散歩の途中

散歩しながら観察して記録してちょっと調べて書くノート

川崎港海底トンネルを歩いて東扇島を散策

川崎の埋立地、人工島の東扇島(ひがしおおぎしま)を少し歩いてきました。往復は徒歩でも通れる川崎港海底トンネルを使います。

東扇島というところは物流の拠点で、埠頭と倉庫が多くを占めていて一般の住宅などはまったくないのですが、展望施設を持つ川崎マリエンやいくつかの公園があったりして、住人はいないけれど釣りやBBQなどができる場所があるので一定のレジャー的需要はあるようです。
普通は車かバス、自転車などを利用して来るわけですが、今回は海底トンネル内部を見てみたさに歩いて行ってきました。

 

そしてアプローチ、”前置き”は京急大師線産業道路駅。なかなか昭和レトロな駅名が個人的に好きです。

海底トンネルや東扇島から近いわけじゃないのですが、2020年から駅名が「大師橋」に変わるそうで、その前の記録がてら寄ってみました。

駅ホームから

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つい最近ホームが地下化されました。(2019/03)

駅前を”産業道路”と呼ばれる片側3車線の県道(国道だと思ってたョ)が横切っているのが駅名の由来で、最近まで踏切がありました。

 

まだその痕跡が残ってました。
産業道路と踏切跡(上は首都高速横羽線

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駅入口付近もまだ工事中

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新たな駅名”大師橋”は産業道路多摩川を渡る橋の名前で、駅からも近くです。

 

ここから歩きはじめます。
東扇島・足あと

 

南の方角に1キロちょっと行き、川崎港海底トンネルにつながる国道132号に出ます。
途中、夜光(やこう)の交差点を過ぎると大きな工場が並ぶ工業地域へ入っていきます。

少し先で千鳥運河を渡ります。

千鳥橋から南側

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同じく千鳥橋から北東側千鳥運河

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運河を渡ると千鳥町、ここは四方を運河に囲まれた埋立地で、本土の夜光側からは千鳥橋が唯一の道路橋となります。

橋を渡って千鳥町に入ると「川崎港」の灯台形モニュメントなど

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川崎港って名前はあまり聞きませんが、客船が入る商港の性格はないからかもしれません。工業港であるため地味ですが、場所柄貨物取扱量などは多いようです。

 

昔のWindowsスクリーンセーバーを思い出す風景

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このあたり、こんな風景があちこちです

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パイプの行き交う生活をお望みの方、理想の場所です。

 

千鳥町の南の方へ来ると車道が先に海底トンネルに入り、その上部は公園(千鳥公園)になります。歩行者、自転車はその公園内の道を通って海底トンネルの入口に向かいます。

千鳥公園歩道の途中で

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川崎港海底トンネル人道入口(千鳥町側)

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入口上部には「海底トンネル歩道入口」と書かれています。

 

階段を下りていきます

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地下鉄、地下道などの入口と同じです。地下道ですが

 

極端に深いわけではないですがしばらく階段を下ります

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その先はまっすぐな通路が続きます

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長い単調な通路は携帯も圏外です。
そしてひっきりなしに「自転車は降りて押して歩いてください」の自動音声が響きます。
それでもそんな律義な人は見ませんでした。トンネルの長さは約1000mもありますから。

 

避難扉

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出口間の数字を足すと995mです。

人道の両側は車道のトンネルになっているようで、車の走る音も響いています。そして一定間隔でこの避難扉が人道両側にあります。

東扇島に徒歩か自転車で行くにはここを通るしかありません。(バスに乗って回避という手はあるが。)

 

少し飽きてくるころ、やっと出口に到着します。

今度は上り階段

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東扇島側の出入口

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千鳥町側とほとんど同じ出入口です。

 

その近くに運河が見えました

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千鳥町側を見ています。正面の白い煙突の右側の建物脇が千鳥町側のトンネル人道入口です。

 

先にも書きましたが東扇島は人工島、その西側には扇島、東側には浮島があり、そこを貫いて首都高速湾岸線が通っています。東扇島には湾岸線の出入口が設けられ、物流の拠点、埠頭と倉庫だらけです。
普通の住宅など一軒もないのですが、公園や緑道などもよく整備されています。

東扇島の緑道

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歩道を通って左向こうに見える川崎マリエンへ向かいます

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右側はずっとマルちゃんの倉庫です。いったい何食分の… ま、いいや

川崎マリエンはマリン・エントランスの略、本名は川崎市港湾振興会館というそうです。展望室があるので上がってみようと思っただけではあります。

 

いきなり上がってしまいました。
展望室の高さは約50mあるそうです。

東京湾

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左の埠頭には自動車運搬船が停泊中です。

 

羽田空港や都心方向

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足元はまさに物流拠点というかんじです。

 

西の方向

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倉庫の向こうに巨大なタンクが並ぶオイルターミナルもありました。
ずっと向こうは川崎の市街地です。

ここからの眺めは「日本夜景遺産」というものになっているらしく、夜推しされてましたので、またの機会を見つけて訪れたいと思います。

今回訪れたとき展望室はちょうど小学生の団体がいて社会科見学中、とてもにぎやかでした。
展望室の下、地上階にも少し展示物などが置かれてましたが子供たちの見学を邪魔しないことにして…

 

東扇島東公園へ移動します。島内には東扇島東公園、西公園、北公園、中公園などがあります。

東公園入口

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広い、公園です

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右の建物は下を通る首都高速川崎航路トンネルの換気塔です。向こう浮島側にも同じものが建っているのが見えます。

 

京浜運河

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左の炎を噴き出す煙突があるのは浮島のJXTG川崎製油所です。炎とともに大きな音響を周囲一帯にひびかせていました。夜は迫力ありそうですけど、ちょっとうるさい。

 

波打ち際の長いデッキ

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先の方へ行くと人工の砂浜、かわさきの浜があります。

かわさきの浜1

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かわさきの浜2、後方から

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人工ですが、たぶん川崎市内では現在唯一の砂浜です。泳ぐことはできないけれど潮干狩りができるとの情報がありました。

 

公園のいちばん突端まで行ってみました

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海の中にちょこっと見えるのは東京湾アクアライントンネルの換気塔です。

ここからは羽田空港に着陸する飛行機がよく見えました。

 

ひと休みしてから再び先ほどの海底トンネルを通って戻ります。
トンネル内の風景に変化はないようだったので省略です。

千鳥町側に戻って
京浜運河を先ほどと反対側から

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往きにトンネルの東扇島側出入口付近から撮影したのとちょうど対面、千鳥公園から東扇島へ向かっての風景です。

 

千鳥公園の突端から

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こちら側岸壁からのびている先は「検潮所」と書かれています。
左向こうには製油所の炎煙突がここからも見えました。

 

再び千鳥町の国道沿いに。
個人的にトンネルよりもこの風景が気に入ってしまいました。

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線路、踏切もついて

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千鳥橋から千鳥運河西側

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その先、JR川崎貨物駅近くの小さな工場で鉄道車両の車輪を組み立てているのを見つけました。

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その近くには車輪を台車に組み込んでいる現場もありました。

時間があればもう少しゆっくり見てみたかったのですが、この日はここまで。