散歩の途中

散歩の途中で観察記録、その後少し調べて書くノート

晩秋の横浜郊外を歩く 南部編

晩秋のおさんぽ、前回の多摩、町田編に続いて今回は横浜南部編です。天気がいまいちの12月はじめ、晩秋というより真冬の寒さでした。

金沢八景駅前からまず平潟湾へ。

平潟湾

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上は金沢シーサイドラインの橋梁。この湾のまわりを一周します。

 

夕照橋と野島

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橋を渡り、野島(一応現在も島ではあります)へ入ります。

 

野島、乙舳から金沢側を見返す

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帰帆橋を渡って”本土”洲崎へ戻り、宮川の河口近くへ。

瀬戸神社を左、国道の向こうに見て川を少しだけさかのぼると
宮川と海の間に古い水門跡が残されています。

姫小島水門跡

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1785(天明5)年に完成した水門です(現在はコンクリートで復元)。この周辺の干拓、新田開発にあたって満潮時の海水の流入を防ぐため、門扉が海側にのみ開く水門をここに設置したものです。干潮時には門が開いて宮川の水が流れ出るようになっていました。

 

宮川に沿ってさかのぼります。

京急線の、川は下を通り、人は陸橋で越えます。

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葉もほとんど落ちました

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この先で川は手子神社の前を通ります。
〈ここまでで金沢八景のうち6景〉単に通りすがりの、というだけですが。

 

釜利谷(かまりや)という地区に入ると宮川は暗渠になり、上に遊歩道が続きます。そのまま遊歩道を歩きます。

宮川暗渠上の遊歩道から2枚

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途中、流れの分岐点で遊歩道から外れ、谷間に入っていきます。
谷奥は川の源流域で”関ヶ谷市民の森”と名前がついているようです。

関ヶ谷市民の森

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「ほたるの里」と書かれた看板が門からさがっています。下の溝が宮川(支流?)の源流になります。おそらくこの奥に湧水があるのでしょう。

 

谷底からジグザグの長い階段で一段上の丘へあがります

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登りきると関東学院大学金沢文庫キャンパスの門の前でした。(もちろん一般道も通っていて、数百段の階段が通学路ってわけじゃないです。)

 

その向こうには広く分譲住宅地が広がります。
釜利谷西5丁目、住宅地内から

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さらにこの後、正面の尾根へあがります。

 

上りは再び階段でした

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階段左は名残りの紅葉、右はさざんか。

 

階段途中、だったかな?

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とりあえず、尾根まで出る途中で東側、これまで歩いてきた方角です

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下に広がるのが釜利谷西の住宅地。海が少し見えてますが、ちょこっと突き出しているのが野島だと思います。いちばん向こうはたぶん房総半島。
すぐ下を横浜横須賀道路が通っていて、その防音壁が写ってます。車の音がちょっと気になります。

 

尾根まで出ると森の中、金沢市民の森あたり。

この尾根筋を港南台から鎌倉瑞泉寺方面や建長寺半僧坊、明月院などを経由して北鎌倉方面へ至るハイキングコースが通っています。
その道へ出て、鎌倉と反対方向へ歩きます。

近くには大丸山(標高156.8m)があるので、平潟湾(標高0m)からずいぶん上がってきたような気が…

尾根に出ると反対側(西側)の眺望も、時々ひらけます。
といってもどこも住宅地になっちゃってます。

栄区庄戸、野七里方面

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遠くは丹沢方面の山々。

 

金沢市民の森から氷取沢市民の森、瀬上市民の森と(横浜市は市民の森と名付けるのがお好みのよう)歩いていきます。

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森はこの10月の台風で倒木が目立ち、枝道などは路盤の崩落もあってあちこち通行止めのロープが張られていました。

 

瀬上市民の森へ

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この先、瀬上市民の森へ入る道が通行止めでした。
なぜだろうと確かめてみると、多くの倒木、そして木が倒れることで道がえぐられ、削れていたことでした。<なんで知ってる?

 

瀬上市民の森、北側の出口近く

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この後、正面の小高い丘を通って向こうへ歩きます。

 

出口近く。

立ち入り禁止のテープが張られていました

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入口側にも張られてましたっけw

台風の被害のため、この先園路が通行できない状態です。危険なので入らないでください。

 

先ほどの、”正面の小高い丘”

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森歩きはこのあたりまででおしまい。

 

この先は住宅地に出て行きます。

しばらく川沿いの道を

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横浜市栄区役所横の”いたち川”(右側)

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鼬川、㹨川とも表記されるようです。

左の流れ、「いたち川支川」沿いに歩いてきました。

 

下流方向

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ここからいたち川と離れ、本郷台を通って戸塚区へ入ります。

 

偶然、小さな滝を見つけました。(戸塚区下倉田町)

紅葉滝(もみじたき)といいます

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名前に反して紅葉は見られませんでした。

近くにほとんど読めなくなってしまった案内板がありました。半分くらいは推定で。

「紅葉滝の水源は東側にあった角前山(かくぜんやま)を発して、600mでこの地に至り落差15m、幅1.8mほどの自然の滝でした。(中略)近年、この付近の開発がすすみこの地を残すにあたり、やむなく姿を変えて昔の面影は失われましたが…」

 

現在の滝付近の風景

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滝のある崖地から西側です。住宅の中を東海道線、その向こうに国道1号が通っているはずです。ちなみに背後は現在、明治学院大学横浜キャンパス。

戸塚の駅まで距離はありますが、何人かの学生に混じって駅まで歩きました。

JR戸塚駅入口

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次回はもっと天気良くなるように努めます。