「高野(長窪)の切通し」を訪ね、次に向かったのは「大船の切通し」です。
前回分
高野から住宅地のなかを歩いていきます。
途中で見かけた一軒の住宅
手前に長屋門、その後ろに主屋の屋根〈画が全然良くないですね🙇〉
こちらはかつての大船村名主であった甘糟家邸宅
築300年の歴史あるお屋敷とのことですが、ごく最近改修されて
【甘糟屋敷】になってます 画がダメダメだったのでリンクはっておきますね
甘糟屋敷から200mほど行ったところ
道の先には素掘りのトンネル、その上、林の中を大船の切通しがとおっています。
右の道にはいると熊野神社と多聞院があります。(間の建物は「大船町内会館」とあります)
切通しの前に周囲を少し見ていきます。
(大船)熊野神社鳥居、多聞院本堂など
熊野神社は甘糟家祖先の甘糟長俊が勧請したそうです。
多聞院は山ノ内瓜ヶ谷にあった観蓮寺をやはり甘糟長俊がこちらへ移し、熊野神社の別当寺となったとのことです。多聞院本堂隣りの住宅のほうがなんだか目を引きます。
熊野神社への階段
本殿前から
奥の崖を掘って小さな祠、背後林の中を切通しが通ります。
角度をかえて
緑の屋根は神楽殿
切り株は御神木だったのもの?
本殿を背にして
左は多聞院本堂 〈そういえばそちら境内に入らなかったようで...記録がないのでした💦〉
熊野神社脇、先ほどの道路にある素掘りのトンネル
トンネルは昭和に入ってから掘られたようです。この真上にトンネルと直交する方向で切通し
そちらへ上がる入口ですがトンネルのすぐ手前
道路標識の左へ入る小道があったのですが『私有地』ということで鉄パイプで封鎖されて通れなくなってました。〈最近のこと〉
仕方ないので手前フェンスの駐車場をまわり込んで後ろからアプローチ
こちらも通れなかったら切通へは行かれない..ちょっと心配でしたが🙆
「大船の切通し」入口付近
ここから奥へ切通坂道上がって行きます。
入ってすぐ
左下、崩れてるところがありますが(木の枝が積んである)、近づいてみると
穴があいてて向こうが見えてます
すぐに崖になって家の屋根などが見えてました。
同じ位置から穴の左の方
ここも崩れたのかあるいは元々切通しとして削った部分なのか判断つかなかったですが、通るには無理がありそうです。
(国土地理院地図拡大して調べてみると道になってるようです。ただしこの地図は通れるかどうかを保証してはいませんので)
切通しの先をみて
大船の切通し、下の入口近くは高野の切通しとあまり変わりません。
少しずつこちらはのぼって行きます。
「高野」は多少道がカーブしてましたが「大船」はほぼ真っすぐです。
壁はほぼ垂直を保持してますが風化して土のようになってしまったところも目立ちます。
壁の高さもこちらが低め
そして上へあがるにつれて壁がさらに低くなっていきます
土を被って詳細わかりませんが、ここは石垣を積んだのでしょうか?〈なぜ?〉
そして切通しではなくなってしまいます
切通しの壁がなくなって下の景色が現れました
みえているのは多聞院本堂隣りの住宅かと
片側はすぐ崖でフェンス
もう少し先へ行くと大船高校グラウンド裏に出ます
かつての道はここから大船高校敷地を横切って六国見山への稜線をまっすぐ上がっていたようです。
現在は標識に示されているようにいったん左へ階段をあがります。
階段を上がってふり返り
背後は住宅地、行き止まりのロータリーへ出ます
正面植込み周囲で道路がロータリーになってます。路線バスの終点(高野台バス停)で転回用でもあるのですね。
ここから正面奥の六国見山へはいくつか道がありますが、すぐ住宅裏手に入る道をたどりました。
そちらは次回とします。