横浜市北東部に位置する鶴見、港北区あたりの水辺を巡って歩いてきました。少し時間が経ってしまいましたが、熟成させて良くなる素材でもないので、季節が変わってしまう前に出しておきましょう。(訪問は2019年6月)
登場する場所、位置
巡った順に以下のとおりです。
目次ふうに
篠原園地・白幡池公園
港北区篠原台町にある、池を持つ公園です。東急東横線白楽駅からも近いです。
丘側の入口から
公園手前の方に白幡池があり、奥の方が緑豊かな篠原園地となっています。こちらの入口は一番奥にあたる場所です。
紫陽花がちょうど見ごろ
白幡池へ出てきました
ここは釣りができ、地元の人が糸を垂れていました。
篠原というところにあるのに白幡(隣の地域の地名)池というのは、別途”篠原池”というのが存在しているからかもしれません。篠原池も篠原地域、岸根公園のなかにありますが今回は訪問できませんでした。
咲き始めた睡蓮
公園の正面入口側から
菊名池公園
白幡池からなら電車でひと駅、妙蓮寺駅近くにあります。
私はこんなところ歩いて行くわけですが
菊名池
池を含めて周囲は菊名池公園。その真ん中を”水道道”道路が貫通して公園は南北2つに分かれています。北側がこの池、南側はプールになっていますが、元々はすべてひっくるめた公園全部が大きな「菊名池」だったそうです。
最初は農業用水のため池として造られたそうですが、今は大部分が埋められて、残った部分は元の2割くらいでしょうか。
こちらの水草に花は咲いてなかった
菊名池から流れ出る菊名川暗渠道
ここ、以前は橋で、その欄干などの残骸が左側とごみ収集用フェンスの後ろ側に残ってます。
ここの階段を下り、また暗渠道を通って次へ移動します。
入江川せせらぎ緑道
鶴見区へ移動。ここは入江川の上流部を暗渠にして上を歩道にし、せせらぎを設けて親水緑道にしています。
入江川せせらぎ緑道から
もはや自然の河川じゃないですが、緑道としてよく整備され、メンテナンスもきちんと行われていました。個人的に入江川の印象変わりました。
途中で支流が分かれますが、そちらも緑道になっています。
見事な紫陽花
もう2枚ほど
個人宅のはみ出し物件を借景に
本流にもどって
鷺
エサになる魚いるのかな?
あじさいもう1回
遊歩道
湧き出し
ここから緑道のせせらぎに水が供給されてます。
残念ながら天然水じゃありませんけど。
湧き出し口の近くで緑道は終わりになってます。
でも、ついその先がどうなってるか気になってしまうのですね。
川の上流には暗渠が続いていました。
1枚だけ
こっちは中を通れません。結構先の方までこんなかんじで続いてますが、あるところで暗渠の痕跡はぷっつりと途切れてました。
このあたりは下末吉台地というのですが、結構、谷の切れ込みが激しく、台地下と上部の高低差もあります。
川が削った谷間を深追いしちゃうと、時に困難に直面することに。
先に進むには、ここ…登るんですか?
階段下立て札に「告」とあり、愛宕坂、通称二百階段といわれているなんてことが書かれてました。
でも何とかと煙は上るんですね、高いところへ
実際は階段175段(下の立て札にそう書いてありました)ですが、隣りの6階建て建物の屋上が下に見えてました。ほとんど利用はされていないようです。(だよねぇ)
この先でもさらに勾配を”無駄に”上り下りして、ひとり勝手に「鶴見の地形侮れず」の認識を深めることに。
鶴見配水池配水塔(通称ねぎぼうず)
そして次に見たのは台地の上のこれです。
場所は鶴見区馬場3丁目。
鶴見配水池配水塔は周辺の高台地区に水道水を配水するため1937(昭和12)年に建設された塔で、1973(昭和48)年まで使用されたものだそうです。現在は廃墟状態、塔の中に入ることもできないのですが、といって壊す予定もないのだとか。
丘のてっぺんにあって結構遠くからも見えてます。ねぎ坊主に見えるかどうかはやや微妙ですかね。
まあこれも水道施設ってことで水辺散策…
三ツ池公園
次はまた丘から谷間に下って、三ッ池公園へ出ます。
県立三ッ池公園南門
いわゆる裏門側ですが、結構立派な入口。中も広くて大きな池がちゃんと3つあります。
池の奥側から
こちらの三ツ池は江戸時代に灌漑用水池として整備されたもので、1954(昭和29)年に周辺を含めて県立公園となっています。
現在は桜が有名で、春の花見スポットです。
こちらは睡蓮かと思いますが、花は咲いてません
3つのどの池だかわからなくなった…
池は上の池、中の池、下の池と単純明快な名前がついています。
下の池とテレビ神奈川送信塔
広い公園で水と緑は豊かですが、桜の季節以外にも何か花が咲いてるともっとよかったです。
今回の水辺散策、軽くこんなところで。