散歩の途中

散歩の途中で観察記録、その後少し調べて書くノート

2018-01-01から1年間の記事一覧

野川の旧流路と入間川を歩く

今回は野川の昔の流路と入間川(いりまがわ)の2つの川、1つは”元”川ですが、をたどって歩いた記録です。 武蔵野台地の南側、国分寺崖線に沿って流れる野川は、調布市・狛江市境界付近から下流側の流路は現在と異なっていました。狛江市最北部から真南へ市中…

鈴川(大山川)を下って歩く

大山阿夫利神社まで行った日の後半に、大山付近では大山川(おおやまがわ)とも呼ばれる鈴川を下って歩きました。鈴川(大山川)は大山の中腹、二重の滝付近に源を持つ川で、大山の参道沿いに流れ下ります。 阿夫利神社下社境内から参道の階段を下りたところで…

田村通り大山道を歩く その2 伊勢原から大山阿夫利神社

東海道から藤沢宿の西、四ツ谷で分岐し、田村の渡しで相模川を越え、伊勢原に入り、大山に向かう道が田村通り大山道です。ちょうど現在の小田急線伊勢原駅とこの大山道が交差しているので、前回は藤沢から伊勢原駅まで歩いて留め置きとしていましたが、約2ヶ…

府中用水 その7 二ヶ村用水、根堀川

今回その7では、新田川の流れをおもに引き継ぐ二ヶ村用水、湧水を源とする自然河川に三ヶ村用水、二ヶ村用水の末流が加わり、多摩川に合流する根堀川を取り上げます。今回でいったん府中用水はひと区切りです。 いつものように地図には写真を撮った位置をマ…

府中用水 その6 妙光院下水系、三ヶ村用水

今回その6は、かつて本流の一部だった妙光院下水系、もうひとつ三ヶ村用水を取り上げました。 地図には写真を撮った位置をマークしています。マップ中のマークアイコンをクリックすると出てくる番号がノート内の写真番号になります。府中用水その6 ◆妙光院…

川崎臨海部の鉄路に沿って歩いてみた

今回は小品、プチ・ノートです。あまり目的を持たずに歩いていた、つまり散歩ですが、あとから見返すといつの間にか線路沿いを移動していて、また、途中まででやめちゃったりするので大雑把なんですけど、こんなタイトルつけてまとめてしまいました。 今回は…

国府津から曽我丘陵と渋沢丘陵を歩く

東海道の国府津から曽我丘陵に入って高山、不動山、浅間山と縦走、大井町の赤田から東名高速の北側へ出て高尾へ、南側から渋沢丘陵に再び上がり、八国見山を経て渋沢へと歩きました。 曽我丘陵~渋沢丘陵足あと 毎年11月から12月にかけて、みかん畑の鮮やか…

鷹取山から神武寺、二子山、長柄桜山古墳群、そして逗子へ歩く

海に近い平地から標高およそ200mまで、上って下りてを繰り返し、ちょっとした里山を歩いてきました。 今回のコースは、タイトルのとおりではありますが、まず横須賀市北部の鷹取山へ、そこから尾根伝いに神武寺、いったん平地に下りてから逗子と葉山の境界に…

府中用水 その5 新田川、雑田堀

今回は府中用水本流(市川)から分岐する新田川(しんでんがわ)と雑田堀(ぞうだぼり)を取り上げました。 今回も地図には写真を撮った位置をマークしています。マップ中のマークアイコンをクリックすると出てくる番号がノート内の写真番号になります。 府…

府中用水 その4 下の川、本流(市川、旧妙観堀)

府中用水その4は下の川、新田川を分岐した下流側の本流(市川)とその先府中本町からの旧妙観堀を取り上げました。 今回も地図には写真を撮った位置をマークしています。マップ中のマークアイコンをクリックすると出てくる番号がノート内の写真番号になりま…

