《初出は2018年ですが2025年に訪れた時の記録もつけ足して【増補版】》
恒例の『川歩き』を旅の記録に混ぜ込んで炊いてみた今回ははみ出し編+おかわり増補版
セーヌといえばパリのイメージがとても強いのですが、公式の延長は780㎞もあるフランスで2番目に長い川なのだそうです。
今回、パリ市内の限られた場所だけですが、川にかかる橋を中心にほんのちょっとだけ記録をまとめました。
有名なところだけに「あれ、あの景色ないよ」はあれこれあるかと思いますがよろしくお願いいたします。
大まかにセーヌ下流側からさかのぼる形でつなげていきます。
最初はビル・アケム橋 (Pont de Bir-Hakeim)
ビラケム橋ともいいます。
2層構造のアーチ橋で下層を歩行者と自動車、上層をメトロが通ります。
橋の中央部(写真やや左小さなゲートのある部分)から向こうへ下流側のグルネル橋までセーヌ川の中州(白鳥の島:L'île aux Cygnes)が1キロ弱続き、その端には自由の女神像があります。
その隣りイエナ橋(Pont d'Iéna)
エッフェル塔の真下からのびる橋。石造5連アーチ橋で1808年から14年に建設され、その後1937年のパリ万博にあわせて拡幅されているそうです。
〈エッフェル塔を入れると太陽の位置が最悪の時間帯でした〉
橋上から
2025年に訪れましたが前年のオリンピックの名残りがまだありました。
また橋の四隅、台座の上に4体の彫刻があり、ここに見えているのはアラブの戦士とギリシャの戦士像〈馬しか分かりませんねぇ〉
イエナ橋の上流側にはドゥビイ橋(Passerelle Debilly)
1900年のパリ万博の時に架けられた橋で歩行者専用橋です。(ドゥビリ橋ともいう)
デザインは東京の築地大橋にもちょと似てますね〈個人の感想〉
ドゥビイ橋の向こうにアルマ橋(Pont de l'Alma)の橋脚が少し覗いてますが、近くまで行かなかったので省略します。
その次のアンヴァリッド橋(Pont des Invalides)も同じく
2つ飛ばして次の橋は
アレクサンドル3世橋(Pont Alexandre III)
華やかな装飾の橋です。
この橋はフランス共和国の大統領サディ・カルノーとロシア皇帝アレクサンドル3世の間に結ばれた友好の証として、ニコライ2世により1900年のパリ万国博覧会にあわせて建設、パリ市に寄贈されました。(Wikipediaより)
橋の途中からアンヴァリッドを望む
左岸側橋のたもとから
橋の形式は単一アーチ橋、長さは107mあります。
アール・ヌーヴォー様式の街灯、橋四隅の柱の上には金色に輝く彫刻、中央にはフランスとロシア帝国の紋章を持つニンフの彫刻があります。
橋の向こうに見える建物はグラン・パレ
橋中央の彫刻を間近から

橋の上からはニンフの後ろ姿になります。川の上から見るのが良さそうですね。
少し上流にさかのぼってから振り返るアレクサンドル3世橋
隣りのコンコルド橋から見た下流側
こちらは同じ橋から上流側の様子
コンコルド橋は1787年から91年にかけて建設、その後交通量の増加で拡幅されるなどして現在に至ってます。〈橋の姿を撮ってなかった〉
コンコルド橋上から見たブルボン宮(国民議会議事堂)
その上流側にはソルフェリーノ橋(Pont de Solférino)、またはレオポール・セダール・サンゴール橋(Passerelle Léopold-Sédar-Senghor)と呼ばれる歩行者用橋が架かってます
こちらは1997~1999年にかけて造られた橋で、アーチの下面にも階段があって橋の上にあがれる構造になってます。
オルセー美術館テラスから見たソルフェリーノ橋
もう少し上流には古い石造りのアーチ橋、ロワイヤル橋が架かります
この橋はパリで3番目に古いそうです。初代は1632年に架けられた木製の橋で、1689年には石造アーチ橋になってます。
橋の向こうは現在ルーヴル美術館などが入るルーヴル宮殿。
そこからさほど離れていないところにカルーゼル橋があります。この橋もロワイヤル橋同様石造アーチ橋ですが、姿はきちんととらえてません。
橋のたもとから、四隅にある彫像のひとつ(右台座の上)をいれて
橋の向こうはカルーゼル広場への入口となる門がみえます。
カルーゼル橋から見たセーヌとポンデザール
セーヌの流れを見ていると日本の川より水の流れ方がゆっくり。流れていないと思えるほどです。
ポンデザール(Pont des Arts:芸術橋)
