前回までのアルザスの旅の続きです。
ストラスブールから南へ向かいたかった自分の意志に反して、パリ東駅行きのTGVに乗り、ノンストップでパリに着いてしまう。途中で逃げ出す隙もない。
パリ東駅からタクシーでホテルへ向かい、荷物をおいてまた外へ出る。時刻は日本ではすでに夕方だが、こちらの日の入りは9時半頃なので、明るいうちにまだどこかへ行ける。
まず宿泊先最寄りの地下鉄駅から凱旋門へ向かった。
パリ街なかの移動は基本、地下鉄を使っていた。頻繁に行くところではないし、それしかわからないのだ。
切符は毎回券売機の前に並ばなくて済むので、カルネという10枚回数券を買っておくのがよいかなと思っている。バスも地下鉄とチケットが共通で互いの乗継ぎもできるけど、路線が複雑すぎて使いこなそうという気になれない。
シャルル・ド・ゴール広場(エトワール広場)近くからシャンゼリゼ通り
反対側はすぐにエトワール凱旋門
階段(たぶん)280段を上がるとテラスに出られる。高さは50mくらい。
展望テラスからシャンゼリゼ通り
週末の土曜日が祝日(7月14日革命記念日)で、シャンゼリゼはパレードなどの催しがたくさんある。その準備でテラスの上はビデオカメラの据付けなど、いろいろ作業が行われていた。
その反対方向、向こうはデファンス地区
道路の延長線上に"Grande Arche"(新凱旋門)も見えている。
当然、これらも。
エッフェル塔、モンパルナスタワーなど
門の真下、シャルル・ド・ゴール広場のロータリー中心。
第一次世界大戦無名戦士の墓
あえて真上からちょっとずれた場所を見上げてみる
前へまわって
せっかくなので凱旋門からシャンゼリゼ通りを歩いた。
ふり返って
20時頃の通り
平日だけど人通りは多い。(自分も含めて)観光客と、ちょうど夏のバカンスシーズン前はSolde(ソルド)と呼ばれるバーゲンの時期で、ショッピングの人も結構多いようだ。
地下鉄の駅2つ分歩いてから電車に乗り、パサージュの中の店で夕食とした。
パサージュというのは、アーケードで覆われた(向こうの通りへ)通りぬけできる商店街。日本にもアーケード商店街はたくさんあるけど、パリのは凝った古い装飾が残っていたりで、高級感やレトロ感がある。
この日はパサージュ・デ・パノラマ(Passage des Panoramas)にある
CANARD & CHAMPAGNE
鴨料理をシャンパンといっしょに味わうフレンチ・パラドックスだというコンセプトのお店。
アントレとメインにシャンパン2種類というメニューに決定。料理はアントレ、メインともおすすめがそれぞれ2つあるので、1つずつ頼んでシェアしてはいかが、という店のレコメンドに即のり。
(お目汚しなので料理の写真とか、あまり積極的には出さないことにしているのだけど)いい雰囲気だったので、許せ。
アントレと最初のシャンパーニュ
鴨のテリーヌ、鴨のフォアグラ、"JM Sélèque Cuvée Canard & Champagne"
メインとシャンパーニュはロゼ
鴨のマグレ、鴨のコンフィ、"Lallier Grand Cru Rosé"
付け合わせの野菜なども食べるとおなかいっぱい。デザートはいらなかった。
レストラン近くの地下鉄グラン・ブールバール(Grands Boulevards)駅
だれもいないのは電車が出て行ったばかりだから。
7月14日の祝日(革命記念日・パリ祭)をひかえて、シャンゼリゼ通りなどでは準備がすすんでいたけれど、それ以外の場所は軒並みお店がバーゲンセール中であること以外はたぶん普通の平日。
次の日は金曜日。
まずはオルセー美術館へ向かったのだが、コンコルド広場近くで地下鉄を下りた。
コンコルド広場は翌日のイベント準備でいろいろ規制中
のんびり歩いてオルセー美術館前へ
パリの有名美術館は朝行列ができる、という思い込みがあったのだけれど、意外に人が少なくて入場はスムーズ。
昔は鉄道駅だった建物
どこの展示室も見たことのあるものばかり。しかも本物…
とても残念なことに自分は、絵や彫刻、あるいは歴史といった分野に疎くて、見たものをどのように表現するとよいのかよくわからない。うまく咀嚼できないから丸飲みって感じだな。
あ、これ左側のほうが好きです(こんな感想でいいのか?)
お昼は館内のレストランで
ここは駅だった頃の貴賓室とのこと。
これはレストラン開店前
大時計の後ろ側から
窓の向こうにはルーブルの建物。
ポンポンの白熊はカフェーの前
祝典の間
ゴーガン
天井を突き破って飛んでいきそう
さて、そろそろ出ませんか
え、まだ、とか言って18時で閉館。丸一日ここで過ごしてしまいました。
それでまだ
ノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Paris)前に現れる
本日は祝日前のコンサートが催されるため、すでに中の見学は終わってます。
とこの方に諭される(Monument Saint Jean-Paul II)
ノートルダム大聖堂でクラシックコンサートが見られるなんてうらやましい。
チケットは持ってないし、それでは仕方がない
サン・ジェルマン・デ・プレへ行って食事にしようと、また方向転換。
とある有名なカフェー(Les Deux Magots)の前
こっちはサン・ジェルマン・デ・プレ教会(Église de Saint Germain des Prés)の前
食事はこのカフェではなく、ブルターニュの牡蠣とガレットの店へ。
帰りに
サン・ジェルマン・デ・プレ駅入口
金曜日も終わり。