府中用水 その3 本流、谷保分水

その1、その2の続き、というより流れを変えての3コマ目です。 今回も地図には写真を撮った位置をマークしています。マップ中のマークアイコンをクリックすると出てくる番号がノート内の写真番号になります。過去分のマークはわけがわからなくなるおそれが…

柏尾通り大山道を歩く その2 相模川戸田の渡しから上粕屋石倉

柏尾通り大山道、前回の続きになります。この日は相模川戸田の渡し、現在の地名では海老名市門沢橋(かどさわばし)から相模川を渡り、厚木市南部をぬけ、伊勢原市下糟屋で青山通り大山道に合流してそのまま上粕屋・石倉まで行きます。石倉は田村通り大山道と…

柏尾通り大山道を歩く その1 東海道柏尾不動坂から相模川戸田の渡し

田村通り大山道を歩き中、現在伊勢原で留め置きとなっていますが、新たに柏尾通り大山道を歩き始めました。昔の大山詣でには使えなかった技です。 柏尾通り大山道は東海道保土ヶ谷宿と戸塚宿の間、といっても戸塚宿江戸方見附より1キロ弱江戸寄り、現在の横…

府中用水 その2 矢川、清水川

今回その2では、国立市内の湧水を源として府中用水に注ぐいくつかの小川をたどって行きます。 府中用水・関連地図 その1でも使用した地図にその2分を加えました。写真を撮った位置を地図中にマークしています。マップ中のマークアイコンをクリックすると…

府中用水 その1 取入口周辺、根川、緑川

府中用水を、その周辺も含めてあちこち歩いてみようという気になりました。今回はその1回目、府中用水に多摩川の水を引き込むための取入口周辺の記録です。多摩川本流から分かれた流れと取入口直前で合流する「根川」と、直接の関係はないのですが、府中用…

横浜・港北ニュータウンを歩く 都筑緑道の長すぎる散歩(2/2)

前回の続き。都筑緑道南コースから北コースへ連絡するところからだけれど、特記事項ないので間は省略して、北コースのスタート「ふじやとのみち」入口へ。 横浜都筑緑道・足あと 今回は経路途中の(より北側の)黄色マークから赤マークまで。 前半部はこちら m…

横浜・港北ニュータウンを歩く 都筑緑道の長すぎる散歩(1/2)

横浜都筑区に広がる港北ニュータウン、その中には整備された長い緑道があり、車の通行から分離された専用の歩道を含めるとその距離は相当なものになりそう。(区役所ホームページによれば緑道の総延長は15㎞)今回はニュータウン内の緑道、公園間をつなぐ歩…

田村通り大山道を歩く その1 東海道藤沢宿から伊勢原まで

大山道(おおやまみち・おおやまどう)歩き、はじめました。手始めは田村通り(たむらどおり)大山道。 まず大山と大山道についてごく簡単に。 神奈川県、丹沢山地東部にある大山は阿夫利山、雨降山(いずれも、あふりやま)とも呼ばれ、阿夫利神社が祀られてい…

横浜港北 太尾堤緑道・新田緑道は何からできていたか

次にどこを歩こうかと地図を見ていてふと見つけた、鶴見川をはさんで東西に並ぶ緑道2つ。今回は行き当たりばったりで現場へ出かけ、「この道は何なのだ」かを観察。帰ってから少し裏付けをとってノートにまとめてみた。そんな大げさなものじゃないっす。 最…

江古田川を歩く 千川上水中新井分水から妙正寺川合流まで

江古田川(えごたがわ)は現在の練馬区豊玉南3丁目、学田公園周辺に存在した沼地または池が水源とされ、大体東方向へ流れ、中野区内で妙正寺川に合流する、長さ約3.5㎞ほどの川である。かつての中新井村を流れていたことから、練馬区内では中新井川とも呼ばれ…

多摩川を歩く その6 沢井から奥多摩氷川(2/2)

