街を歩きまわって日も暮れてきました。
9月なかばのリヨンの日没は20時くらいで日本と比べて遅いです。
その時間はハッピーアワー?
夕食に訪れたブション*1でのアペリティフです
店のオリジナルビールかな。
リヨン商工会議所認定ブションであることを示す「ニャフロンの横顔」がビール瓶のラベルにもあしらわれています。
こちらは帰りがけに撮ったのですが
"Café du Jura"というお店でいただきました
1867年創業という伝統あるブションです。
ローヌとソーヌの間、プレスキル地区にあります。
これが食いたかったの第二章はこれ
「ブレス産鶏肉とアミガサダケのソテー白ワインとブレス鶏のクリームソース」みたいな名前の料理。
要するに「ブレス鶏」というのが食べたかったのです。
某サイトの説明によれば
「ブレス鶏とはリヨンの北東ブールカン=ブレス周辺で生産され、ヨーロッパで唯一原産地統制名称(AOC)*2認定された鶏で、『世界で最も高価な鶏肉』と呼ばれることもある」そうです。
たしかに安くはなかったですがそれはどうでもよいとして、肉が引き締まってナイフで骨からはがすのがちょっと大変、最後はだいぶ冷めちゃった。
左は昼にも出てきたバスマティライスです。
ブレス鶏のほかにもあれこれ食べて飲んで..日に2軒ブションは絶対食べ過ぎになります。料理1品の量も多いし〈分かっていてもやっちゃうのよねぇ〉
食後にソーヌ川の近くを散歩
フルヴィエールのノートルダム大聖堂、下は裁判所の建物、そこから川の上にのびるのが"Passerelle du Palais de Justice"(パセレル・デュ・パレ・ド・ジュスティス)の橋桁とケーブルです。
橋を越えたところからふり返って
こちらはサン・ジャン大教会の後方から
サン・ジャン大教会2つの塔の上にのっかっているようなフルヴィエールの大聖堂、丘の上電波塔も光ってます。
このほかにもたくさんの建物などがライトアップされてとてもきれいな夜景でした。
つづいて次の日
パール・デュータワー(Tour Part-dieu)
リヨン中心街のシンボル的建物でしょうか。
建設されたのは1977年、その時はクレディ・リヨネタワーという名称でたぶんリヨン唯一の高層ビルだったようですが、現在は周辺にいくつか高層ビルが建てられてます。
そしてタワーの近くには巨大なショッピングモールがあります。
そこからそれほど離れていないところに昨日もちょっと訪れた
ポール・ボキューズ市場(Les Halles de Lyon Paul Bocuse)
こちらは市場南側の入口(ポール・ボキューズのフレスコが描かれているのは市場北側入口の道路をはさんだところ)
内部には"Halle de Lyon"(リヨンホール)として1971年2月16日に開かれたとするプレートが掲げられていました。
現在の市場建物は2006年に建設されたものだそうですが、そのときにPaul Bocuseの名が加えられたのかも〈推測〉
建物のなかは市場(マーケット)といえば市場なのですが、日本の一般的なスーパーのような日々の買い物用マーケットとは少し異なり、日本のデパートの地下食料品売り場(デパ地下)に近いです。なんとなく高級感があって特別な日の食材を買いにくるところとか
さらに市場に出ている店のダイニングやバーが併設されて飲食もでき、観光客などを大いに意識しているといったかんじでしょうか。
〈以下市場のカタログみたいになってしまいましたが〉
最初はポール・ボキューズに敬意を表して? 店名も"Paul Bocuse"
ショーケースのなかに見えてるのは干しキノコ類〈しいたけはないようです..〉、フォワグラ、オリーブオイルそのすぐ隣りがキャラメル、プラリーヌ、チョコレート、何かのソースなど脈絡なく(?)所狭しと並んでおります。
反対側のケースには惣菜類なども豊富にありました。
こちらはリヨンの高級チョコレート店 Sève(セーヴ) その一角
チョコだけでなくマカロンやエクレア、タルト、ケーキ類も充実..
左奥のほうに写っているのはNICOLAS(二コラ)と言う名のワインショップ
で、こちらのケーキ、サイドから無理やり撮ったけれど店の名前がわからない..
こっちはいわゆる八百屋さん
キノコのインパクトに思わず1枚
キノコ右から「セップ茸」(イタリア語では「ポルチーニ」)、「ジロール茸」(アンズタケ)、次は訳すと「羊の足キノコ:pied mouton」って書いてあるようですが→調べてみたら日本語では「鹿舌(カノシタ)茸」、左の肉まんみたいなキノコはその名も「ジャンボシャンピニオン」=「ジャンボマッシュルーム」ですね
セップ茸がいちばんお高いようです。
あまり写真撮ってないのでこれが最後
パテですね
ショーケースの上にはピザらしきものも確認できます..こちらからは以上です。
ということで最後にもう一度ポール・ボキューズのフレスコ
市場のまわりの様子

そして次は旅の荷物をピックアップしてリヨン・パール・デュー駅に向かいます。
こちらパール・デュー駅のホームから
さすがにフランス国内でも大きな駅だけあって次から次へと列車が入ってきます。
なのに乗るべき列車はおよそ1時間出発が遅れまして
そのまま1時間遅れで次の目的地、ブルゴーニュ地方のボーヌに着きました。
ボーヌ駅に着いて
何だこの自転車は、と見る人
この年代物の客車、TERといって中長距離を走るフランス国鉄の快速列車です。
ボーヌには特急にあたるTGVがあまり停車しないのです。
こちらボーヌ駅の正面
サルスベリとか咲いてますが人々の服装を見ればわかるように気温は低く20℃未満〈時々まだ真夏な人もいますけど〉
というところでまた休憩にします。
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