善明川を歩く《厚木・愛川》

善明川(ぜんみょうがわ)は神奈川県愛川町中津地区、中津台地段丘崖の裾に湧く豊富な水を源とし、流れは崖線に沿って東から南の方向に下り、厚木市棚沢を経て同市関口で中津川に合流します。流路約2.4㎞の小さな河川(準用河川)です。

 

今回は中津川との合流点からさかのぼる形で歩きました。

最初は合流地点小石が転がっている右奥側から善明川の水が流れ込んでいます。
流れ込んでくる正面まで行きたかったのですが、手前のコンクリートブロックに不安な箇所があり、慎重を期してここで諦めました。

少し引いて合流点付近と中津川上流方向現場検証をしてみましょう。矢印で示したブロックを渡る必要があるのですが、左への傾きがやや大きく、上にのった時に踏ん張りが利かなそうでした。渡った瞬間すべって水に落ちるのは避けたいところであります。

同じ位置から逆光の中津川下流方向正面は中津川大橋(神奈川県道42号)。この付近地名は厚木市関口または三田です。

 

善明川の水が中津川河川敷へ入っていくところ、堤防両側に樋門ゲートがありました。

川表(河川敷内)::川裏(堤防外側)


同じく堤防上から

流れ込む善明川

ここから流れに沿ってさかのぼっていきます。

 

まず右前方、緑のフェンスに沿って段丘崖の下へ

崖下はちょっとした公園広場(長坂山ノ根水辺の公園)になってます。川へも階段で下りることができます。

階段上から大山丹沢などを望む


そこから300mほど上流へ
川ごしに源養寺山門前(厚木市下川入)真っ赤な冠木門、神社のようにもみえます。こちら山号は「善明山」だそうです。
背後の段丘上は住宅が並んでます。

ちなみにここの段丘崖を形成したのは善明川というより近くを流れる中津川です。

 

源養寺近くの善明橋段丘の上下を結ぶ道路が通って、ここにある坂道は源養寺に因み「寺坂」。

善明橋上から上流方向流れはこの先もずっと崖下すぐ脇にあります。

 

少し先に善明橋とよく似た『中の橋』があり、そのすぐ上流側に川の親水広場「下川入善明川の水辺」があります。

工事中でした

 

その先へ

河原の草、きちんと刈られているところもあれば放置されてるところも〈いっぺんに手がまわらないのかも。河川管理も大変です〉

 

ここは背後段丘からの湧水が流れ込んでいるところ

あちこちにある湧水が少しずつ川の流量を増やしているようです。

 

また少し先、崖の木々が取り払われてるところがありました。

善明川とは直接関係ないのですが
左へ上がっていく『諏訪坂』の坂道、上の崖面は数年前まで左右と同じく森の木々に覆われていましたが、取り払われてコンクリート補強(法枠工事)されています。
不思議に思ったのは左側、範囲ひろげて追加工事中のようですが、2024年時のストリートビューではすでに法枠工は完了したように見えます。なのにその後再度それを剥がしたのか(?)今は土がむき出しになっている状態です。〈当初からそういう工事計画だったのか、もしかしてやり直し?〉

 

諏訪坂を下ってきた道が渡る諏訪橋の上から善明川上流方向前方で段丘崖が左へカーブしています。川の流れも同様に先で方向を変えます。

 

流れの方向が変わるあたり

 

近づくと階段を下るように水が流れてます

これはたぶん、ここから下流側を改修した時に川底を掘り下げたのでしょう。そのため段差ができ、水勢を抑えるために階段状の構造にしたのだと思われます。

階段の上、水路が2本あるのですが、右が善明川上流部、奥の白いガードレール下から道路を潜ってこちらへ水が出ています。左水路はさらに左にある農地からの排水が出てくるのかなと想像。

 

奥のガードレール沿いに
幅は狭くなりましたが依然水は流れてます

ここ、川の様子が変わる所が厚木市と愛川町境界でもあります。
愛川側は水路ですね。

 

200mちょっとで蓋がけされて暗渠となります


ですが暗渠から外れた、より崖に近いほうにメインの流れがあるようです左が暗渠のある道路、右は細い水路ですがこの住宅裏の崖から大量の湧水があるようです。各住宅敷地下にチューブを通して排水しています。特に右手前の塩ビ管径のでかいこと、吐き出されている水量もすごいです。じゃばじゃば音をたてて水が落ちていました。
上の中津台地で浸みこんだ水がこのあたり一帯へ太い水脈をつくって通っているのでしょう。この量の湧水、あまり見たことがありません。

 

このへんを歩いていると至る所で水の音がしています


👇は地理院地図で水路が確認できる最先端(上流端)

湧水はまずチューブを通っていったんこのような細い水路に導かれ、それから暗渠となっている道路脇の水路へ落とされているようです。

その暗渠水路の道路沿いに前回記事にも出したタイ式寺院があります


そのまた上流側そろそろ水路を見失うところ、幅も狭くなってどこにでもあるU字溝程度になりました。
右からのさらに細い溝は奥の崖から来た湧き水、道路を横切っている溝は左の農地との間でやり取りされる水路だと思います。

 

その先50mほどで県道63号につきあたります。

つきあたって県道からふり返り県道は左からの坂本坂を下りきったあたり。その歩道との間、グレーチングのふたから向こうへ暗渠の水路がはじまる地点です。

これより先(坂上、上流方向)は地図や目視でも水の流れは確認できないので善明川、ここまでとします。

 

この日の散歩はこのあと中津川沿いに出て八菅橋方面へ歩いてます。そちら善明川の前後は前回まとめた分になります。

miwa3k.hatenablog.jp