散歩の途中

散歩の途中で観察記録、その後少し調べて書くノート

01. 川をあるく

佃・月島・勝どきの隅田川テラスを歩く 左岸その7

隅田川テラスを川下へ歩き、越中島から相生橋を渡って佃へ入りました。相生橋から隅田川(派川)下流はすぐ河口でテラスも途切れます。 佃の隅田川テラス終点近くから豊洲、晴海方面を望む 正面豊洲と右晴海の間が晴海運河、右端には朝潮運河の水門も見えま…

永代橋から相生橋、渡って佃 隅田川テラスを歩く 左岸その6

隅田川左岸側のテラスを歩いています。前回のつづき、永代橋から川下流方向へ。 前回再掲 左、永代橋と前方豊海(とよみ)橋 隅田川と周辺の河川、運河には関東大震災復興事業で架けられた美しいデザインの橋が多く、どれも目を奪われます。正面右、日本橋川の…

両国橋から永代橋 隅田川テラスを歩く 左岸その5

昨年は両国橋から上流側を歩いた隅田川テラス、ずっと休憩してましたが下流側を歩いてきましたので備忘録的まとめです。前回からの続きということにするため唐突に《その5》からはじめます。 『隅田川テラス』は東京・隅田川の川辺(堤防や護岸)に沿って整…

桑納川を歩く 船橋市から八千代市へ流れて印旛放水路へ注ぐ川

前回の神崎川と同じ日に歩いた桑納川(かんのうがわ)のことを書きます。 桑納川は千葉県船橋市習志野台から坪井東付近に源があります(した)。最初、かつて坪井川と呼ばれた細流(現在跡が遊歩道など)があって現在の坪井近隣公園に達します。園内の調整池か…

神崎川を歩く 千葉県白井市から八千代市へ流れ下る川

千葉県を流れる延長約14㎞の神崎川(かんざきがわ)を歩いてきました。 神崎川は白井市の南西部、住宅地域内に源があって最初細々と北東方向へ流れますが、市中央部で方向を変えて以後南東方向へしだいに支流や湧水などを合わせながら水量をふやしていきます。…

仙川支流祖師谷つりがね池からの暗渠をたどる(東京世田谷)

今回は仙川(せんかわ)支流、世田谷祖師谷の『つりがね池』を源とする小さな流れをたどります。きちんと調べたわけではないですが名称は〈たぶん〉無く、最初の池を除いて仙川に合流するまでほぼ暗渠、その延長は5~600mしかありません。 今回は下流側、仙川…

多摩川右岸を歩く その4 多摩橋から小作堰

多摩川の右岸をずっと歩いてさかのぼるシリーズ。最初に河口を出発したのは2017年1月。歩いた分をその1,その2とまとめ、次は2018年4月に歩いてその3をまとめました。よって今回その4は約5年ぶり(笑) とにかく続きを歩いてきたのでまとめることにします…

世田谷の谷戸川を歩く

小さな川ですがいろいろ変化のある谷戸川(やとがわ)を歩きました。同名の河川が日本中あちこちにありますが、今回は東京世田谷区を流れている谷戸川です。 その源は世田谷区千歳台、環八沿いにあってGoogleマップでは道路中央に「谷戸川水源(湧水)跡」のピ…

武永田用水から要定川へ歩く 神奈川県開成から小田原へ

今回は前回まとめた文命用水の続きと言えるかもしれません。 まず、文命用水の流末で分水される用水路のひとつ、武永田(ぶえだ|ぶえいだ)用水を下ります。武永田用水は途中で要定(ようさだ)川と名前が変わり最後狩川(かりかわ)に合流しますが、そこまで引き…

東京・日野を歩く 川辺編

日野の川辺を歩いてきました。多摩川、浅川、日野用水上堰など。前回まとめた程久保川も日野市内を流れる川なので今回はその続編ともいえます。 歩いたコースは市がまとめた『日野市ウォーキングマップ河川編』を参考にさせていただきました。 スタートはJR…

