前回山北の続きです。今は町の西はずれ
東名高速皆瀬川橋近くです

県道76号に戻り
西方向を見てます
静岡県境から御殿場、沼津方向
東、町の中心方向
こちらへ歩きます。
「馬場」というバス停近く
道もまっすぐですし、本当に馬場だった?
〈昭和初期頃に開かれた道路ですから〉
建物のないところから北側の斜面
上のほうに東名高速の擁壁、防音壁など。あのあたりに高速道路が通ってます。
実はこの県道沿い、あまり目ぼしいものは見当たりませんでした。この位置も昔は建物などあったようですが再建、再開発とはならず今は更地です。
東の方へ町はずれまで飛びます。
『丹沢山』『隆』という銘柄の日本酒を醸す酒蔵さんがあります。山北町唯一の清酒蔵元です。
川西屋酒造店
杉玉ありますね
道路隔てた反対側には直営の〈ちょっとレトロな〉酒店(川西屋分店)
この日は冷蔵ケースの酒瓶がいつもより少ないようです(笑)
再び町なかまで戻りました。
逆光であれですが、御殿場線電車が通りましたので
線路右側すぐに山北駅、電車の右後ろにある建物は山北町役場に併設されている町立生涯学習センター
線路下を潜って南側へまわります。
町役場の前を通過して300mほど行くと仮設のような小さな山北駅南口があります。
その近くから駅ホームなど(東、国府津方向)
同じ位置から反対方向(西、御殿場方向)
今は大体2~3両の短い列車しか来ませんが、なが~いホームがそのまま使われてます。
昔は東海道本線の駅だったので長い編成の列車も多かったのでしょう。
駅構内も以前はとても広く、駅南側のこの一帯や現在町役場がある場所などを含め、蒸気機関車の転車台や機関庫、引込線など鉄道用地となっていました。
前回の記事にも書きましたが、山北から先御殿場方面へは山越えで線路勾配がきつく、かつてはこの駅で補機の機関車を連結していました。その基地(機関区)が山北駅に設けられていたのです。その当時は幹線(東海道本線)であったこともあり、多くの列車が往来していたため機関区の規模も相当大きかったようです。
👆のすぐ先ですが
手前、フェンスのすぐ隣りに写っているのはかつて存在した2つめの駅ホームの一部、3番線の跡です。
かつての機関区用地の一部は現在鉄道公園になっています。
正面奥にはSLが保存されてます。
D52型蒸気機関車(D5270)

〈機関車を非常に撮りづらいですね、ここ〉
そのほかいくつか遺物なども展示されていました
左は「明治四拾四年」「鐵道院」と記された鉄柱
まん中は不明〈情報求ム〉
右は「東京鉄道局新橋管理部 山北機関区跡 昭和十八年五月十三日廃止 昭和三十八年五月十五日建之 山北機関区思出会員一同」とあり、記念プレートでしょうか。
その右にもいくつかありましたが見切れました..
うしろの解説「D5270ごあいさつ」〈改行調整しました〉
D5270号ごあいさつ
私は52形蒸気機関車といって、日本で一番大きく力の強かったテンダー機関車です。そしてD52形兄弟の70番目の生れです。
私は昭和19年4月に生れてから山陽線や、東海道線で、働き昭和26年2月国府津機関区に配属になってからは、ほとんど御殿場線で活躍し皆様と一緒にこの山の間を何百回と走りました。私の走った全距離は 862,275kmです。
私は本来貨物列車用ですが、御殿場線のような山線で勾配の大きい線路では旅客列車も引いておりました。
御殿場線が昭和43年8月1日全線に電車が走るようになったので私のつとめも終りになりましたので、この山北町の皆様と国鉄当局のご協力によって、この場所に記念として置いて下さるというので安心しました。
これからは皆様と一緒に昔なつかしい思い出ばなしをいたしましょう。 どうか皆様、お子様方も可愛がって下さい。
右の「私の大きさ」
私の大きさ
D形(動輪四対 貨物用) 52形 (テンダー機関車)
最大馬力 1,600馬力(最高速度)75km/H
機関車の全長 20,550mm(先水車長さ 8,775mm)
機関最大高さ 3,980mm(先水車高さ 3.060mm)
機関全重量 96t(機関部74t+炭水車22t)
石炭の積載量 10t
炭水車水容量 25t
車輪の直径 (動輪1,400mm 炭水車車輪860mm)
この機関車が御殿場線に来たときはすでに補機連結はされてなく、普通に先頭に立って客車や貨車の牽引をしていたようです。
現在は動態保存され、コンプレッサーが積まれており、圧縮空気を動力源として動くことができます。汽笛も圧縮空気で鳴らせるとのこと。
時々整備運行が行われるということです。
鉄道公園の端からD52や山北駅
フェンス左側が現御殿場線の駅構内、右がかつて機関庫や引込線があった山北機関区跡、現在鉄道公園、三角屋根の下に機関車。
反対方向

