入間川を荒川との合流地点からさかのぼって歩いています。
現在位置は川越街道(国道254号)が通る落合橋です。
この橋は入間川と支流の小畔川(こあぜがわ)、越辺川(おっぺがわ)の3つの川を一気に跨いでいるので、向こう側まで渡って3つの川を見てきました。
最初はいちばん南側を流れる入間川
上流方向を見て
道路越しに下流方向も
左の草を刈られた茶色の土手は入間川と小畔川を分ける背割堤。
その背割堤を越えて
小畔川・上流方向
正確には同じ河川敷にもうひとつ流れがあってこちら旧小畔川。現在は少し上流の農業排水等を集めてここに至り、小畔川に合流します。
左に少し見えているのが小畔川。
さらに小畔川、越辺川を分ける背割堤を越えて北側
越辺川
川の中に杭のようなものがいくつか頭を出しているのが見えます。木造だった昔の落合橋橋脚かもしれません。
3つの河川はかつてこの落合橋付近で合流していましたが、合流時の水流がスムーズになるよう昭和初期に下流の釘無橋付近まで1500mほど引き下げる工事が行われました。(現在、越辺川と小畔川は落合橋の下流500mで合流、さらに1000m下って越辺川と入間川が合流する)
引き返して入間川右岸堤防へ戻ります。
落合橋の少し先に10.0k標識(荒川合流点から10㎞)
左河川敷に川越狭山自転車道、向こうに落合橋。
自転車道沿いには「海まで55.0㎞」の標柱も立ってます。
ここから歩く方角はしだいに南へ。
川越市内で入間川は市街地を中心として4~5㎞の距離をおいて周囲をまわるように流れています。(大体半周している)
もうひとつその内側で大体1kmの距離をおいてまわっている川もあり、新河岸川です。
川越市福田付近、堤防上の管理道路から
右が河川敷、自転車道は堤防の外側へ移りました。
同じ場所から河川敷方向
相変わらず草むらと木々に覆われて流れは確認できません。
そこから1500mほど上流へ進み(川越市上寺山)
ここは流れがはっきりと見えます。その中に堰(寺山堰)があります。
雁見橋(かりみはし)から上流方向
寺山堰から400mで雁見橋、さらに800m進むと川越橋。
川越橋のたもとから
『川越』の名前がそのまま使用されているためでしょうか、親柱の上には川越観光スポット『時の鐘』のモニュメント、左側は『三十六歌仙額』、(川越ゆかりの?)36人の歌仙肖像と和歌が描かれたプレートが埋め込まれています。
橋は市道が通り長さ288m、橋詰以外はいたって普通の橋でした。
橋上から入間川上流方向
左側土手から連続ヘアピンカーブで河川敷に入ってくる自転車道がみえます。
自転車道を伝って河川敷に下りるとまもなく
堤防上に14.0k、河川敷に海まで58.9㎞の標識
奥は東武東上線橋梁。
その下を潜っているときに電車が通過して
そこから約300mで次はJR川越線の橋
川越線は荒川合流点付近にも橋梁がありました。(¢:cの部分が川の流れ、lが川越線、交差部分に橋が架かり、lの真ん中あたりが川越の街中、といえば分かりますか?)
さらに200mで初雁橋(県道15号川越日高線)
手前に見える溝は農業用?排水路〈空堀でしたが〉、入間川本流は対岸近くにあります。
川越狭山自転車道はここで初雁橋を渡って対岸(左岸側)へ移ります。〈自分も渡ります〉
初雁橋上から下流方向
前方に川越線と東武東上線の橋
渡って左岸側からふり返り
同じ橋を上流側から見たら
塗装色が全然違うじゃないですか〈塗りかけ?〉
この日はここ、初雁橋までです。
これより上流は日を改めて歩きましたので、記録も回を改めて。
前回その1
続き
入間川流路地図 荒川合流~飯能河原