散歩の途中

散歩の途中で観察記録、その後少し調べてから書くノート

入江川(横浜)、だいたい暗渠をたどって歩く(その2)

1回でまわり切れなかったので入江川その2です。

入江川流路〈推定〉地図

その1で取り上げた、主に入江川本流に注ぎ込む支流暗渠は通行不能が多かったですが、今回取り上げる支流の暗渠は歩道で通れたり、入り込めたりするものが多いです。

 

◆支流5暗渠(馬場1丁目方面流)

地図茶色ライン⑩

馬場花木園に寄って、支流のせせらぎ緑道へ戻り上流へ。

支流のせせらぎ緑道、写真がなかったので初夏に歩いた時のを(馬場1-22)

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緑道のちょうどこのあたり、小さな歩道が左に分かれていきます。そこが別の支流(支流5)の合流点です。

 

分かれた歩道から緑道側を見て

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その後方はこうなります

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ここへは入りづらいので回り込みつつ上流側へ進みますが、いったん流路を見失いました。

 

馬場1丁目公園の後ろ側に続きがあるのを発見して追いかけると
住宅地の間に痕跡をあらわし

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さらに先は舗装が途切れて

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この先でまた住宅地前の道に出ますが、県道の大規模な改修工事があったりでわからなくなります。

 

◆支流0暗渠せせらぎ緑道の先

地図茶色ライン⑪

支流5との分岐地点まで戻り、せせらぎ緑道を上流側へ行くとすぐに緑道の上端です。
せせらぎ緑道上端

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ちょうど横切っている道路のバス停/馬場七丁目位置に出ました。

 

その上流側は入江川遊水池

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普段はグラウンドになっているようです。正面の建物は高床式(?)。

この正面側に流路の続きがありますが、住宅地内の一般道路となっています。

 

その道路に何本かの水路が左右から直交しています。
交わる水路のひとつ

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この周辺を古地図で見ると一帯は水田です。上流からの水を両脇へ分流させ、所々中央の田んぼへ導いたのが直交する水路、中央で余剰の水、排水を回収したのが現在歩いている水路跡の道、と推測できそうです。

 

支流0暗渠の上流端

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前方黄色の車止めの先へ支流7⑭が伸び、道路を左折する形で支流6⑫がのびています。車止めの手前が合流地点になっています。

 

◆支流6暗渠(上の宮2丁目方面流)

地図茶色ライン⑫

1つ前の写真を左折すると一般道に埋め込まれた暗渠道、その道はコンビニ前ですぐに右に折れます。
折れた先から振り返って

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前の駐車している車の前あたりで折れて、ここへ入ってくる道が支流6の暗渠道です。お店の前ですが。

背後上流側に車止めがあります。

 

その先は植栽のある一般道の歩道へ

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数百メートルほどこんな区間が続きますが、T字路でつきあたって歩道も途切れます。

 

突き当たり手前

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いったん痕跡は消えますが、前方のマンションの向こうへ回り込んでみるとまだ谷地形が続いています。

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車の後ろ側へ続く道があやしいのですが、私有地のようで追跡は断念しました。(上の宮2-10)

いずれにしてもこの先は谷頭地形です。

 

◆支流6a暗渠(上の宮1丁目方面流)

地図茶色ライン⑬

支流6と7が合流する前に支流6に合流している流れです。
先ほどの花やさんの近くまで戻ります。

こちらの流路をたどっていくと急な崖の谷間に入り込みます。

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といっても両側に住宅がひしめいてよくわかりませんが。

 

圧迫感と湿気が強い

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最近改修したのかアスファルトが新しい。マンホール蓋は横浜市内でよく見るベイブリッジのやつです。

 

最後はこんな場所へ

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すごいですね。昔はここに滝がありましたといった感じです。

 

◆支流7暗渠(北寺尾7丁目方面流)

地図茶色ライン⑭

支流0の先の車止めを先へ進みます。

しばらくは普通の暗渠道ですが、片側に崖が現れたかと思うと
結構な段差になります

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でも途中で段差はなくなります。

 