程久保川を歩く 日野を流れる小さな川

日野市を流れる多摩川水系の小さな川(延長4.6km)、程久保(ほどくぼ)川を源流付近から下って歩きました。 さっそく 程久保六丁目交差点 この付近が一応源流とされています。窪地の底といった地形で周辺から水が集まって最初の流れができるところなのでしょ…

浄念寺川を歩く 河川争奪した川(横浜都筑)

横浜市北部を流れる鶴見川水系の大熊川、江川、浄念寺川、まとめたら意図せず3回シリーズにもなってしまいました。今回は浄念寺川。 先ほどまで江川を歩いてその上流部まで来ていました。暗渠上の歩道を浄念寺川合流点まで700mほど戻ります。 合流点付近か…

江川を歩く 横浜都筑

前回取り上げた大熊川を歩いた後、そのまま江川(えがわ)と浄念寺川(じょうねんじがわ)を歩きました。〈ひとつにまとめるつもりで書き始めましたが長くなってしまったので分けることにしました〉最初は江川からです。 大熊川が鶴見川に合流する直前、割って入…

大熊川を歩く 横浜都筑港北を流れる鶴見川の支流

横浜市都筑区東方町付近を源として同区川向町と港北区新羽町境界、新横浜公園の北側で鶴見川に合流する延長約4㎞の大熊川(おおくまがわ)を歩きました。大熊川の支流も2つ歩き、うちひとつで河川争奪*1の痕跡にもふれてみます。 まず本流、源流付近から下流…

二重川を歩く 千葉鎌ケ谷から船橋・白井境界を流れる川

今回歩いたのは二重川(ふたえがわ)です。千葉県鎌ケ谷市南東部の住宅地域内に源があり、船橋市と白井(しろい)市の境界を北東から北方向へ流れて神崎川へ合流する延長8.0kmの小さな河川です。 二重川を歩いたのにそれほど深い理由はなく、大柏川(おおかしわが…

入間川を歩く その4 狭山・入間市境界豊水橋から飯能河原

入間川をさかのぼって歩き、現在位置は狭山市と入間市の境界にある豊水橋(とよみずばし・ほうすいばし)です。今回その4は飯能市街地にほど近い『飯能河原』まで歩きます。写真がいつもより少し多めです。 右岸入間市側から豊水橋川の中央が市境界、通る道路…

入間川を歩く その3 川越・初雁橋から狭山・入間市境界豊水橋まで

入間川をさかのぼって歩き、現在位置は川越市のやや西寄り、的場と小ケ谷の間をつなぐ初雁橋です。前回から日を改めて再び歩き始めました。 前回離脱点の初雁橋 川の下流方向を見て(川越市的場) この日は雲もなく良い天気。 橋のわりと近くに「入間川左岸…

入間川を歩く その2 川越・落合橋から初雁橋まで

入間川を荒川との合流地点からさかのぼって歩いています。 現在位置は川越街道(国道254号)が通る落合橋です。この橋は入間川と支流の小畔川(こあぜがわ)、越辺川(おっぺがわ)の3つの川を一気に跨いでいるので、向こう側まで渡って3つの川を見てきました…

入間川を歩く その1 荒川合流地点からさかのぼり川越街道落合橋まで

埼玉県を流れる入間川(いるまがわ)を歩きました。 入間川の源流域は飯能市西部(2005年まで名栗村だった地域)、秩父市や横瀬町に近い山中にあり、多くの沢を集めて通称名栗川として流れ下ります。飯能市街地近くで平地に出ると入間市、狭山市、川越市(一部…

大柏川を歩く 真間川合流点から鎌ケ谷道野辺の源流へ

千葉県市川市、鎌ケ谷市を流れる大柏川(おおかしわがわ)をたどりました。前回国分川と同じく真間川支流のひとつです。 大柏川は鎌ケ谷市道野辺本町2丁目にある窪地の湧水などを源とし、途中二和川、根郷川などの支流を合わせ、派川大柏川を分派してから市川…

