散歩の途中

散歩の途中で観察記録、その後少し調べて書くノート

埼玉

新河岸川を上流から歩く その4 志木いろは橋から都県境白子川合流まで

新河岸川を上流から歩いて志木市に架かるいろは橋まで来ました。ここではすぐ隣りを柳瀬川が流れ、合流します。新河岸川(右)と柳瀬川(左)合流点を下流の富士下橋から 新河岸川がいろは橋、柳瀬川やや奥に栄橋。中央で工事中は志木市役所といろは親水公園。 …

新河岸川を上流から歩く その3 川越不老川合流から志木いろは橋まで

新河岸川最上流に位置した仙波河岸から不老川を合流して水量もやや増加し、続いて川越五河岸と呼ばれた5つの河岸場跡を通過します。新河岸川は元々『内川』などと称されていましたが、河川改修により江戸との間に舟運がはじまり、川越郊外に設けられた川越…

新河岸川を上流から歩く その2 一級河川起点から不老川合流まで

その1で無名の水路から一級河川新河岸川起点と定められた地点まであるきました。その2でようやく新河岸川起点からのスタートとなります。 前回の再掲・新河岸川起点石標。ここが起点 起点から下流側を見て〈これも再掲〉 前方は八幡橋。 そのたもとへまわ…

新河岸川を上流から歩く その1 無名の水路から一級河川新河岸川起点までと西武安比奈線遺構を少し

新河岸川を歩きました。この川は埼玉県川越市に起点があり、大体南東方向に流れて東京都北区で隅田川に合流します。最初その1は最上流部、まだ新河岸川と言えない部分をたどります。 現在の新河岸川起点よりも上流側には、入間川のいくつかの堰で取水された…

野火止用水を歩く 用水本流末端・引又宿

今回の野火止用水は前回の暗渠歩きと同じ日ですが、場所と雰囲気を少し変えて本流の流末に位置する引又(ひきまた)宿と周辺を巡ります。 引又は志木の昔の呼び名で、新河岸川の舟運や引又街道(志木街道、かつての奥州街道の一部とも)の宿場、商業物流の拠点…

野火止用水を歩く 下流の暗渠水路を辿って

今回は野火止用水の暗渠歩きです。 野火止(のびどめ)用水は江戸時代前期明暦元年(1655)に玉川上水の分水として開削され、現在の東京都小平市から埼玉県新座市野火止を通り、志木市内で新河岸川に落とされる長さ24㎞の用水路で、かつては飲料水や田畑灌漑用水…

荒川を歩く その13〈右岸〉高尾橋(北本)から荒川大橋(熊谷)

荒川を歩くシリーズその13は、その10の続きです。 前回その9、10では川越市から川島町、吉見町とさかのぼって歩きましたが、右岸側はやや交通が不便なので一旦左岸へ出て行き来します。今回もスタートは左岸側のJR高崎線北本駅から。荒川を渡る高尾橋までは…

荒川を歩く その12 〈左岸〉御成橋(鴻巣)から熊谷荒川緑地

荒川を歩くシリーズその12は、その8の続きとなります。あちこちを不定に歩いている状態で、どの回とつながっているのか自分でもよくわからなくなってしまいました。でも、すき間(歩いていない)区間ができないようには気をつけてます。 今回はその8の目的…

ふり返りの水路あるき 玉川上水とその分水路

川をよく歩きますが、人工的に開削された水路も歩きます。水路歩きのカテゴリーが『水のみちをあるく』です。東京の代表的な水のみち、玉川上水は川、水路歩き最初の頃に歩きました。 江戸時代前期1653(承応2)年に開かれた玉川上水は現在の羽村市、多摩川に…

荒川を歩く その11〈左岸〉戸田公園から上江橋(さいたま西区)

2021年5月に歩いた記録。埼玉県戸田市、戸田公園からスタートしてさいたま市西区、上江橋(かみごうはし)手前まで荒川左岸を遡ったノートになります。 荒川前回の《その10》からはだいぶ下流に戻って歩き直している形。〈穴埋めですnya〉戸田公園から幸魂大橋…

