散歩の途中

散歩の途中で観察記録、その後少し調べて書くノート

平塚〈ゆるぎの里〉吉沢と鷹取山へ行く

平塚市西部の丘陵地帯にある、ゆるぎの里、吉沢(きさわ)地区を巡り、隣り大磯町の鷹取山へと歩いてきました。

足あと地図 <金目川から上吉沢配水池まで>

最初は金目川から富士山(平塚市南金目)

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このあたりはまだ吉沢に向かっている途中です。

こんな橋を渡りつつ富士山を撮りました。
前河原橋

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金目川の南側へ来ると、坂道を少しずつ上がっていきます。神奈川県農業技術センターの農場などを通りぬけると吉沢地区に入ってきます。

吉沢の丘陵地帯を向こうに望む

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丘陵の北側から南向きに撮って逆光になりました。

”飛谷津(とびやつ)の丘”から

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富士山ビューポイントという謳い文句の場所からです。丘というか土手の上や周囲に桜の木が植えられているので、花の時期は特に良さそうです。
でもせっかくの場所なのに、電柱などがかぶってしまってます。これは完全に手抜き写真でした。

少し離れた場所から富士山をもう1枚

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これは「吉沢の里地」の標柱があった場所から

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向こうに見えるのは大山、その手前に延命寺の屋根、その下に小さな集落という風景です。

いったん北側の丘から下り、吉沢小学校、吉沢公民館などの前を通過、バス通りを渡って南側の道へ入っていきます。

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この道から吉沢の池と霧降りの滝へ向かいました。

吉沢池

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吉沢の池
この池は、日之宮山(標高約150m)を水源とする宮下川の水を溜めた池で、広さは49m×30m、水深は約10m。昭和10年(1935)に食糧増産を目的として作られたもので、水不足のたびに利用されている。なぜこのような溜池が必要かというと、吉沢の山々は、鷹取山レキ岩層と呼ばれる大変硬い岩盤からなっているため、この地域の降水は、地下水とならず地表水となり、乾燥期には水量が極めて少なくなるからである。

池の奥に行くと霧降りの滝があります。谷間の山道を歩いて行きました。

滝から池へ細く沢があり、ぬかるみが多いので木道が整備されています。

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ところどころ木が腐って穴があいていたり、踏み抜きそうで慎重に行きます。

ここが霧降りの滝の前

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滝の近くへ下りることができますが、この時期水量はほとんどありません。
黒い部分が水の流れのあるところ

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霧降りというより墨塗りといったかんじですが、滝を流れ落ちた水はひとつにまとまって小さな流れをつくっています。

解説の写真には流れる滝が写っていました。
ちっちゃいけど

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霧降りの滝
この滝は、日之宮山を水源とする宮下川の上流に位置している。高さ12mの所から水量の多い時はまるで霧のように流れ散るので、この名が生まれたといわれている。天保4年(1833)に建立された「霧降瀑の碑」によれば、このころから名瀑として知られていた。かつてこの滝は「魔王の滝」ともいわれ、傍に不動堂があり毎年7月28日には、滝の不動尊祈願を上吉沢妙覚寺の住持が修法している。

滝から先へ行く道もありますが、吉沢の池まで戻ります。
向こう側開けているところに池

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のどかな農道を通って八剱(やつるぎ)神社、松岩寺へ向かいます。

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神社は集落の鎮守としてよく見かける、小さなものでした。

下吉沢八剱神社境内から外の風景を

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松岩寺へは長い階段をあがります。

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階段の途中にこんなお地蔵さまがおりました。目はサインペンで描かれてます。

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さては風変わりなお寺かとも思いましたが、門をくぐるとごく普通の寺院でした。(失礼しました)
松岩寺本堂

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本堂の裏へさらに上がって行くとよい眺め、平塚市街地や遠く三浦半島が見えました。
松岩寺裏から東側風景

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そこからは雑木林に入り、細い道をしばらく歩きます。通った道はハイキングなどのメインルートから外れていたからか、案内がなく、道の分岐ごとに一瞬迷いました。(間違えても危険ということもないですけど)

しばらく林の中を行き、沢すじに出ると案内標識が現れ、道もしっかりしたものになりました。
この坂を上がると”ゆるぎの丘”に出ます

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ゆるぎの丘

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丘の平坦なところの木を切って広場のようにしたそうです。北側へ開けていて丹沢、大山などがよく見えました。

これは北東方向の眺め

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平塚市北部から厚木など、遠くは横浜方面も。
そして手前、広場には一面菜の花が植えられています。

別の位置から

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まだ花には時期が早すぎました。
開花は3月から5月はじめ頃にかけてということです。春の写真を見るととても見事でした。

ここは整備されてまだあまり時間が経ってないようで、存在はまだあまり知られていないようです。できれば春の花の時期に再訪したいと思いました。

次は鷹取山へ向かいます。

再び雑木林の山道を歩きます。

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先の案内標にあった”立石”へ寄り道

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急な坂を下りたところに巨大な石がありました。まあ、それだけ…
ちょっと横着して後ろ側、急坂の少し上から。

元の道へ戻ってさらに進むと関東ふれあいの道とぶつかります。
関東ふれあいの道との合流地点

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鷹取山までは0.5㎞です。

0.5㎞歩いて、鷹取山頂近くの鷹取神社へ。
鷹取神社

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ここには以前、大磯高麗山、湘南平などを経由して訪れたことがありました。

大磯・高麗山、湘南平から鷹取山を経て秦野へ歩く - 散歩の途中

鷹取山山頂は神社から少し離れたところにあり、そこへは前回↑行きました。
山頂の三角点はこの上にあります

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鷹取山の標高は219mです。神社付近を含め頂上近くからの展望はなく、遠くは見えません。

山へ上がってきた道をまた戻り、先ほどの合流点を過ぎるとゴルフコースの脇へ出ます。
そこを少し行くと上吉沢配水池

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上水道を周辺に配水する設備が見えてきます。ここは特に何かの見どころという場所ではありませんが、一応ここでひと区切りということで。

ここからは一般道に出て帰途につくのですが、交通便利な場所まではまだ遠く、さらにあちこち寄り道、徘徊していきました。

途中、もう梅が咲き始めているのを見つけました

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ちょっと見にくい…