今回もいつもの散歩備忘録です。
スタート地点は横浜市港北区、横浜市営地下鉄ブルーラインの新羽(にっぱ)駅
ここから横浜鶴見、川崎幸、川崎中原などをまわって最後はまた横浜港北の日吉へと歩きました。
駅からまず鶴見川の流れる東方向へ歩きます。
その途中で交差する新田緑道へ(横浜市港北区新羽町)最近一部?リニューアルされて明るい緑道となりました。〈花はスカシユリの仲間かも 最近はこんな色もあるようで〉
鶴見川に出ます(港北区新吉田東7丁目)堤防の歩道を川下流(正面)方向へ歩きます。
綱島(つなしま)近く東急東横線、カラフルな電車が走ってきました
さらに下ってこちらは樽綱橋樽町(たるまち)と綱島(つなしま)の間に架かるのでこの名前〈橋によくあるネーミング手法〉
樽綱橋上から鶴見川上流方向前方に東海道新幹線の橋梁、右向こうは綱島の街
渡って鶴見区に入ります。
鶴見川からはいったん離れて駒岡というところを歩いていきます。
環状2号道路から(横浜市鶴見区駒岡3丁目)
次は前に見える陸橋(梶山橋)を渡ります。
坂道を上がって橋上から歩いて来た方見てます。なぜか車全然走ってませんね
橋を渡って少し行きそのまま三ツ池公園に入ります。
公園内階段の上ガクアジサイの花がひらきはじめてました。
三ツ池公園というくらいで3つの池があります。今いるところは高い位置、池に向かって公園周囲をめぐる歩道で少しずつ下へおりていきます。
途中で少し見えた池ここからは右向こうにちらりと
池周囲の歩道へ出て向こうに見える鉄塔はTVとFM電波送信所(鶴見三ツ池送信所)、tvk(テレビ神奈川)、RFラジオ日本、InterFMなどの電波とのこと。
もう1度池のほとりから
この日公園にはどこかの小学校がまるごと来ていたのか
あちらこちらでこのとおり
そんな中で人のいないところは「コリア庭園」
正門前庭から
右の解説によれば、この庭園は地方の豪族(両班(ヤンバン))の代表的な建築と庭園様式を取り入れて造ったものとのことです。(開園したのはたぶん1990年)
門をくぐって別堂「通友齊」解説では「別堂」と記されてましたがここではいわゆる主屋となる建物
こちらは主庭にある六角亭「観自亭」
ほかにもありましたがこのくらいにして
三ツ池公園から出て再び台地上へあがりますが狭い台地ですぐ反対側の崖へ
下り坂(鶴見区下末吉6丁目)
この周辺の台地面「下末吉台地(面)」は地質学的に結構有名です。
現在の下末吉台地は12万5千年ほど前、海底にあって土砂が堆積、その後地盤の隆起や海面の下降などで台地となりましたが、その過程が最初に分かったのがこの付近でした。
このほか東京、神奈川のいくつかの台地も下末吉台地と同時期(12万5千年ほど前)に形成されたことがわかり、地質用語として定着したようです。
下末吉台地中腹まで下りてきて前方小さく川崎駅周辺の高層ビル
下りきると横切る道路にあったバス停も「下末吉」でした。
その並びにあった古い家屋かつては商店だったように見えます。
台地、丘陵そして坂道はここまで。
ここからは多摩川と鶴見川の流れる平らな低地を歩きます。
局所的にトロピカルなところを通って
鶴見川に再び出ました(鶴見区上末吉2丁目)今年(2025)3月に開通した新しい橋「鶴見川人道橋」
親柱に埋め込まれた橋名板には「寄贈:AGC株式会社」の文字もありました。
渡って左岸近くからふり返ると奥には三ッ池公園近くの電波送信塔
手前の送電線鉄塔は人が上がって作業中でしたが、工具か何か落としたようで大きな金属音と直後作業員の大きな声が響いてました。〈重大事故になってなければいいですが、物を落とした人は大目玉だろなとかおもいました〉
川を渡ってまだ鶴見区ですが矢向というところへ
矢向第一陸橋上から下はJR横須賀線と相鉄線・埼京線も走る貨物線線路。
陸橋渡って道をまっすぐ行けば尻手(しって)駅方面ですが「尻手銀座」の名前が気になってそちらの道へ
特に普通な昭和風商店街、さすがにお店の数、密度はやや小さくなってというところでした。
JR南武線を越えて少し行くと川崎市幸区。戸手、小向と北上します。
小向西町4丁目交差点で府中街道(国道409号)を渡り
続いて東芝小向事業所横の武道館交差点も渡ります前は東芝、背後に川崎市の武道館。右はJA
東芝事業所の後ろあたりから古市場という地区
そこは古い時代蛇行していた多摩川の流路の上でした。
多摩川の流れは変化しましたが都県境は明治末まで古い流路上に設定されていたので、東京側の古市場村(荏原郡矢口村大字古市場だった時も)がここに存在しました。その時(明治末)の境界変更で神奈川県側御幸村に編入されたということです。(川崎市資料より)
多摩川の古い流路跡は戦後すぐに宅地開発がはじまって現在はもう年季の入った住宅地となっています。
流路跡はその外側より少し低くなっているのがわかります(右から入ってくる道路の勾配)
川跡との境界近くに昔は用水路が通されていたようで、跡を緑道風にしてありますが道路中央(ここでは左側)は車も通るのでした〈油断してた..〉
ずっと行けば多摩川河原に出ますが途中でそれて現在位置は平間公園(中原区上平間)
あじさいの季節になったようです〈特に左側〉
公園から、こちらも古くからある商店街「平間銀座」を通ってJR南武線平間駅前へ
駅ホーム真上にかかる跨線橋〈駅にはつながってません〉
渡って反対側へ
すぐに府中街道を渡り、その先二ヶ領用水のほとりへ
川崎市のいちばん北に位置する多摩区上河原、宿河原の2カ所で多摩川から取水される二ヶ領用水、この付近までは本流(川崎堀)の流れがはっきりしています。これより下流は水路が複雑に分岐するうえ暗渠になったりで見つけにくいです。
水路沿いにちょっと上流へ行くと
トンネルをぬけて流れがこちらへ出てくるところトンネルの上はかつて新鶴見操車場という大きな貨物ターミナルがあったあたり
正面の階段を上がって御幸跨線橋からふり返ると建物が壁であります。
跨線橋渡って中原区の苅宿(かりやど)、西加瀬を通り
渋川沿い「子の神橋」西側から(中原区木月2丁目)フェンス内側を二ヶ領用水本流から分けられた渋川が流れます。
川沿いは桜並木が続き「住吉桜」と呼ばれてます。
木月4丁目交差点で綱島街道に出て矢上川を渡り、再び横浜市港北区へ
綱島街道沿い日吉駅東口バス停付近右は東急線日吉駅も含む日吉東急の長でっかい建物。
その先で慶應義塾キャンパスにも直結の横浜市営地下鉄日吉駅連絡口(港北区日吉4丁目)
この日はここまでの行程