荒川を歩く その10 〈右岸〉太郎右衛門橋(川島町)から高尾橋(北本)

荒川・入間川右岸、川越市の上江橋から上流へ歩き始めた日の後半です。川島町(かわじままち)・太郎右衛門橋から先へ、続けて荒川右岸をさかのぼります。 太郎右衛門橋上流側 右端が橋梁手前、横堤の取り付け道路部分、通る道路は埼玉県道12号(川越栗橋線)…

荒川を歩く その9 〈右岸〉上江橋(川越)から太郎右衛門橋(川島町)

引き続き埼玉県内の荒川を歩いております。その9ではいったん下流に戻り、右岸側に移って上江橋(かみごうはし)から再びさかのぼります。上江橋は荒川、入間川(といくつかの小河川)を一気に跨ぐ全長1609.9mの長い橋梁です。今回は橋の西詰に出てスタートし…

荒川を歩く その8 〈左岸〉太郎右衛門橋(桶川)から御成橋(鴻巣)

前回の続き。荒川左岸をさかのぼって歩き、桶川市と川島町の間に架かる太郎右衛門橋からです。 太郎右衛門橋を下流側から よく見るとその向こうにも同じような橋が架かってます。 そちらへ近づいて。圏央道荒川橋(荒川渡河橋) 首都圏中央連絡自動車道(圏…

荒川を歩く その7 〈左岸〉 上江橋(さいたま西)から太郎右衛門橋(桶川)

前回荒川を歩いたのは去年の10月、さいたま市と川越市の境界に架かる上江橋(かみごうはし)まで来ていましたが、久しぶりにその先(上流)を歩きました。 こちらは前回ノート 荒川その6 荒川を歩く その6 羽根倉橋から上江橋まで - 散歩の途中 この頃この先…

芝川を歩く その3 大宮台地へ上り桶川市内の源流まで

前回の続きです。 芝川は見沼代用水西縁との伏越から上流すぐのところで中島都市下水路と合流しています。(下水路といっても現在は公共下水道の整備が進んでおり、未処理の排水がそのまま流れ落ちてるわけではありません。)水路の工事中だったので接近でき…

芝川を歩く その2 見沼田んぼ

前回の続き、八丁堤、見沼通船堀から先へ進みます。この先は『見沼田んぼ』と呼ばれる地域に入ります。 芝川などの流れが長い時間をかけて大宮台地を削った跡が『見沼』という沼沢地、湿地となり、江戸時代初期に開発されて農業用貯水池、『見沼溜井』とされ…

芝川を歩く その1 荒川合流地点から遡って見沼通船堀

このところの川あるき、江戸川、荒川をはじめ、江戸時代からの巨大土木事業であった利根川東遷、荒川西遷事業に関連する河川に沿って歩いています。 (大落)古利根川、葛西用水、元荒川、中川と辿り終えて次を考えました。 本家の利根川と荒川(現在途中ま…

中川を歩く 新槐堀川合流から河川起点へ

中川遡上、ようやく川のはじまり、起点まで到達です。 今回のスタートは加須市下樋遣川(かぞししもひやりかわ)、新槐堀川(しんさいかちほりかわ)合流点から。なんだかんだ言って見ているのは古い橋ばかりですがご容赦 スタート地点・前回再掲 左向こうから流…

中川を歩く 権現堂公園お花畑から新槐堀川合流まで

名所、権現堂堤の桜、花にまだ少し早かった権現堂公園、菜の花畑から先へ歩きます。 公園内、中川には外野橋(そとのはし)が架かっています。 川をはさんだ公園の南北を結ぶ人道橋です。 橋のたもとから見えるのはみゆき水門 水門の向こうは権現堂調節池、昔…

中川を歩く 杉戸・大榎橋から権現堂公園お花畑

前回の続きを歩きます。3基の庚申塔が近くにたつ杉戸町大塚、大榎橋から出発。 その先ものどかな風景が続きます。 権現堂川用水路(杉戸町大塚) 道路の右側を中川。この用水路は背後で道路を渡り、中川へ合流しています。 権現堂川(ごんげんどうがわ)用水…

