。いちばん最初に線路が敷かれたのは1923(大正12)年に相模鉄道によってで、相模川河原の砂利を運搬する貨物線だった。戦時中に西寒川近くの軍需工場などで…

引地川を歩く 相模原台地から流れ下る川その1

東京の山の手から多摩地方には、大昔の多摩川の流れによって形成された武蔵野台地があって、現在はそこから多くの河川が流れ出している。そのうちの神田川、善福寺川、石神井川には、源流から、あるいは流路の途中に、湧水によってつくられた比較的大きな池…

大磯・高麗山、湘南平から鷹取山を経て秦野へ歩く

JR大磯駅から旧東海道を平塚方面へ進み、高来神社裏から高麗山へ上がる。八俵山、浅間山と尾根伝いに湘南平(千畳敷)に出てから北側に下り、東の池を経由して鷹取山に登る。さらに反対側に下って平塚市北西部の里を歩き、中井町をかすめて秦野盆地に至る、…

目黒川から烏山川へ その2 烏山川を歩く

目黒川は烏山川と北沢川の合流地点からはじまる。その1は河口から合流地点までのノート、その2では合流地点から烏山川をさかのぼって烏山川源流までのノートになる。烏山川(からすやまがわ)の名前について調べると、世田谷区内をかつて流れていた川と出…

目黒川から烏山川へ その1 目黒川を歩く

目黒川から烏山川へさかのぼって歩いた。1日で歩いたのだが、ノートは2つに分けた。その1は目黒川編。目黒川は河口が天王洲付近にあり、大崎、五反田、目黒と山手線と山手通りの間を北上し、中目黒を通って大橋(池尻)に達する。ここで国道246号と交差する…

東京の荒川を歩く その2 小菅から笹目橋

前回その1では荒川河口より下流、人工埋立地となる葛西臨海公園の西の端から歩き出して、長い橋を何回か渡り、荒川と中川、荒川と綾瀬川の真ん中にあって、2つの川を隔てる堤防のうえで、左右両側に2つの川が並行して流れる珍しい風景を見ることもできた…

東京の荒川を歩く その1 葛西臨海公園から河口を経て小菅

荒川の源流は埼玉県奥秩父、甲武信ヶ岳にあって、秩父山地の多くの支流を集めて流れ下る。秩父市や熊谷市などを経て川越市で入間川と合流し、戸田市、和光市の境界を過ぎると東京都と埼玉県の境界を流れるようになる。そして北区の岩淵水門で隅田川を分流し…

寄へ行く

このタイトルだけでは何もわからない。「寄」と書いて「やどりき」と読む。やどりぎ、やどろぎという言い方もあるらしい。神奈川県の西部、足柄上郡松田町の北部にある地名で、60年ほど前に松田町と合併する前は寄村(やどりきむら)という村だった。松田町…