Wikipediaによれば、「ポンデザールはセーヌ川左岸のフランス学士院と右岸のルーヴル宮殿のクール・カレ(方形宮)を結んでいる。ルーヴル宮殿は第一帝政時代にPalais des Arts(芸術の宮殿)と呼ばれていたため、Pont des Arts(芸術橋)と名付けられた。」とのこと
現在の橋は1984年に架け替えられたものですが、最初は1804年に9連(現在は7連)アーチの鋼鉄製の橋でした。
手前停泊中の青い船はディナークルーズの観光船。
橋の上から
かつて南京錠が多数かけられた欄干は現在ガラスで覆われています。
ポンデザールから見たポンヌフ
中央、川の中州がシテ島、その両側に架かる2つの橋を合わせポンヌフ(Pont Neuf:新しい橋)と呼びます。
橋は1578年起工、1607年竣工、パリで一番古い橋の名が『新しい橋』とは如何に。
ポンヌフの上から上流方向
ここは左側がシテ島、右側がセーヌ左岸。2つ見えてた右側(南側)のポンヌフからです。
向こう側の橋はサン・ミッシェル橋(Pont Saint-Michel)
そしてこちらは
シャンジュ橋(Pont au Change)
ここは、今いる足元こちら側がシテ島、対岸はセーヌ右岸でそちらに見えているのはパリ市立劇場やサン・ジャックの塔。
シャンジュ橋を渡らずに右方向へ中州のシテ島を横断するとサン・ミッシェル橋に出ます。
サン・ミッシェル橋、セーヌ左岸側へ渡ってからふり返り
シャンジュ橋の隣りはノートルダム橋(Pont Notre-Dame)
セーヌ右岸から、対岸はシテ島
ノートルダム橋、セーヌ下流方向を見て
ノートルダム橋上から見たアルコル橋(Pont d'Arcole)
ノートルダム橋上からセーヌ上流方向見てます。
アルコル橋の向こうにはルイ・フィリップ橋も少し
ルイ・フィリップ橋はシテ島隣りの中洲であるサン=ルイ島とセーヌ右岸の間に架かっています。
シテ島南東側にあるノートルダム大聖堂(2025年現在まだ修復工事が続く)の横です。
オー・ドゥブル橋(Pont au Double)
左端に小さくみえているオー・ドゥブル橋
シテ島からセーヌ左岸へ架かる鋳鉄製アーチ橋で歩行者専用橋、現在の橋は1847年に架け替えられたものです。
その上流側、シテ島の端とセーヌ左岸を結ぶ橋
アルシュヴェシェ橋(Pont de l'Archevêché)の上から
上流方向見てます。左手前はシテ島先っぽの護岸、その奥建物が並ぶのはサン=ルイ島
サン=ルイ島から左岸側へのびるトゥルネル橋が先に見えてます。
アルシュヴェシェ橋から下流方向は目の前にノートルダム大聖堂が見えるのですが、あいにく修復工事用の仮建物が間に建てられていたりで大聖堂の全貌を望むことはできません。(2025年時点)
こちらはサン=ルイ島に渡ってからシテ島をふり返って
ノートルダム大聖堂の後陣、大きなフライング・バットレスも見えています。
その右手前に架かるのがシテ島とサン=ルイ島をつなぐサン=ルイ橋(Pont Saint-Louis)、歩行者専用橋です。
現在の橋は1970年に完成した7代目となるものです。
アルシュヴェシェ橋上から先に見えていた
トゥルネル橋(Pont de la Tournelle)
3連のアーチ橋ですが両脇のアーチは中央よりだいぶ小さいです。
対岸大きなアーチの向こうに塔が建っているのですがその奥の高層ビルと重なってしまいました。
高さ15mあるその塔にはパリの守護聖人である聖ジュヌヴィエーヴの像が設置されているのことです。
この橋をもう1枚、上流側から
その次のシュリー橋(Pont de Sully)
シュリー橋はセーヌ左岸からサン=ルイ島先端部を通り右岸まで、2本の橋から成っています。
こちらは左岸からサン=ルイ島を結ぶグリーンに塗られた鋳鉄製3連のアーチ橋、アーチの長さは3つともほぼ同じです。
サン=ルイ島から右岸を結ぶシュリー橋、手前(サン=ルイ島側)から
こちらは川に架かる姿を捉えてなかったのですが、径間長42mのひとつの鋳鉄製アーチと径間長15mの2つの石造アーチの橋ということです。
その上から
右がセーヌ右岸、左がサン=ルイ島
もう少し渡って右岸近くから
前方にはマリー橋(Pont Marie)があります
トゥルネル橋からサン=ルイ島中央を縦断した先に架かる橋とも言えます。
セーヌ川と橋の記録は今回ここまでです。
パリ市内のセーヌ、いくつか未訪の場所もありますが見に行く機会まだあるといいなと..
2018年に投稿した時頂いていたスターやブックマークを誤って消してしまいました。ごめんなさいです。