散歩の途中

散歩の途中で観察記録、その後少し調べて書くノート

藤沢川を歩く 神奈川県中井町の小さな川

神奈川県中井町をおもに流れる、中村川水系の藤沢川を歩きました。ちょうど桜が満開のときに訪れ、川よりも花に見とれて〈花見編〉を先出ししてしまいましたが、今回は〈河川編〉です。

藤沢川合流直後の中村川中井町北田)

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上流方向を見ています。中央前方やや右に橋があり、その下が藤沢川、その手前で左から流れてくる中村川と合流します。

 

合流点にて

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手前が藤沢川。

さかのぼって上流へ歩きます。はじめは北へ向かい、上流部で北西へ方向が変わります。源流部は中井町を越え、秦野市にあります。
延長はおおよそ6.5㎞です。

 

合流点近くの橋(田尻橋)から藤沢川上流方向

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次の御堂橋付近

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隣接する水管橋上に鷺の装飾。〈丁寧につくられてます〉

 

飛石

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次の橋を過ぎて、その次の橋との間

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周囲は丘陵地帯、川の上流に向かうにつれ、次第に丘を上がっていく格好になります。

 

さらに約500mさかのぼり、清岩寺手前(中井町藤沢)

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周辺の地名は『藤沢』、川の名前もここから。

 

清岩寺近くの流れ

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川の流れよりも桜に目が行ってしまうのでした。

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のどかな風景。

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それがどこまでも続くとはかぎりません。

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これより上流は段丘上にひらかれた工業団地(境グリーンテクパーク)。流れはうす暗い谷間に入ります。

 

県道77号才戸交差点付近から下流方向

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工業団地入口付近になります。

 

流れは歩道の左、深い堀のようになって水は見えません。

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公園(グリーンテク西広場)の最奥へ追いかけてみましたが
流れはフェンスの向こう

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このあたりから進む方向が北西向きに変わります。〈遡っているので流れる方向とは逆〉

川はせまく深い谷間に入り、道もないのでしばらく迂回します。

 

ひと山越えて、谷底へ。

工事中の東名高速橋梁、名前は『藤沢川橋』

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小川に不釣り合いのでっかい橋ですが、川だけでなく前後の谷間を一気に越えています。

でも、正確にはここで東名の下を流れるのは藤沢川ではなく、支流の市木沢(いちきさわ)です。写真の左数百メートル流れ下って本流に合流しています。

この市木沢、さかのぼると震生湖という小さな湖があります。震生湖は関東大震災時に発生した丘陵の崩落で市木沢が堰き止められてできました。

震生湖(2018年4月)

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東名藤沢川橋梁を背に沢筋

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下は市木沢の流れ。見えませんが。

 

藤沢川本流ですが、東名近くを並行し、西へ4~500m行くと道路(東名)の下をくぐりぬけます。その地点に藤沢川橋はなく、トンネルでぬけてます。

東名を渡った上流側にまわりこむとようやく川が姿を現しました。

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向こうの畑から振り返ると
トンネルの入口が下に見えます

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上を横切るのが東名高速、その防音壁。

 

そこから畑や林を通りぬけると集落が現れます。

流れは家のある土地の低い部分にあります

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集落へ下りていき少しずつさかのぼって

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そしてまた山の中へ(中井町境別所)

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再び流れを見ることは難しくなり。

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竹林の奥に流れがあります。

 

こちらも、竹林の奥に流れがあります(秦野市平沢)

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もう源流近くです。

 

かろうじて流れが下に

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対面、段丘の上には日本バイオアッセイ研究センター(化学物質の発がん性などを調査するため動物試験を実施している施設)があります。〈川とは関係ないですね〉

 

まわり込んで源流付近の谷間を

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流れが確認できたのはここまで。

この足元が流れの上流方向になりますが周囲に窪んだところはなく、谷頭です。
近くへ下りることができないので推測ですが、谷底の方に湧水があって流れの源となっているのでしょう。

標高はこの谷底で約170m、中村川との合流地点が約30mでしたから差は140m、距離6.5㎞として勾配は…最近歩いている関東平野中央部の河川とはだいぶ異なります。(あちらは30㎞行って標高差5mとか)

藤沢川、ここまで。

 

藤沢川・花見編

miwa3k.hatenablog.jp