三浦半島の富士山(三浦富士)に登りました。そこから砲台山、武山と尾根を伝い、次は海岸まで下って長井、本家富士山を見ながら歩き、初声(はっせ)で広い畑の中を通って三崎口へ出ました。今回は横須賀、三浦の巻。
最初は富士山に向かいます。駅近くからハイキングコースの案内標識が充実しているので道に迷うことはなさそうです。
でも三浦の富士山、山の形が本家と似てるとかではなく、どれが富士山かすぐにはわかりません。
住宅地はすぐに途切れ、畑の中、森の中へと続きます。
畑から森へ(登山口付近)
山道に変わる直前に横須賀警察犬訓練所。
ちょっとためらいがちに
何か自衛隊風(?)な看板掲げてますけど、民間の犬の訓練所。
いわゆる登山道はこんなかんじ
向こう、最後の階段をあがると頂上です。
富士山頂上
標高183m、地理院地図では「富士山」と記されてます。でも実際は案内標識を含め「三浦富士」が多く使われてます。
駅前からの所要時間は30分程度でした。
頂上からの眺め
木があるので360度の眺望とはいきませんが、ながめは良いです。これは相模湾から伊豆半島方向(のはず)。
頂上付近は長居休憩中のご老人グループ。早々に次へ向かって歩き出しました。
尾根伝いに歩いて砲台山(ほうだいやま、または大塚山)へ向かいます。
尾根の道
アンテナのあるところが砲台山山頂
海上保安庁武山受信所というものだそうです。山頂ではその設備工事作業中でした。
砲台山標高は204m(地理院地図)。
山頂付近から南側三浦半島先端方向
前方には伊豆大島もうっすらと。
近くには山の通称にもなった砲台跡が残ってます。
すり鉢状の砲台跡
昭和初期、海軍によって建設されたものだそうです。
周囲の穴は弾薬の格納庫とか。
こちらへ上がってくる途中にも遺構(?)らしきもの、何でしょう?
こんなものが建設される必要がなければ一番良かったのですけどね。
次は武山(たけやま)へ向かいます。
三浦富士、砲台山、武山標識
また尾根伝いに
道は歩きやすいです。
武山到着
こちらも頂上付近に金網で囲われた電波塔があります。
標高はちょうど200m。
展望台もありました。
展望台から北方向(横浜、東京方面)
砲台山の電波塔を向こうに
その向こうに三浦富士のはずですが、目印になるものがありません。
海(東京湾)の向こうは房総半島。
南側を向いて三浦半島と房総半島の先端
この時はまだ雲が多く、西側の富士山などは望めませんでした。
山頂近くには武山不動尊があります。
展望台から
武山不動尊から先へは山を下ります。こちら方向は舗装道路になります。(細くて急坂ですけど)
下りの途中で西側
相模湾側、海をはさんで富士山がスタンバイ状態。
陸上自衛隊武山駐屯地前へ下りてきました
1つ前、上空からの絵で左方一帯を占めていた自衛隊駐屯地です。
ここから長井方面へ手前の国道134号を渡って海岸沿いに出ます。
冨浦公園の岸壁から
ここは小田和湾、こちら側は湾奥で向こう左右に陸地が少し見えます。
左側、ようやく現れた富士山の方向へ進みます。
防波堤上から
少し風が強く、波が立ってます。
海岸線沿いに歩いていくと長井漁港へ
長井漁港の先で
長井と荒崎の間、漆山漁港付近から
前の道を左へ行くと荒崎、そちらも良いですが過去に訪れました。今回はここで海岸線から離れます。
道路上に渡された不思議な飾り
近くに解説がありました。
横須賀市指定重要民俗文化財 長井町荒井の道切り
毎年、5月15日と11月15日の住吉神社の祭礼の前にしめ縄が作られ、ここ勧明寺前などムラ境の三カ所に張られます。この習俗は疫病などがムラに入って来ることを防ぐためのものです。
台地にあがると畑、向こうに観覧車
”長井海の手公園ソレイユの丘”があります。
入口前を通過し、振り返って
公園と反対側の畑の向こうは先ほど歩いてきた武山など
丘から下りて初声(はっせ)という地域。
広い畑、大根畑
白首の三浦大根がこの地域の名物でしたが、これは青首ですね。
いずれにしても立派な大根足
ようやくゴールが近づいてきたようです
右の方へ坂道を上がれば三崎口駅。
その坂道は河津桜が見ごろを迎えていました。
駅前バス停近くから
足あと地図を最後に置いておきます。