散歩の途中

iPhoneもって散歩しながらあれこれ観察したノート

いたち川を歩く 柏尾川合流点から源流のひとつへ

鼬川、㹨川、いたち川、表記はいろいろあるが、けもののイタチに由来している名前がユニーク。そのわりに鎌倉時代の文書に「㹨河」の名前が出てくるという、意外にも伝統ある(?)名前なのだ。
その川はどこを流れているかというと、流域はすべて横浜市栄区である。上郷町付近に源があり、はじめ北、のち西方向へ流れ下って本郷台(栄区役所付近)を通過し、笠間と飯島町の境界で柏尾川に合流している。
このいたち川を合流点から上流に向かって歩いてみた。

いたち川・足あと

アプローチはJR大船駅

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平戸永谷川を歩いた日の後半である。
駅前を流れているのは柏尾川、ここも少し前にあるいた場所。

miwa3k.hatenablog.jp

大船駅前の柏尾川

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いたち川の合流点まで柏尾川をさかのぼる。歩いて15分くらいだ。

いたち川合流点

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向こう側から流れ込んでいるのがいたち川、手前左から右に柏尾川が流れる。(栄区笠間、飯島町、長尾台境界)

JR東海道線などの線路を越えて上流側へ直接移る道がなく、いったん川から離れて迂回する。
再び川に近づくことができたところは横浜環状南線、高速道路の工事中だった。

工事車両用通路の足場の下を水が流れる

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水神橋から下流方向

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工事現場は川の右岸側へ移ったが、元々その一帯は公園だった。公園はなくなり高速道路になろうとしている。
川沿いの歩道は「いたち川プロムナード」。

新橋(にいばし)

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渡っている道路は鎌倉街道中道を歩いたときに通った。右側へ行くとすぐに笠間交差点で鎌倉方面。

少し上流へ歩いたところ、
泪橋(なみだばし)の近く

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川原に鷺、左の木の枝にかわせみ。ちと見にくい。

ちなみにこの後ろ側は神奈川県警察学校。橋は警察学校への連絡専用といってもいいが、「泪橋」の橋名との関連は不明。(なにかおもしろいいわれでもあったらとおもったけれどなにもひっかからなかった)

川の中にいたち

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少なくとも3匹いるんだけど、またも見にくい。

この後ろ側は横浜市栄区役所。

そのすぐ上流側に川の合流があり、2本の橋がかかっている。
大いたち橋と小いたち橋

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フェンスにかかってしまった右側が大いたち橋、左側が小いたち橋。周辺は小さな公園になっている。
大いたちのほうがいたち川、小いたちから流れ込むのは瀬上沢(せがみさわ)。

合流点へ下りる階段をふさがれる

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いたち川をさらに行くと、県道21号(横浜鎌倉線)を越え、その先も両岸に遊歩道が続く。大いたち橋から上流は「いたち川川辺の道」という名前になるようだ。

遊歩道(栄区公田町)

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上郷六反町公園の扇橋

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この公園付近は川幅をとても広くとって流れを分け、周囲を広場化したり、水辺に下りられるよう整備を行った、栄区いわく「親水拠点」となっている。

親水拠点、水辺の広場から

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冬場のせいか少々殺風景だ。

もう少しさかのぼり、尾月橋の上流側

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下には砂が敷かれている、グラウンド、ゲートボール場?、下が遊水池になっているのか?この場所だけ他と雰囲気が異なる。
右側の山は上郷市民の森。このあたりから川の周囲は傾斜が目立ってくる。

川も一気に上流のような様相を見せるところもあり、昔の川の流れがそのまま残っている場所も多い。

上郷市民の森の縁を流れる

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縦横に蛇行を繰り返すようになってくる

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県道21号神戸橋交差点付近から高速横浜環状南線工事現場

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この下をいたち川が流れているが流路変更なども行われている。高速道路ができたあとはだいぶ風景は変わりそう。
向こう側丘陵の崖は高速道路トンネル出口になる模様。

工事現場を越えるとまた川沿いの歩道が復活する。
「いたち川小川アメニティ」から

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下の石橋は「昇竜橋」といい、明治30年頃に造られた横浜市内最古の石橋といわれているらしい。(橋のたもとに解説板も立っていたが記録忘れ)

何やら山奥の雰囲気

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まあ方向によってはそうでもないのだけれど、かつての風景が残っている方角。水は下を流れている。

この先川筋はいくつかに分かれるが、先を追って行ける唯一の流れに沿って歩く。

いったん住宅地脇のせせらぎとなる

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この先は「横浜自然観察の森」へ入っていく。

看板の後ろを流れ下る

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この小川は、川の始まり(源流)です
森にふった雨が地面の下を通ってわきだし、きれいな流れをつくっています。ここには、きれいな流れの中にしか住まない魚(アブラハヤなど)や貝(カワニナなど)、昆虫(カゲロウ、トビケラなど)が住んでいます。この小川は、栄区を流れるいたち川の源流のうちの一つです。ここから流れ出した水はとちゅうで他の源流と合流しながらだんだん大きな川になり、約8キロ先で柏尾川と名まえを変え、江ノ島のあたりの海(相模湾)にそそいでいます。

さらに上流へ

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源流の池

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バードウォッチングの小屋もある、大きな池があった。ここにあった解説板で、この池が源流となっていることが記されていた。
いたち川源流のひとつに到着。

そこからさらに坂をあがるともうひとつ小さな池があった。
ヘイケボタルの湿地」

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ここの水が先ほどの池とつながっているか確認はできなかった。

横浜自然観察の森は南端が鎌倉市との境界になっていて、鎌倉天園ハイキングコースにもつながっている。
いたち川探索はここまで。

公園から出たら近くにバス停横浜霊園前、なるべく日の暮れる前に利用したいところだ。

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