散歩の途中

散歩の途中で観察記録、その後少し調べて書くノート

春の花と芽吹きの頭高山、渋沢丘陵の尾根を歩く

神奈川県西部で東名高速道路小田急線に囲まれている丘陵地帯が渋沢丘陵。手軽なハイキング気分でこのあたりはよく歩きにくる。

今回は渋沢駅から頭高山(ずっこうやま)へ上がり、丘陵の尾根づたいに八国見山(やくにみやま)などに寄り道して震生湖(しんせいこ)へ至るコースで歩いてみた。さくら、春の花、緑になる直前の淡い山を見ながら。

頭高山・渋沢丘陵足あと

小田急渋沢駅で下車し、南の方角へ歩き出す。住宅地からしだいに周囲の風景が変わってくると、丘陵の森が現れる。

前方一帯が渋沢丘陵

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ここはまだ丘陵の手前

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この先いろいろな花を見ることができた。名残りのさくらも花まだ健在。

丘陵への入口付近はハナモモ

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「千村生き物の里」と書かれた看板、案内板も立っている。小学生の校外学習スペースといったところ。
このあたりからしだいに坂道の勾配が大きくなる。

八重桜の「畑」?

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ソメイヨシノが終わりかけ、山桜、八重桜が咲き始める頃。

頭高山へ登る途中

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開花前の八重桜、やまぶき、芽吹きの木々。

名残りのソメイヨシノと菜の花

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こちらも芽吹きの木々

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まわりに見とれていたら山頂だった。
秋葉神社と書かれた鳥居と祠

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頭高山は標高303.4m。西に箱根、北に丹沢、南に相模湾の海を望むと解説にあったが、この日は天気は良いものの霞が濃く、目前にあるはずの箱根、丹沢も見ることはできなかった。

山頂付近から西側

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目前に箱根の山々があるはずなんだが…

山頂の広場あたり

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こっちは丹沢が見えるはずの方角。
遠くの景色は断念、この日はずっと花を記録していくことに決めた。

この先尾根筋をたどって歩いていくと
水の上なら花筏、花びらの絨毯

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すみれもあちこちに咲いている

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かえでの新芽

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よくみると後ろに祈りの手がある。何かの慰霊碑。

花満開の木にはしごをかけて何か作業中

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大きな袋を持って、花を摘んでいるようにも見えた。

春の作業がはじまった畑と新しい緑

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花大根、かな?

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シャガ

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日陰のやまぶき

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八国見山に到着

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標高319mで渋沢丘陵では一番高いところ。でも周りは木に囲まれて展望はきかない。

長居はせずに森の中を歩いて栃窪神社近くへ出る。
神社手前のほう、何本かソメイヨシノの木があり花吹雪(小花吹雪くらい)

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さくらの花びらが土手のすみれを覆っていた、ムスカリの花も混ざってる

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「山笑う」という俳句春の季語を突然思い出すが、まだ薄笑いくらい?

薄笑う微笑む山2枚

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しだれ桜は見ごろ

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そしてあちこちきょろきょろしながらそぞろ歩いていたら、震生湖に到着。

震生湖

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「湖」となっているけど大きくはない。関東大震災のときに山崩れがおこって川をせき止めてできた、「堰止湖」という種類の湖。

震生湖近くの畑

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正面が秦野の中心街

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少しは遠くが見えるようになったが、丹沢の高い山々は全然見えてない、手前の低い部分だけだ。
ここで尾根を下り、街へ向かった。