中川を歩く 春日部・新4号国道庄内古川橋から杉戸・大榎橋

前回の続きです。話はよりマニアック… 新4号国道越谷春日部バイパス庄内古川橋、上流側から(春日部市水角) 橋のむこうは春日部市クリーンセンター(ごみと下水処理施設)、下水処理水は中川へ放流されます。 庄内古川橋から800mほど上流には農業用水の排水…

中川を歩く 大落古利根川合流点から遡り春日部・新4号国道庄内古川橋まで

東京湾河口から起点のある埼玉県羽生市まで、延長は約84㎞ある中川。これまで途切れ途切れに歩いていましたが、流れの起点まで踏破を目指し埼玉県内の未踏区間を歩きはじめました。 江戸川区葛西の河口から埼玉県越谷市と松伏町境界、大落古利根川の合流地点…

元荒川を歩く その6 熊谷に入って起点まで

元荒川をさかのぼって第6歩目、今回は起点まで歩きます。 前回吹上市街地の流れを追い、街の外れ近くまで。その先で川はJR高崎線元荒川橋梁の下をくぐります。 上流側から 歩道部分、桁下1.5mないかも。 ところで流れは小川ですね。かつての荒川がここを流…

元荒川を歩く その5 旧吹上町界隈の個性的な橋あれこれ

武蔵水路元荒川伏越の近代的な設備と忍川(おしかわ)ののどかな合流風景が隣り合った現在位置は、鴻巣市川面と袋の境界ですが、2005年まで袋地区は吹上町(ふきあげまち)に属していました。同年、吹上町は鴻巣市に編入合併しています。この先しばらく旧吹上町…

元荒川を歩く その4 久喜・旧菖蒲町大御堂橋から武蔵水路元荒川伏越

元荒川、続きを歩きます。 久喜市と桶川市の間に架かる大御堂橋付近から (写ってませんが)大御堂橋自体はごく普通の橋。上は圏央道、前方は上越新幹線。 この先、新幹線線路と元荒川の流れがだいたい同じ方向へ。5回、線路が川を渡ります。橋梁には第1、…

元荒川を歩く その3 蓮田川島橋(なかよし橋)から久喜・旧菖蒲町大御堂橋

前回の続き、元荒川第3歩目。埼玉県蓮田市川島、川島橋から上流へむかって歩きます。 なかよし橋から川島橋、元荒川上流方向 川島橋に隣接の歩道橋は『なかよし橋』。道路橋には川島橋銘板がなく、くっついてる歩道橋に『なかよし橋』とだけ書かれているの…

元荒川を歩く その2 北越谷・出津橋から蓮田・川島橋

元荒川第2歩目。北越谷、近くにある大学の通学路でもある出津橋からスタート。 出津橋〈再掲〉 橋の先で川は大きく方向を変えます。 蛇行部分の外側、東武線線路は川流路に食い込まないよう、わずかに方向修正をしています。 そのすぐ上流側に『宮内庁埼玉…

元荒川を歩く その1 中川合流点から遡って北越谷・出津橋

元、荒川だった元荒川(もとあらかわ)を歩きます。 元荒川は現在、埼玉県熊谷市久下、佐谷田境界を起点として、越谷市中島で中川に合流する延長60.7kmの河川です。元々は荒川の本流でしたが、1629(寛永6)年に利根川と分離する瀬替え工事が行われ、現在の起点…

葛西用水を歩く 会の川合流から遡り利根川・元圦へ

葛西用水をさかのぼって歩き、今回は利根川からの取水口(元圦=もといり)があった場所まで行きます。 会の川(あいのかわ)合流地点(加須市北大桑)から、前回のつづき。合流地点の下流側から〈再掲〉 前方の水門が合流地点、手前は二条の流れができてます…

葛西用水を歩く 大落古利根川起点から遡って会の川合流まで

先に埼玉県東部を流れる大落古利根川(おおおとしふるとねがわ)を起点まで歩きました。 大落古利根川を歩く 杉戸・清地橋から河川起点まで - 散歩の途中 源流でなく『起点』、水の流れは連続してますが呼び名、行政上の管理などが変わるポイントということで…