散歩の途中

散歩の途中で観察記録、その後少し調べて書くノート

平井川を歩く その1 あきる野の多摩川から日の出町へ

多摩川の支流のひとつ、平井川(ひらいがわ)を歩きました。

平井川(東京都建設局の資料をもとにしました)

平井川は東京都西多摩郡日の出町の最西端日の出山(標高902.3m)の東側山腹に源を発し、流路を東南の方向に向け、北大久野川、玉の内川を合流して平地に入ります。この後流路をほぼ東の方向に変え、鯉川、氷沢川を合わせ、JR五日市線付近で多摩川に合流する河川延長約16.5㎞、流域面積38.9㎢の一級河川です。
平井川流域は、東京都の西端部に位置し、あきる野市と日の出町の1市1町にまたがり、都心から40~60㎞圏にあります。上流域は奥多摩山地で、沿川を除いて森林で占められています。中下流域には草花丘陵や秋留台地が広がります。


川はさかのぼって歩いたのでまず多摩川から、平井川合流点を目指します。

「多満自慢」を醸す石川酒造脇の道路から(福生市熊川)

いきなり本題と関係ないですが...通りかかってみたようです。蔵の入口は左の道を入ったところ

 

先へ進むとすぐ多摩川、睦橋(むつみばし)を渡ります。

睦橋上から多摩川上流方向

右の先に三角形がたくさん並んだトラス橋がわずかに見えてます。あちらがJR五日市線、橋梁下で平井川が多摩川に合流しているはずです。

 

睦橋を渡って多摩川右岸に出るとあきる野市です。

河川敷をしばらく上流へ歩き合流点近く
五日市線電車がちょうど通りました


橋梁に近づいてみます

この奥に合流点があるはずですが阻まれました。諦めます。

 

少し川上で
平井川の土手から合流点方向を望む

平井川の流れと五日市線の鉄橋は捉えましたがそこまで。

 

上流へ進みます。

合流地点から500mほど上流(あきる野市平沢東)

段差があって水が落ちてますが、多摩川増水時の逆流防止用でしょうか。
奥に見えるのは「多西橋(たさいばし)」、平井川一番下流の橋です。

 

多西橋たもとから上流方向

ここからしばらく川沿いに道があって歩けます。
名目上は河川管理用道路ですが桜並木

 

800mほど先、前方は平高橋

左カーブの先に橋、平井川下流部は流れがサインカーブを描いて蛇行しています。

橋近くから


平高橋先からカーブの向きが変わり、そこに整備中の「草花大橋(くさばなおおはし)」

立派な橋、建設からすでに10年ほど経っているようですがいまだに車の通行はできません。〈道路も接続済みなのにもったいない〉
平井川は右側橋脚の右下を流れてます。

 

次の新開橋たもとから

左は多段式の落差工、勾配の大きなところで水勢を弱めるためのもの。見たかんじ整備されたのはだいぶ前のようです。

 

新開橋から草花公園までの間どの地図をみても川沿いの道がなかったのですが、橋のたもとを通ったとき木立ちの奥から現れた人に伺うと通り抜けられるとのこと

入ってみるとこんな風景でした

通路?もそれなりに整って歩くのに特に問題は無かったです。

 

途中、南小宮橋の下をくぐり草花公園へ。

公園内「はるか橋」は木造のつり橋


ひとつ上流側「ふれあい橋」から下流方向

左岸護岸が城壁石垣のよう。
遠くにはるか橋と南小宮橋。

 

平井川は草花公園をぬけると永田橋通りという福生からのびる幹線道路、その旧道、新道の下をくぐります。

永田橋通り・瀬戸岡御堂橋の上流側

背後には4車線道路の橋梁、その下を潜る歩道が整備されていたので〈草に半ば埋もれてましたが〉難なく通り抜けられました。

 

そこから400mほど上流
平井川支流の鯉川

小宮久保橋上から。この背後ですぐ平井川と合流します。

合流点には「鯉川(こいかわ)起点」標識がありました。
標識には上流端まで2.7㎞、現在地あきる野市菅生 標高142mなどの情報も

 

鯉川合流よりやや上流の平井川


国道411号菅瀬橋をこえて右岸側から(あきる野市瀬戸岡)

このあたり改修工事で川幅が広がってます。

 

観音橋から下流方向

左側に連なる草花丘陵

同じ橋のたもとから上流側には圏央道橋梁

この付近から先の東平井橋にかけてあきる野市と日の出町境界が平井川。

 

日の出橋から見た東平井橋


東平井橋接近して

「昭和七年五月成」の文字が刻まれてました。

圏央道からこの橋付近にかけて北側丘陵上に韓国様式の寺院装飾を施された「妙見宮七星殿」建物が見えてました。〈残念ながら記録する前に見えなくなってしまい...〉

 

東平井橋から上流方向

この先は川の両岸とも日の出町
自然の中へ入っていくようにみえてこの先は住宅地

こちら側だけですが

道路左側には戸建ての住宅が並んでます。

 

東平井橋からちょうど1キロほど上流
中里橋

これも古そうな橋ですが親柱には「昭和三十二年三月」、東平井橋より25年も新しい。

中里橋上から上流方向

陰になってよく見えませんが先に落差のある堰があり大きな水音が聞こえてました。

その上流側にまわり込んで下流方向を望む

平井橋の上から
ここにちょっとした地形の段差があって水が落ちていきます。写ってませんが左から小さな沢も合流しています。
「於奈淵(おなぶち)」という名前があるようです。

一応上流側も


平井橋

平井川の平井橋は欄干の支柱が真っ赤に塗られていました。

 

平井橋の先は永田橋通りの先をつなぐ都道184号に出て架かる橋は「鹿の湯橋」(日の出町平井)


いったんここで小休止します。

おまけで
日の出町役場少し手前の畑に咲いていたコスモス

 

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miwa3k.hatenablog.jp