国分川を歩く 真間川合流点から松戸五香の源流あたりへ

千葉県市川市、松戸市を流れる国分川(こくぶがわ)をたどりました。前回歩いていた真間川の支流です。源は松戸市五香西にあるとされ、市川市菅野付近で真間川に合流、延長は約8.5kmとなっていますが、途中には国分川分水路、春木川の分派と再合流など、現在は…

真間川を歩く その2 派川大柏川合流点から江戸川堤防

真間川(ままがわ)、前回の続きです。派川大柏川(はせんおおかしわがわ)との合流地点から西へ江戸川まで歩きます。 合流地点の三角橋から 向こうから派川大柏川、左手前から真間川、合流して橋の下をくぐり右へ。 ところが右は大正初期頃開かれた放水路、かつ…

真間川を歩く その1 東京湾口真間川水門から派川大柏川合流点

今回歩いたのはほぼ千葉県市川市内(一部分が船橋市)を流れる真間川(ままがわ)です。変わった経歴の持ち主で、現在は市川市市川で江戸川から分派して東に流れ、その後徐々に南寄りに方向を変えて市川市原木で東京湾に注ぎます。ところがかつては流れる方向…

利根大堰を渡り利根川堤防を川俣へ歩く

見沼代用水路を起点の利根大堰へ歩いたあとの記録です。 利根川にかかる利根大堰の管理橋、武蔵大橋を渡って群馬県に入り、利根川堤防を下流方向へ川俣宿跡を通って東武伊勢崎線川俣駅まで歩きました。 最初は利根大堰付近から利根大堰で取水された水が堤防…

狩川を歩く その2 南足柄春木径から矢倉沢

狩川をさかのぼって歩いた記録、続きです。前回は地名では南足柄市中沼、富士フイルム工場北側の川べりにある桜並木の遊歩道『春木径』に来たところまでまとめました。 春木径から見渡す対岸、彼岸花の土手と支流貝沢川の合流 河川敷は草だらけ。 ここから40…

狩川を歩く その1 小田原酒匂川合流点からさかのぼって南足柄春木径

今回の川歩きは南足柄、箱根外輪山稜線近くから小田原へ流れる狩川(かりかわ)です。 水源は箱根外輪山の金時山付近にあり外輪山の裾を下って足柄平野へ出ます。その後小田原市内に入り相模湾近くまで下って酒匂川(さかわがわ)に合流します。 源流、上流部は…

横浜市の北西端を流れる奈良川を歩く

横浜市北西のすみっこ、川崎市の飛び地や町田市に接するあたりを流れている奈良川(たぶん読み方は:ならがわ)を歩きました。 鶴見川水系、恩田川の支流で全区間が横浜市青葉区、恩田川合流点から源流までは約4400m(準用河川指定区間は3470m)という小河川で…

八王子・湯殿川を下って歩く

多摩川水系、浅川の支流で八王子市南部を流れる延長8.9㎞の湯殿川(ゆどのがわ)を上流から下流に向かって歩きました。 最初は湯殿川上流端標識から 八王子市内の河川上流端には銀杏葉のような形をした標識がよく立ってます。この場所ですが地名は八王子市館町…

滝川(藤沢)を歩く

川歩きです。今回歩いたのは『滝川』、読み方はおそらく『たきのがわ』です。 横浜市戸塚区原宿、小雀周辺に源があり、一時鎌倉市域を流れて藤沢市に入り、旧東海道藤沢宿、江の島道との分岐点付近にかかる境川の藤沢橋すぐ下流で合流します。タイトルでは単…

谷地川を歩く 日野・多摩川から八王子戸吹の上流端へ

八王子市戸吹町、加住丘陵のいくつかの谷あいから小さな流れが集まり谷地川となります。丘陵の間にできた谷間をだいたい東南東の方向に流れ下り、日野市、八王子市境界付近で低地に出るとすぐ多摩川に合流します。延長は12.9kmとされていますがそれほど長く…