「沢井から奥多摩氷川(1/2)」のつづき。鳩の巣大橋から上流へ、鳩の巣渓谷に向かうところから。 多摩川その6・足あと 前回その6(1/2)のノートはこちら 古いけど幅の広い鳩の巣大橋を渡って、しばらく先へ進むと雲仙橋(うんせんばし)に出る。雲仙橋 こちら…

多摩川を歩く その6 沢井から奥多摩氷川(1/2)

『久しぶりに多摩川を歩いてきたので』と”その5”のノートを記してから1年3ヶ月、今度もまたずいぶん間が開いてしまったけれど、前回の続きとしてさらに上流に向かって歩いたので”多摩川を歩く その6”を追加したい。写真をたくさん撮ってきたので、今回分は…

小鮎川を歩く 3つの沢が集まって川がはじまる場所へさかのぼる

神奈川県清川村、丹沢山地東麓の多数の沢、小河川の水が集まり、清川村煤ヶ谷付近から名称が小鮎川(こあゆがわ)となって流れ下り、厚木市に入って荻野川を合わせ、厚木市街地近くで中津川とともに相模川に合流する。延長は13.8㎞(厚木市資料)。 今回、相模川…

相模原の姥川を歩く

前回、鳩川のノート、足あと地図にも出していたので容易に想像がつくが、鳩川を歩いた2日目前半に支流でもある姥川(うばがわ)を歩いた。 姥川・鳩川足あと <前回鳩川その2のノートにも使用> 足あと地図中のアイコン、姥川・鳩川合流点から姥川最上流部ま…

鳩川を歩く 2/2 鳩川分水路から源流へ

相模原市内の鳩川をさかのぼり中。 前回その1最後は、鳩川分水路まで来ていた(再掲) 川幅の広い鳩川の水はここですべて段丘崖下を流れる相模川に放流されてしまうことがわかった。 鳩川分水路より下流の、小川のように変わってしまった鳩川の水(再掲) …

鳩川を歩く 1/2 相模川合流点付近から遡って鳩川分水路

今回の川歩きは鳩川(はとがわ)。相模原市緑区大島の大島団地付近が源とされ、相模原台地上を流れて姥川、道保川などと合流し、海老名市河原口付近で相模川に合流する。埼玉県にも同じ名前の川があるそうだが、今回は神奈川県内の鳩川を相模川合流点付近から…

旧藤野町、旧秋山村 甲相国境あたりを歩く

2007年までは神奈川県津久井郡藤野町、いまは神奈川県相模原市緑区の一部。2005年までは山梨県南都留郡秋山村、いまは山梨県上野原市秋山。今回は甲相国境、つまり山梨県と神奈川県の県境あたりをぶらりと歩いてみた。 スタートはJR中央線藤野駅 滅多にない…

浜街道を歩く その3 原町田から八王子

八王子と横浜を結んだ、またの名はたくさんあるけど”浜街道”。前回は原町田、現在の町田駅近くの繁華街に到着。いったん出直して2日目は八王子を目指して進む。 浜街道足あと その3はえんじ色のライン 前回の離脱点5差路(2017年8月撮影) いい絵がなかったの…

浜街道を歩く その2 芝生追分から原町田まで

八王子と横浜を結んだ、またの名はたくさんあるけど”浜街道”。前回、横浜港を出発して横浜市西区と保土ヶ谷区境界に位置する、芝生(しぼう)追分までやってきた。 続きを歩く。浜街道足あと・横浜港ー町田は青色のライン 芝生の追分が八王子街道のはじまる地…

浜街道を歩く その1 横浜港から芝生追分

日本全国に”浜街道”と呼ばれる街道はたくさんあるようだ。今回歩くのは、現在の東京都八王子市と神奈川県横浜市を結んだ”浜街道”。 この道にはほかにもいろいろな呼び名があって、神奈川往還、武蔵道、絹の道、横浜側では八王子街道とも呼ばれるとWikipedia…