南国のリゾートでも観光地でもないですが、京浜島というところへ行ってきました。
京浜島は東京湾の人工島のひとつ。1970年頃に埋立、造成がはじまり、70年代末からは工業団地として稼働しています。
京浜島
東京都大田区に属しており、羽田空港から運河をはさんで北隣りに位置しているので、離着陸する飛行機が良く見えます。
島の東端にある”つばさ公園”周辺と南側(羽田空港に面した側)は、海岸の護岸に沿って約半周が公園と緑道となっています。ここを歩いて、飛んでる飛行機を間近から見るはずでした。
しかし無計画に出かけていつでも希望通りにいくとは限りません。天候や風向きで使用される滑走路も変わりますし、なにより今はCOVID-19の影響で便数がとても少なくなっています。
でもその代わり、停まってる飛行機はたくさん見ることがてきました…。
まず”本土”の大森から昭和島へ、さらに京浜島へ2つの橋を渡って入りました。
昭和島へ渡る「見晴らしばし」の上からスタート
以前は橋桁に「大森東避難橋」と記されていたのですが、今回通ったら欄干などには「見晴らしばし」と名前が掲げられてました。
下は京浜運河、前方は人工の砂浜「大森ふるさとの浜辺公園」です。
右側が昭和島。
そちらも埋立地の人工島、工業物流団地ですが、首都高速や東京モノレールの地盤としても使われてます。
モノレールの車両基地も
上に被さっているのは首都高速です。
昭和島の東側から京和橋を渡って京浜島へ
京和橋上から
正面の橋は首都高速湾岸分岐線、その向こうへ京浜運河が続いています。
同じく橋上から
東海大橋(国道357号・湾岸道路)、首都高湾岸線の橋
手前の赤い、上に反っている橋が東海大橋です。
京和橋を渡って京浜島に入ります。
京浜島側からみる京和橋
足元は京浜島外周の緑道になってます。
なってますが、このあたりはあまり通る人もなく、ところどころぬかるんでたり、草ぼうぼうだったり。
西側の緑道
たしかに”緑”道。
はじめは対岸に昭和島が見えます
右、クレーンの見えるところが昭和島、左奥の方は森ケ崎、羽田方面。
島の角まで来て方角が変わり、対岸が羽田空港になります。
京浜島緑道公園から対岸は羽田空港
少し先へ進んで
駐機中の機体がたくさん見えます。
京浜島最南端から空港管制塔方向
この付近はA滑走路の延長上、南風運用時の都心上空を飛ぶコースの着陸機はこの真上を通過するはずですが、この日は北風運用のようで(しかも運用時間も外れていて)、ここを通過する機体はひとつもありませんでした。
東側へまわって
こちらも駐機場はほぼ満杯
1機、C滑走路から離陸した機体が見えます。
別位置から
空港側の端っこ
前方、橋のように見えるのは航空機の進入灯設備。延長上にB滑走路があります。(この時はB滑走路も使用されてなかったと思います。)
京浜島東側、つばさ公園歩道
東側は京浜島つばさ公園として整備されています。歩道も舗装されてきれい(なところもあります)。
島の北東側、大田清掃工場の脇で歩道が途切れます。
歩道の終点
島の外周を巡る歩道ですが、北側にはありません。
海側、向こうに見えるのは城南島。京浜島同様、埋立てられた人工島です。
歩道終点近くから振り返って
この付近はC滑走路から離陸する飛行機が近くに見えました。でも飛んでいく数が少なくて記録に収められてません。
島へ渡ってきた京和橋から緑道終点まで、2.5km弱。次はこれをそのまま引き返します。
南端の緑道公園あたりまで戻り
地上は静かですが、この地下を首都高速湾岸線、湾岸道路の空港北トンネルが貫いています。
再び京和橋を渡って昭和島へ、さらに見晴らしばし(大森東避難橋)を渡ってスタート地点まで戻りました。
見晴らしばしのたもと昭和島側から
左側堤防が切れているところは呑川旧流路の河口。つい最近まであった呑川水門が消滅していたことに気づいて1枚記録しました。
後ろは船の係留所になってますが、そちらの壁を高くしたのですね。
呑川水門があったところから内側
呑川も現在は別の流路を通っています。
多摩川までもう少し歩きました。
森ケ崎水再生センターと首都高速羽田線の間が歩道になってます。
ちょっと車の音が騒々しいです
その歩道からも羽田駐機中の飛行機が少し見えます
羽田可動橋、海老取川
左の宙に浮いているのが可動橋の端部分、途切れてますが、旋回させて1本の橋につながります。
1998年まで使用されてたそうですが、現在は休止扱い。
こちらが現在の呑川。一番下流に架かる橋、ここから一般道に出ます。
そして再び海老取川沿いに出て
なんか地味な歩道橋ですが名前は「天空橋」
名前からくるイメージと実体が噛みあわない気もしますが…。橋の向こうは京急空港線天空橋駅。
弁天橋の先へ出て海老取川、多摩川の分流地点
合流でなく分流、海老取川の上流地点です。
穴守稲荷神社の赤い大鳥居も健在。
多摩川には羽田連絡道路の新しい橋の様子も見えてます。(架橋工事中)
多摩川上流方向は釣り船のたまり場
またこの日も多摩川へ来ました。ここまでとします。