6月下旬に多摩川堤防を歩いた時の記録、在庫放出です。
2020年分手持ち在庫、いまのところこれ1つだけになってしまいました。理由は天候不順ですね。(その前の”外出自粛”てのもありますが)
でも
数年前の東京五輪招致の予言では
〈この時期の天候は晴れる日が多く、且つ温暖であるため、アスリートが最高の状態でパフォーマンスを発揮できる理想的な気候である〉
なので以後心配は無用ですwwww
くだらないこと言わずに進行。
2,3分ですぐ河原。
登戸側から多摩水道橋
渡ります。
川は穏やかです。空は雲が多いですが雨は降らなそう、しだいに晴れてきます。
多摩水道橋を渡って左岸は東京都狛江市。今日はどんどん下流に向かって歩きます。
堰上流側から
下流側から
ここは二ヶ領用水に水を取り入れるための堰です。この用水は対岸、川崎市側の農工業用水などとして利用されてきました。現在、水の使用用途は変化していますが今後も当分廃止されることはなさそうです。
1974(昭和49)年9月の台風では宿河原堰堤が崩れて狛江側の堤防が決壊し、民家19戸が流出した狛江水害の現場でもあります。「多摩川決壊の碑」が河川敷にあります。
狛江の堤防上の歩道、ちょっと寂しい
このへんから下流側は世田谷区。
手前は警視庁交通安全教育センターの講習用コース。向こうは目黒区のグラウンド。
東名の橋の下流側も講習用コース
多摩川左岸海から20kポスト
この日歩き始めの登戸が23k、ゴールは海から約1k、まだ先は長いです。
鉄塔の基礎部分はレンガ造りで古そうです。
二子玉川、二子橋などが遠くに見えてきます
この付近アスファルト舗装の歩道。舗装されているほうが歩きやすいですが、自転車で通る人も多くなります。
新二子橋に近づいて、野川が多摩川堤防の内側へ入ってくるあたりは昨年(2019)秋の台風19号浸水被害の復旧作業が続いていました。以前は泥だらけの田んぼ状態の場所もありましたが、だいぶ復旧しました。
復旧作業中
周囲は野球場やグラウンドなど、整地、設備の取り付けや道路の舗装などが残ってます。
2019年台風19号でこの付近は住宅地へも水があふれ、浸水被害があったところです。多摩川、野川の合流地点付近で水かさが上がりやすいのですが、左岸側は浸水対策が甘いまま放置されていました。
この時は対岸川崎市側の平瀬川合流点でも堤防の切れ目から水があふれ、マンション、住宅などが浸水して被害が出ています。
現在、兵庫島公園などの復旧は一段落したようです。(両岸住宅地側の復旧状況や今後の対策については不明ですが。)
ちょうどここ、多摩川、野川合流地点です。この日はどちらの川も穏やかです。
2つの橋を越えて下流側の歩道
歩道部分、砂をまいたようにも見えますが、たぶん何か特殊な舗装をしていると思います。
歩きやすいのですが、そんなに長く続かず、いわゆる「ニコタマ」の範囲外で砂利道に変わります。
この一帯、台風19号の後には流されてきた砂が大量に積もり、河川敷が砂浜のようになっていた時がありました。
前方は矢沢川合流の水門、と《歩きにくい》砂利道
川が流れこんでいるので河川敷歩道にも橋が架かってます。橋のうえまで砂利まいてますねえ。元々から砂利道でしたが、最近新たに追加補給したような気もする...
水門を覗き込み
23区唯一の渓谷である等々力渓谷を流れているのがこの矢沢川、その多摩川との合流地点です。
大田区田園調布5丁目河原
大田区に入りましたが、相変わらず河川敷の歩道は砂利道です。
堤防上は二子玉川付近から多摩堤通りが通っています。車の交通量多くて歩道がないので歩くには危険すぎます。(二子から丸子あたりは対岸の川崎市側を歩くほうが良いかもしれません。)
多摩川台公園下の調布取水堰付近まできました
左端に写る歩道はこの付近、昨秋台風以来ずっと通行止めでしたが、最近ようやく行き来できるようになりました。
ここ、ちょっとした雨で水かさが増すと歩道と川の間のフェンスに流れてきたものが絡みついてすぐに壊れるんです。しょっちゅうそれで通行止め。フェンスの修理をしますが、毎度同じものを同じように設置するから、もう。〈学習せぇや〉
調布取水堰と東急線橋梁を越えて
丸子橋
ゴジラが暴れたのはいつだっけ。作戦指揮所、多摩川浅間神社はこの背後にあります。
丸子橋と東急線橋梁の間、向こうが武蔵小杉方面
下は丸子川の合流点です。
今度はJRの橋梁
JR橋梁の下流側から堤防上は舗装された歩道、そのまま河口近くまで続いてます。
河口付近から続く歩道の末端
外出自粛明けの運動不足解消で多摩川をよく散歩してました。世田谷、狛江方面の砂利道より歩きやすいので、しだいにこちら下流方面ばかり歩くようになりました。
大田区下丸子付近
堤防上は基本この感じの歩道です。河川敷は舗装されてたり、なかったり、ここは水たまりが見えてます。
河川敷はまだ台風後の復旧作業が続くところもあって、作業車が行き交ってたり。
ガス橋付近から
ようやく整備済となったグラウンド、トラクターも。
多摩川大橋まできた
国道1号が通る多摩川大橋は向こう側、手前のアーチのある橋は多摩川専用橋という名前で東京電力やNTTの送電、通信ケーブルなんかを通す橋。遠くから見ると2つの橋が一体になって見えるので、多摩川大橋はアーチのある橋という印象になりますが、ご覧のとおり。
大田区西六郷あたり
このへんで多摩川は逆S字に大きく蛇行。対岸向こうに川崎駅近くの高層住宅やビルが見えてきました。
遠くはJR東海道線などの多摩川橋梁、川を渡って向こうは川崎駅。
このあたりから一気に天気が回復しました。
六郷水門
左、堤防にかかる古い建造物が六郷水門。1931(昭和6)年竣工、六郷用水や周辺の生活用水を多摩川に排水するための水門でした。現在は隣接して船溜まりがあり、多摩川増水時に水の逆流を防ぐ水門となっています。(ただし2018年以降故障で門の開閉ができない状態とか)
六郷水門脇から、向こうが多摩川
左に見える大師橋まで行き、渡って右岸へ出ます。
右岸側、川崎市川崎区殿町3丁目付近
再び神奈川県川崎市側へ。今度は対岸、東京都側には羽田空港関連の建物などが見えています。また、羽田から川崎殿町側へ新しい橋の架橋工事が行われています。
多摩川右岸海から1kポイントから
羽田連絡道路の橋梁、羽田側は空港第3(国際線)ターミナル付近から、川崎殿町キングスカイフロント(いつの間にそんな名前がついてたのね)へ架橋されます。
当初予定で橋は2020年7月開通でしたが、あれこれトラブって2022年開通と変更されています。
完成すれば多摩川のいちばん下流に架かる橋となります。2車線の車道と歩道、自転車道も整備されるということです。
ですが、工事中は歩道をこの先へ進めません
もう少し先、運河とぶつかって行き止まりとなる右岸側の歩道は現在ここで通行止め。
開通時期の延期で通行止め期間ものびて、看板によると工事期間は令和3年3月31日まで。でもまあ、もっと先でしょう。