次は流路跡にブロックがはいって、これはたどりやすいです

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行き止まりでしょうか

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右折してもう少し続いてました

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先で上がったところ、道路が横切ってますがその先は痕跡が消えてしまいます。
でもこの先がまだ怪しいのです。

 

◆支流7とつながっていたかもしれない流れがある

地図紫色ライン⑮とグレイライン

支流7の上流にあたる方向には地図中に紫色ラインで示した流路(跡?)<地図⑮>があります。
この流れは馬場5丁目、北寺尾5丁目あたり、いくつかの谷戸奥が源となっています。
痕跡を下流へたどって行くと現在の県道111号に出て北方向へ進んでおり、(明治期地図では)二ツ池に注ぎ込んでいます。

二ツ池(の片方)(獅子ヶ谷1丁目)

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正面の丘の向こう側から流れて池へ注いでいるようです。

 

これだけだと⑮と支流7⑭はつながらないです。

ところが地形図を詳細に見ると、⑮の流れが現在の県道に出てくるあたり、谷が2方向に分岐しています。
北側の二ツ池方向とちょうど支流7のはじまる方向が谷底、双方の標高もほぼ同じように下がっていきます。つまり⑮から流れてきた水は南北に分流していた可能性がきわめて高い(そうでなければ双方に谷ができるはずがない)です。

明治期迅速測図を見ても谷の双方に水田があり、両方向へ水が供給されていたことがうかがえます。

という前提推測にしたがって実検して引いてみたのが⑯の流れです。(流路一部は現在の道路などに置き換えてます)
ただ、⑯ははっきりした痕跡があまり見つかりません。

⑯の流路跡、あるいは支流?(北寺尾6-28)

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奥の未舗装部分から側溝が続いていましたが、この奥にある暗渠の規模に比べるとだいぶ小さいので、分流後か、支流と推測しました。

 

◆<地図⑮>の流れの奥

地図紫ライン⑮とピンクラインいくつか

こちら、なかなか個人的に興味深い風景が見られたので断片的に。

⑰支流の暗渠
住宅間に出てくる暗渠道

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中へ入って行くと崖の際を暗渠道が続きます。
そのへんの風景もなかなか高湿度でよろしいのですが、先へ。

 

垂直の壁底

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先ほどの暗渠道の先端部が何気に足元を通過してました。分岐して別の流れもこの谷底にありました。

こういう場所、すり鉢の底なんて言いますが、鉢を垂直にまで削って上に住宅のせてます。

 

⑮の流れに戻って上流側へ少し行ったところ。
このすき間がまた別の流れの跡(支流)です(馬場6-25)

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ここはさすがに入りません。

 

⑮を先にすすむと
何やらフェンスが見えてきました

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覗き込むと向こうへ暗渠が続いています。

 

回り込んで少し先から振り返って

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だいぶ幅広い暗渠になってます。もう源流近くだと思いますが。

 

この背後(が上流方向)で一般道へ一度出て、馬場第一公園脇を通ります。

その公園先で(馬場5-12)

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絵的にはアレですが、暗渠へ向けて突き出した配管の数々。
水は向こうからこちらへ、手前で左に折れて公園方向へ。

 

そのすぐ上流側にあたる場所ですが

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大げさにいえばすべり台のような坂道ですが、先ほどからの暗渠の続きではないかと推測したい場所です。右側は崖ですし、両端にはちゃんと側溝が備えてあるというのもポイントを上げています。

この坂道を上がったところは鶴見配水池、ネギ坊主の愛称がある古い配水塔があるところです。(ちなみにそこから水を流すということはやってません)

 

最後に、⑮の上流部谷戸の風景を丘へあがる途中から

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谷奥からのながめ。手前側の崖ぎわなどから水が湧き、集まって向こうの方向へ流れができています。

 

上流へ向かっての流れの追跡はここまでとしました。

入江川下流部にもいくつか支流が存在していることは確認していますが、またの機会とします。

 

その1 

miwa3k.hatenablog.jp