散歩の途中

散歩の途中で観察記録、その後少し調べて書くノート

上野原から津久井中野へ歩く 水辺のあれこれを見ながら その2

前回、相模湖の勝瀬橋を渡って旧藤野町吉野まで来たところです。

勝瀬橋から相模湖、相模川上流方向

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甲州街道吉野交差点から甲州古道に入って吉野宿の入口にあった高札場の跡を通り、急な坂道を上がります。

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下に現甲州街道国道20号)や湖

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旧道、傾斜の強弱はあるものの坂道が続きます。

甲州古道 赤坂」と記された標柱

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このあたりは坂ばかりなので逆に平坦な道に名前を付けた方が良いのでは、なんて思いつつ。

 

中央高速道を越えて山側へ

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脇の急な左カーブは相模湖IC出口への側道。

 

道の進む方向が変わって急坂は一息。
標高で100mほど上がりました。

南西の方角をみて

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古道によくある石塔など

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先ほど渡った勝瀬橋や相模湖

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次は下り坂
中央高速沿いに下り、今度はその高架下をくぐって湖側へ。

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与瀬(與瀬)神社の鳥居と参道

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社殿と鳥居の間を中央道が横切ってこのような階段参道になってしまいました。

 

神社の先で旧甲州街道から離れ、相模湖のほとりまで下ります。

鳥居と小祠、しめ縄のかけられた『御供岩(ごくいわ)』

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川(昔は相模湖なかった)で漁の網にかかった御神体を上げたとされる昔話が残る岩。御神体はその後与瀬神社に祀られたとのことです。

 

その近くから湖面

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ほどなく相模湖公園です。

ボート乗り場

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相模湖はダム湖水力発電施設があります。

かつて使用されていた発電用タービンを展示

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分割されてますが。

 

〈文字どおりの〉相模湖

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相模ダムの方へ歩いていきます。

対岸には嵐山洞門

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後ろの山が(相模)嵐山、山の崩落、落石などの危険を防ぐため下を通る国道412号に設置された洞門、窓のあるトンネルですね。
左にちょっと見えるのは相模湖大橋。

 

橋の上へ移動して

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同じく橋の上からダム側

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ダム天端の通路

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これより下流にある城山ダムは天端を国道が通る丈夫なつくりですが、こちらは一応歩行者のみの通路になってます。

 

通路から下を見る

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右側の建物は発電施設。ひとつ前の写真左側に変電施設も写ってます。

解説パネルを貼っておきます

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〈小さくてよく見えないですね〉

 

ダムの通路を渡って相模川の南側に出て、川沿いに下ります。
(川を渡らず甲州街道沿いに行けば小仏峠大垂水峠を越えて東京都へ入ります。)

相模川沿いに進む道から

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右側、「産霊宮水上神社参道」と書かれた石柱、「東海自然歩道 嵐山0.8km」の道標などが立ち、細い上り坂が続いていました。
この先正面の道を行きます。うす暗い森の中を通ったり、少々さびしいところもあります。

 

2.5kmくらい行くと相模川に架かる桂橋が見えてきます

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橋の上から相模川上流方向

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この付近も下流に沼本ダムがある影響でダム湖化して川に流れがほとんどありません。

同じく下流方向

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桂橋を渡った対岸には何年か前に痛ましい事件のあった津久井やまゆり園があります。新しい建物に建て替えられて再開されたようで、職員募集のポスターを目にしました。

 

先へ進んで国道へ出ます

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国道412号阿津交差点付近、この先迂回路がなくしばらく国道歩き。それほど交通量は多くないです。
ここにも「神奈川 津久井やまゆり園」緑の標識。

 

先へ進んで道志橋へ。

高い橋の上から

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右側の裾をぐるりと回って流れる道志川、左下は今渡っている橋の旧道に架かっていた旧道志橋の橋台や橋脚です。現在の橋と直角方向を向いているのですが、旧道は谷底へカーブを描いて下り、川を渡って再びカーブを描いて段丘へ上がっていました。新しい橋は段丘の両側を一気に繋いで通されてます。

 

下流側はこんな風景

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なぜか水が濁ってます。

道志川がかつての相模湖町津久井町の境界、渡って旧津久井町の範囲に入ります。この先も続けて相模川沿いを歩くのですが流れとは少し離れてこの先は水辺の風景がありません。

道志橋たもとにて

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ここで国道から離れ、細い道に入ります。

 

少し先へ行くと長く伸びる土手のようなものが現れました。

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通りかかったとき何かわからず不思議でしたが、あとで土地の起伏図を見たら道志川が削った段丘の崖線とわかりました。〈そうすると次は、何年くらい前にできたのだろうとか考えてきりがないです〉

 

ふと訪れる春も

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この日午前中は雪を見つつ歩いてました。

 

また橋を渡りつつ(新境橋)

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橋はわりと大きいのですが、下は小さな川で流れは見えません。

橋の上から1枚

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少し先で道志橋を渡っていた国道と交差し、国道の旧道へ。

一帯は中野といい、2006年まで存在した旧津久井町の中心で町役場もあったところです。
そんな中に小さな造り酒屋さんがありました。

巖乃泉醸造元清水酒造

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こちらの創業は1751(宝暦元)年、神奈川県最古の酒蔵だそうです。

前はちょうどバス通り、この日はここまで歩いて終了です。

 

前半部

miwa3k.hatenablog.jp