散歩の途中

散歩の途中で観察記録、その後少し調べて書くノート

晴海埠頭から朝潮運河~晴海の外周を歩いて豊洲へ戻る

前回の続きです。
現在位置は江東区豊洲2丁目、春海(はるみ)橋手前の春海橋公園。

春海橋と手前に旧晴海鉄道橋

手前の旧鉄道橋が遊歩道化工事中です。

越中島から豊洲を経て晴海埠頭へ伸びていたかつての貨物鉄道の橋梁、案内看板が出ていたので文字抜粋。

~旧晴海鉄道橋を遊歩道として生まれ変わらせます~
旧晴海鉄道橋は、東京港における貨物輸送のために整備した「臨港鉄道東京都専用線晴海線」の一部です。
1957(昭和32)年に晴海線が開通し、高度経済成長の中、主に小麦やロール紙など数多くの貨物を運んでいました。
しかし、鉄道輸送からトラック輸送への転換などもあり、1989(平成元)年にその役目を終えて廃止されました。
本橋は、鉄道橋として日本初のローゼ橋及び連続PC桁で整備された歴史的鉄道遺構です。

2021年2月に工事がはじまり、完成は2025年度末の予定です。
2023年4月現在橋脚補強工事中のようです。橋の上はまだ当時のレールや枕木なども残っている状態でした。

春海橋上から


晴海側へ渡りました。


晴海も豊洲同様昭和初期頃にできた埋立地。当初は「月島4号地」と呼ばれましたがのちに「晴海」町になりました。

時計回りに1周歩き、また春海橋へ戻ります。
対岸に豊洲船着き場など

晴海は中央区になりますが南東に面した水辺近くの様子は豊洲側とほぼ同じです。
岸に沿って歩道、そこから一段高くなって上は緑地、公園、そこにもまた歩道という構成。

 

前方は晴海大橋

ここに橋は3本架かっています。豊洲側は首都高橋梁の位置が高くなりますが晴海側は同じ高さになってわかりにくいです。

 

次の豊洲大橋近くから

橋の向こうから晴海埠頭になります。一番手前のバースに水産庁の東光丸が停泊中です。
豊洲大橋の下にレインボーブリッジが収まりました。

 

くぐって豊洲方面を見ると豊洲市場が目立ちます


こちら側は未だ整備工事中の晴海フラッグ(元オリンピック選手村)

選手村跡も先端の客船ターミナル跡も工事中で埠頭の先端まで行けるか不安でしたが支障はなさそう、先へ歩く人の姿があるのでさりげなくついていきます。

建物のほうには近づけませんが歩道はスムーズ

花も咲いててきれいなんですが、勝手に生えてくるオレンジのひなげしなど、なかなか厄介な代物です。〈園芸の話?〉


歩道を伝って晴海埠頭のバスターミナルまでくることができました。


解体中の客船ターミナル

〈こちらが2023年4月の解体工事進捗状況となります〉
この右側が晴海埠頭公園になってます。

 

晴海埠頭公園内から解体工事中の客船ターミナル方向

ここからはまだかつての面影が少しうかがえます。

ところで公園内部の絵が全然なかったです。
中央広場からのこれだけ

オリンピック選手村整備などもあって2017年から閉鎖、リニューアルしてようやく2022年秋に開放されましたが周囲は工事物件ばかりです。

公園先端からはレインボーブリッジ

ロープが写ってますが、隣のバースに船が2隻

こちらも水産庁の開洋丸と照洋丸。

横から手前の開洋丸

しつこく後ろからも

手前開洋丸は漁業調査船(漁をするトロール網の出し入れができるようになってます)、照洋丸は漁業取締船だそうです。

 

突端の晴海埠頭公園から今度は朝潮運河側へ。対岸に勝どき、月島方面を望む方向へ出てきました。

今度は消防庁の船(消防艇かな)が見えました

晴海埠頭公園の隣りには消防署(臨港消防署)があります。

足元には立入禁止のコーンが立っていてこれ以上前へ行かれません。で、船、見にくい。

 

もうちょっと先

こちらは朝潮埠頭との表記、臨港消防署の埠頭のようです。

 

朝潮運河側の岸壁は部分的に整備されてきたようで反対側と様子が異なるところもありました。
岸壁整備工事進行中などがあって少し飛び

黎明大橋をくぐったところ

左が黎明大橋、下が朝潮運河です。それに直角に交わり前方にのびる運河はたしか「新月島川」、前方隅田川の向こうにあった築地市場が更地になって朝日新聞本社ビルまでよく見渡せます。

そして築地と晴海の間はこのあたりだと勝どき。


黎明大橋から100mほど
さんざん見てきていまさらですが、どの建物もでかすぎませんかね? このへん


隣りの黎明橋を過ぎてトリトンスクエアガーデン脇は「さくらの散歩道」の愛称


桜小橋の横から月島川

月島川も隅田川と朝潮運河を結ぶ運河で対岸、月島と勝どきの境界です。

運河の反対こちら側は晴海トリトン入口

この日通ってきたところでいちばんにぎやかでした。

 

月島との間に架かる晴月橋、朝潮橋と通過。
そのあたりは古くから岸壁近くまで建物があったようで、ところによって運河との間に十分な余裕がありません。歩道は狭かったり、一般道と併用されているところもあって、ここまで歩いてきた、最近整備された遊歩道などとは様子が異なります。

朝潮橋と朝潮大橋の間あたり


朝潮大橋は晴海の『付け根』に架かります

橋の向こうに佃水門がありゲートは開放状態。その向こうは晴海運河です。

 

朝潮大橋手前で右に折れます。
晴海の北端位置は晴海一丁目1番地

上を通る道路に沿って先へ進むと300mちょっとで再び春海橋へ出てきます。

 

春海橋上から晴海運河、こちらは上流?方向

晴海運河は隅田川の派川でもあります。
前方に架かるのは清澄通り相生橋。

 

橋を渡ってまた豊洲へ戻ってきました。

とあるマンションの中庭〈に意図せず入り込んでしまいましたのでついでに1枚〉

これも前方は相生橋、奥に佃のタワマン。

図々しくもう1枚

少し角度をかえて。手前の柵は豊洲貯木場跡、埋立予定地などではないです。
真正面は聖路加タワーが見えてます。

 

実はまだ先があるのですが、またここで休憩とします。
天気もいまひとつなので、もしかしたら次回は天気のいいところをひとつ差し挟むかもしれません。

 

前回は豊洲

miwa3k.hatenablog.jp