長い雨続きの日々が終わり、この夏もまた猛暑となりました。
しばらく長い距離を歩いてなかったのと、《こちらが重要》暑さに体を慣らすため、私の最近のリハビリフィールドとなっている多摩川に繰り出しました。また多摩川を歩いた話題、変化に乏しくて御免でござる。
コースは6月末にも歩いた、登戸から川下へ向かって河口近くまでの予定。行けるところまで行けば歩く距離は22~23㎞になります。真夏の耐久試験には十分な距離でしょう。
この日のスタート地点はここ
見えてるのは小田急線多摩川橋梁、左後ろはすぐ登戸駅ホームになってます。
6月にはすぐ上流側に架かる多摩水道橋を渡って左岸(東京都狛江市)側を歩きましたが、今回はこちら右岸(神奈川県川崎市)側を歩きます。
6月に左岸側を歩いたときの記録
堤防上から下流方向
上流方向も
当日スタート時のコンディションは天気晴れ、気温32℃と記録されています。(AppleWatchのワークアウトアプリが記録してくれます。)
体感で暑さ、湿気も感じましたがさほど気にしませんでした。水分補給の飲み物を調達せずにスタートした事のほうが気になってはいましたが、途中のコンビニか自販機で買えばよいかな、と。
二ヶ領用水宿河原堰
6月のときと、対岸ですけど同じ場所を歩いているので見えるものはほとんど同じ、視点が異なるだけではあります。対岸の河原は狛江水害の碑などがある広場など。
畑かな?
畑、菜園的なものって対岸東京都側にはあまりないな、昨年台風時の川増水で被害を受けなかったのだろうか?なんて考えてる余裕はまだ十分ありました。
東名の下をくぐって、海から20㎞地点です
歩道の左側にポストがあります。このへんで歩き始めて3㎞弱。
堤防の外側にはずっと多摩沿線道路という交通量の多い道路が並行しています。
ここにもコンビニのサインがあるのですが、道路を渡るのが億劫で、まだ飲み物を調達していません。
後から考えると水分を取りそこなったのが主な敗因、このへんまでにきちんと補給しておくべきでした。
河口から19㎞ポスト地点
川原も堤防も陽射しを遮るものが全然ないなんて感じ始めた頃、でしょうか。きっと気温も体温もスタート時より上昇しています。
遠くに二子玉川周辺の建物が見えてきたあたり。
しばらく行くと平瀬川合流地点。歩道は河原へ下ります。
平瀬川合流地点近く
ちょっと話題を変え。
右側は多摩沿線道路の平瀬川にかかる橋ですが、道路(橋)の高さは多摩川堤防の高さと同じです。
平瀬川の上流側をみると
平瀬川の護岸、堤防は多摩川に比べてずっと低いことがわかります。
2019年10月の台風19号で多摩川の増水によりここで川の逆流がおこり、低い堤防を水が超えて川の左側一帯へ氾濫、このときは人命も奪われる水害になりました。
悪条件、この左側一帯は背後にもうひとつ堤防が存在し、建物がみえている一帯はいわゆる堤防の内側、河川敷と同じ状態なのです。なぜそんな場所に住宅が密集しているのかは不明ですが、氾濫した水は逃げ場がないために溜まり続けて水かさを増し、住宅の部屋を水没させました。
現在何らかの応急工事は行われているようですが
今後どう対策するのでしょう。
直射日光を浴び続け、暑さにまいってきた頃です。水分補給タイミングを完全に逸してます。
河原には自販機もありませんよ。というわけで堤防をこえて、飲み物を調達しました。
高津区瀬田あたり
楽天ビルが真正面です。
やっと水分補給しましたが、体内にこもってしまった熱はとれません。
ところで独り言ですが
川崎側にも瀬田という地名があることをはじめて知った。明治期地図だと都県境がこちら側に蛇行してる、ということは多摩川が蛇行していた頃の名残り、かつては東京都側だったのか→東京府荏原郡瀬田村の一部。以上
木陰が羨ましい
まだ歩き始めて7㎞弱。普段なら余裕の距離ですが、一気に辛くなりました。
等々力緑地付近へ
堤防へ上がれば木陰を歩けそうですが、なぜそちらへ移らなかったのだろう?
休み休み歩くようにはなり、河原に意外とある水道で頭に水をかけたりして。まだ歩くか?
でもまだこんなのを撮ってます
丸子橋近くまできて。
多摩川スピードウェイ観覧席跡
日本初の常設サーキット場、多摩川スピードウェイは1936(昭和11)年5月、ここ現在の中原区上丸子天神町で開業。一周1200m、幅20mのオーバルダートトラックのコースと収容人数3万人のメインスタンドを備えていたとのことです。
現在は記念プレートが埋め込まれているという観覧席跡ですが、気づく余裕はなかった。
東急線橋梁と
丸子橋
JR線、新幹線橋梁と過ぎ
新幹線の橋の下だけ人が少なく、日陰で休憩。(河川敷、誰もいないように見えて日陰には人が結構います。)でもまだ歩く。距離がまだ10㎞程度なのが気に食わないらしい。
意識的にペースは落として、そのまま河原を歩き続け、ようやくガス橋付近まで。
右側の橋がガス橋(本名)。橋がガス管を抱えてます。
そのひとつ下流側に架かる、国道1号が通る多摩川大橋。なんとかここまでたどり着きました。
堤防上から多摩川大橋
河川敷はパブリックゴルフ場があり、その受付フロントもかねて、堤防上に多摩川交流センターという建物があり、歩く人や自転車乗る人の休憩対応なども行っています。
とりあえず空調設備のあるここで休憩、と思ったのですが、内部はゴルファーでいっぱい、マスク着用必須、窓は開け放たれて涼しくなく、この時の自分にとってなんにも快適な要素がありません。
橋渡ってますね
東京都大田区目前です。
多摩川の流れ
橋を渡ってしばらく歩けば東急多摩川線の駅があります。こころざし半ばではありますが(嘘)、今回はここで撤退、まっすぐ帰ることにしました。
へろへろでしたが、無事に帰宅。その後少し熱中症的に頭痛がしたものの大したことはなく済みました。
歩いた距離はそれでも15㎞程度にはなったので、これも良しとします。
その後数日経ちますが、日々の最高気温予想におののいて外を散歩してません。また閉じこもり引きこもりに戻ってます。
COVID-19→梅雨の雨続き→その後の猛暑と、どうも今年は何かと足を引っ張られる…。
それにしても今回は暑さにいいようにやられてしまいました。真夏の外出、運動は周到な準備をして慎重に行いましょうね。