👆かつては線路が複線だったり、機関区内への引込線分岐があったりでしたが現在は線路両側にだいぶスペースができてます。
少し先、切通しを跨ぐ跨線橋上から
この前後、線路両側崖上に桜が植えられて春は鉄道ファンも喜びます。
鐵はこれくらいにして
古い建物など再び
町役場の脇にて
絵と額 大鐘画房
〈言葉悪くて申し訳ありません〉山の中の小さな町にも関わらず、こういうお店も存在したのですね。
現在は「大鐘つり具店」となっているようです。
御殿場線切通しをまたぐ中橋付近から
特徴的なたたずまいの「バーバータニカワ」
〈みかんの無人販売も併設されてます〉
県道76号(山北藤野線)を斜めに横切る道路から
左は町唯一?のスーパーマーケット*1、奥には豆腐屋さんの建物*2
そして
このようなものがところどころに存在するのですが何でしょう
いわゆる土管が地上部分3本ほどつなげられ、その外側にビニールパイプが何本か取り付けられてます。この『装置』のまわりは地面が濡れているので水が通っているらしいことがわかります。
別の場所で、ややわかりにくいですが
手前が同じ構造のもの
半分陰になってますが上部から下の水路へ水が吐き出されてます。
ちょうど背後にあるのはポンプを使った給水塔ですがそのすぐ左側下に貯水槽らしきものも見え、そこへも『装置』から水が流し込まれているようでした。
高い位置の給水タンクへはポンプを利用しているもののそれ以外はたぶん水圧のみで動力を使用していないのですね。
シンプルにこんなのもありました。
いずれも地表面より上部まで勝手に水が上がってきているようなのです。
配水管が通してあるのか、たとえば地下に水圧の高い水流があって岩盤をくりぬくと水が吹き上がってくるのか、詳しい仕組みはわかりませんが、周囲の山のある程度高いところから水が流れ落ちサイホンの原理で地表以上まで水があがってくるのではないかと想像してみました。
そしてこの周辺は水が豊富なのですね。
というところで現在位置はまた町の西側端っこあたり
さらに西側へ
山北橋にて西側の風景
通る道路は先ほどから頻繁に出てくる県道76号
橋の下は御殿場線線路です。
渡って少し先へ進むと国道246号と接するところへ
町のすぐ南側を通っている国道ですが今回出番なかったので1枚だけ
国道と県道はこの先で合流しますが、それを越えて別の県道へ入り
足柄橋たもとから酒匂川
奥には東名高速皆瀬川橋、国道246号樋口橋も少し見えてます。
右端で酒匂川に合流する皆瀬川が見切れつつ写ってました。
ここから酒匂川沿いに歩いた記録がまだ残っているのですが、別機会にまとめることにします。
山北、町なか編は〈調査不十分なところも多々ありますが〉ここまでとします。
前回分