フランス・リヨンのメトロ(地下鉄)・トラム・バス・ケーブルカーのチケット購入方法と乗り方

リヨン(Lyon)の街を走る公共交通機関、タイトルに記したとおり4種類の路線があります(タクシーはここでは除外)。

いずれもTCL(Transports Communs Lyonnais)という組織が運営管理など行っていてチケット(切符)は共通、乗車する距離にも関係なく均一料金です。(4歳未満は無料です)
メトロの乗換えなどに限らず、メトロからトラムとか別種類の路線に乗換えても都度チケットを買いなおす必要はありません。

(1回券では使用開始から1時間以内の制限があるけど、乗り継ぎ時点で1時間以内であればよいのでそれほど時間のかかる路線はないと思います)

なお例外としてリヨン市街とサン・テグジュペリ空港を結ぶトラム(ローヌエクスプレス)は別途チケットを購入します。後述します。

 

チケットの買い方

すでに「紙の切符」は廃止されていて交通系ICカードを使います。

中央に写ってる『紙』製のICカードがそれ〈ありゃピンボケぢゃ..〉

カードには手前からトラム、バス、メトロ、いちばん奥にケーブルカーがあしらわれてます。
〈左は人形劇のギニョールです..関係ないけど〉

 

最初は自動券売機でこのカードを購入(0.20€)し、同時に使用するチケットをカードにチャージします。
(TCL営業所や一部街中のタバコ店などでもカード購入できますが、券売機でのやり方を書きます)

 

自動券売機はメトロやトラムの駅にあります。
券売機の上部に"Ticket Abonnements"などと書かれてます。基本はタッチパネル式です。

券売機はフランス語のほかに英語などに対応しています。(日本語はない)国旗マークをタッチすると言語を変更できます。

 

【カード購入】
はじめはICカードがないのでパネル左側の"ACHETEZ votre Billet TCL"/"BUY your TCL Ticket"を選択

初回はカード代として0.20€請求されますがカードは再チャージ可能です。(同一カードは再チャージ10回まで、また有効期限3年の制限があるらしい)

カードは複数人数での使い回しはできないので人数分購入する必要があります。(そこは日本の交通系ICカードと同じ)

 

【チケット選択】
続いて購入できるチケットの一覧がずらずら表示されるのでそこから選択します。

チケットの種類は様々ありますが、いちばん単純なのが「1回券(Ticket unité)」、そのほか旅行者などがよく使いそうなのが「10回券(Carnet 10)」「24時間券(Ticket 24heures)」(48,72時間券などもあり)あたりでしょうか。

料金はしばしば改定されているようですが、2025年現在というところで

1回券:2.10€、10回券:20.00€

2時間券:3.60€、24時間券:6.90€、48時間券:13.00€、72時間券:18.00€

などなどほかにもたくさん種類あり

 

【枚数選択】
チケットを選択したら次に枚数を選択します。〈1回券以外枚数選択するケースが想像しづらいですが〉

 

【料金支払】
支払はクレジットカードまたは現金で行います。
決済が完了するとチャージ済みのICカードが券売機から出てきます。

 

【再チャージ】
手元にICカードがある場合は券売機の所定の位置に置いて『再チャージ("RECHARGEZ votre Carte"/"RELOAD your card")』を選択します。
以下の手順は【チケット選択】以降と同じです。

 

今回自分はICカードを利用し、24時間券を購入しました。

 

ちなみに
上記TCL運営の交通機関はタッチ決済可能なクレジットカードでも利用可能です。(ICカードなしで)

メトロ、ケーブルカー改札機やトラム、バス車内にある赤い枠で囲われた専用の端末に都度同じクレジットカードをかざします。

料金はICカードの1回券と同じ条件(1回2.10€)ですが、4回利用すると上限(24時間券と同一6.90€)が適用されてそれ以上課金されなくなるそうです。

〈クレジットカードは利用しなかったので実感がないです〉

 

交通機関の利用方法

〇 メトロ・ケーブルカー

駅構内に自動改札機があるのでカードをタッチして通ります。ICカードは白枠、クレジットカードは赤枠内をタッチ

下車するときは"SORTIE"と記された改札機を通ります。カードの提示は不要です。

 

〇 トラム・バス

乗車時にトラムはドア付近のボタンを押し、バスは停止したらそのまま乗り込みます。
いずれも車内にあるカードリーダーにカードをタッチします。ICカードは白枠、クレジットカードは赤枠内をタッチ

下車はトラムではドア付近のボタンを押して扉を開き、バスは日本同様車内のボタンで次停留所の停止を依頼して停車したらそのまま下ります。

トラムはすべての駅に停止しますが、バスは乗車するときに(誰も)合図を送らないと通過してしまうので注意が必要です。(バスにむかって手を挙げるなどでOK)

 

〇  ローヌエクスプレス(Rhônexpress)

最後にリヨン市街(パール・デュー駅)とサン・テグジュペリ空港を結ぶトラムについて

ローヌエクスプレスは赤い色のトラム

このトラムは料金が別途設定されているので駅のローヌエクスプレス用自動券売機で乗車券を購入する必要があります。

料金は片道17.10€ (往復券は割引あり、オンライン購入、12~25歳、ひと月以上前の事前購入でも割引が適用されるらしい)

パール・デュー駅と空港間のトラム所要時間は30分です。

ローヌエクスプレスは料金高いですが、路線バスとTCLのトラムを乗り継ぐ場合はTCL料金の2.10€で移動可能、という手もあります。

◇ ここからちょっと鉄ネタ含み

メトロは現在A線~D線の4つの路線があります。

これがリヨンメトロの車両(D線)

A、B、D線はゴムタイヤ式の車両です。この車両は自動運転を行っているので先頭部分に運転席がなく運転士がいません。

どの線も車両数は短いですが2,3分おきに次々とくるので待ち時間は少なくて済みます。

 

こちらはC線の車両

C線はクロワ・ルースの丘に登るケーブルカーを鉄道に改修して距離を延長したこともあり他の線とはだいぶ様子が異なります。

鉄の車輪で線路があり、一部区間は急勾配のためラック式のレールを備えているというへんな地下鉄です。
なんと最大の勾配は176‰あるそうで、クロスシートの車内、登る方向に向かって座っている場合はよいのですが逆向きに座ると椅子からすべり落ちそうになりました。

 

これはケーブルカー(フニキュレール)の車両フルヴィエールの丘と旧市街(Vieux-Lyon)を結ぶケーブルカーです。

こちらは車内が階段状になっているので勾配で椅子から滑り落ちる心配はありません。

 

これはもうひとつ別路線のケーブルカー車両

 

トラムとバスはちゃんと撮影してませんでした。