散歩の途中

散歩の途中で観察記録、その後少し調べて書くノート

八景島から長浜公園へ 横浜南部の公園遊歩道を歩く〈その3〉

続きです。
海の公園から金沢八景大橋を渡ると八景島に入ります。

島の名前が「八景島」、そこにあるレジャー施設が「八景島シーパラダイス」
前回再掲・金沢八景大橋を渡ったところ

正面はシーパラのメリーゴーラウンド

八景島は埋立によって造られた人工島(1985年竣工)、1993年八景島シーパラダイスが開園しています。
遊園地内

正面はバイキング
営業中ですが閑散..真冬の平日であります。

ここ八景島は入るだけなら入場料はありません。島の外周をひとまわりします。

左が渡ってきた金沢八景大橋(あとでまた渡る)、右は金沢シーサイドラインの橋。

こちらは桟橋と遊覧船

左は八景島と駐車場を結ぶ歩道橋、マリンゲート。

桟橋背後はシーパラのシンボル的建物アクアミュージアム


その先へ進むと立入禁止でした

外周一周できるはずなのですが
工事をしている様子でもないですけど諦めます。

 

シーパラの中央をぬけて歩くことに


外周の歩道へ復帰


コースターの真下あたり

お客さん少ないのはあるけど全然動いてない...と思ったら冬季メンテナンス中で運休だったようです。

その先へ


小さな砂浜もありました


メリーゴーラウンドの前まで来てだいたい一周


これは再び金沢八景大橋から海の公園方面

 

そして次は八景島駅前を通過して駅歩道橋を渡ります。
なんだか急こう配な橋でした


橋の主塔あたりから八景島方向

奥にアクアミュージアム建物、柴航路橋やシーサイドラインなど
柴航路橋って国道の橋梁なのですが八景島の先がつながってないので実質シーパラの団体駐車場にしか行けず、ほとんど利用されてないみたいですね。

こちらは反対側、柴漁港

柴漁港は一帯が開発される前から存在していましたが、周辺一帯の埋立てなどによって港の位置や構造も変わりました。
現在船の数も多く神奈川県内では規模が大きいほうではないかと思います。

 

歩道橋を渡った先、最近できた住宅地を横に見ながら
ちょっと地味めの遊歩道が歩道の脇に


柴町交差点を渡った先は公園ぽくなって
小柴崎緑道というようです


もう少し先へ進むと住宅地と国道、工場団地を分ける緑地帯(金沢緑地)がありその中を歩道が通りますが、最近新たに小柴自然公園が開かれ、そちらを経由する歩道もできました。

小柴自然公園側の様子を見るためそちらへ向かいました。
入口付近の案内板

公園はまだ一部しか開かれてないので案内地図もちょっとしょぼい

ここには元々米軍施設(小柴貯油施設)があったところです。
公園内にあった解説を引用

旧小柴貯油施設
旧小柴貯油施設は戦前に旧日本海軍の船舶用燃料備蓄施設として整備されました。戦後に米軍に接収されてからは航空用燃料の備蓄施設として使用され、平成17年に国に返還されました。施設には、燃料を備蓄するためのタンクや、港に停泊するタンカーから送られてきた油を各タンクに送る油ポンプ室、油や水を送るパイプラインが整備されていました。公園整備にあたり、当時の施設をモチーフにした遊具や建物もありますので、探してみてください。

公園はその第一期工事が2023年に完了したばかり、数年後にはエリアがさらに広がるようです。

南側の入口近く

こちら側には歩道、フェンスがあって奥は広場

もうちょっと先へ進むと
1棟だけ米軍施設時代?の建物、奥の坂道も古くからあるものだと思います

とりあえず白いフェンスの向こうは今後開発工事の行われるエリアです。

「みんなのあそびば」エリア

奥の建物がある部分はすべて埋立地、足元付近がかつての海岸線でした。

ふりむくと背後は崖が続いてます

海食崖(かいしょくがい)といって海の波に削られてできた崖でここが波打ち際であった証拠です。この付近では横浜本牧あたりから長く続いています。

小柴自然公園の現在開放されている部分はグラウンドや広場、子供用の遊具など一般的な公園と変わりないという印象でした。

 

公園北側出入口から外へ出たあたりにはかつて長浜検疫所(横浜検疫所、長浜消毒所などともいう)がありました。
海外から横浜に入港する船舶乗客乗組員などの検疫を行う施設が明治初期に設けられ、長浜には1895(明治28)年横須賀から移転して業務をはじめたとのことです。

現在横浜市長浜ホールである検疫所旧事務棟建物(横浜市金沢区長浜)

外観を復元し1997年に再建した建物ですが奥にある旧細菌検査室とともに横浜市歴史的建造物になってます。(現在はおもに音楽ホールや当時の資料展示スペースとして利用されています)

当時検疫所建物の前は海岸線で桟橋、防波堤などがありましたが、現在その部分は周囲の埋立てにより池が残されています。〈防波堤が防土砂堤に変化というかんじ?〉

だいぶ様相は変わってますが池の一部

周囲は長浜公園となり池は野鳥観察施設になってます

このような観察用建物が周囲に何カ所かあります

 

いったんここで休憩、次回で歩ききる予定です。

 

その1,2

miwa3k.hatenablog.jp