散歩の途中

散歩の途中で観察記録、その後少し調べて書くノート

美しが丘虹ヶ丘すすき野 横浜川崎境界あたりを歩く

『わりと近所を巡る真夏散歩シリーズ』3回目です。
今回は横浜市川崎市の境界あたりを出たり入ったりして歩きます。

最初は横浜市青葉区美しが丘あたりから。
美しが丘5丁目付近

南の方角、あざみ野方面を見てます。この日はどこも青空がきれいで光が強烈でした。もちろん暑い

一帯は戸建ての多い住宅地。丘陵の中腹を歩いているはずですが道はアップダウンだらけです。

 

階段もあちこち


水玉な歩道橋が現れました


そこから見た道路と街路樹、青空


美しが丘第二公園

立派な銀杏の大木があります。この付近が宅地開発されたのが50年くらい前、それより前からあるのかな

 

公園からもう少し坂道を上がると丘の稜線に出ます。この尾根が横浜市と川崎市の境界になります。(前回たどった都筑区と宮前区境界の稜線の続きといえます)

尾根をこえてすぐ北側、川崎市宮前区水沢
菅生緑地から

こちら側は緑地東地区といい、少し離れて西地区があります。

 

尾根伝いに行けるはずなのに下って上がる道

道路正面突き当たった先が西地区の「水沢の森」です。

 

こちらのほうがワイルドな感じでしょうか

〈草刈りされてないだけ?〉

 

森の入口近くに川の名前が書かれた標柱がありました
こちら向きの文字は「平瀬川」


柱は三角で各面に平瀬川、矢上川、早渕川と書かれ、以下右の解説を読みます。

分水嶺
(横浜と川崎を隔てる)東西に走る嶺を境にして
①北側は稗原・菅生を流れる平瀬川に
②南側は保木・あざみ野を流れる早渕川に
③東側は犬蔵・宮前平を流れる矢上川に分かれます。
そして、たくさんの川と合流しながら
①は多摩川に
②と③は鶴見川になり、ともに太平洋に流れ込みます。その先はアメリカ西海岸です。

最後壮大にでましたね。要するにこのあたりが丘陵のなかでも特に標高が高く、3つの川の分水嶺になっているということです。たしかにここに登場する河川の源はこの付近に集中しています。

このすぐ横には『平瀬川源頭』と称して水音の聞こえる場所がありましたがさすがに不自然、地下水をポンプアップして人工の水源としているのでした。

稜線部から公園の傾斜を下って行くと小さな池があります。
手前の竹林


瓢箪池

ごく小さな池、先ほどの『源頭』から流れ下った水を溜めたものですが、この池周辺が昔からの平瀬川水源であることは間違いないようです。

貼り紙は「スズメバチ注意」〈肝心なところが消えてます〉

 

森から外へ、再び市境界の稜線へ上がります


尾根を切通してつくった道路をわたる橋上から

横浜市側(青葉区美しが丘西1丁目)


川崎市側(宮前区水沢2丁目)


東の方向、稜線に沿って高圧線の鉄塔が並んでます


こちらは南西向きに〈電線じゃまですけど〉

手前は水道用施設(調整池)、その向こうは美しが丘西小学校。遠くは丹沢大山、箱根まで見えてます。

このへんで稜線から下ります。
住宅地内の百日紅とか


一気に川の流れる谷間まで

先ほどの『分水嶺』には登場しませんが、黒須田川最上流部の谷戸。家庭菜園と太陽光パネルのある谷間です。

先の団地のほうへ進んで中を通りぬけます。

 

途中歩道橋からバス停など

バス停名は虹が丘団地、道路には「川崎市麻生区」と書かれた標識。
ここも横浜川崎の境界で川崎側が虹が丘団地、横浜側はすすき野団地といいます。

 

2つの団地の間、どちらなのか把握してませんが、を歩きます。


こちらのバス停名はすすき野団地、ではなくもみの木台でした

左はすすき野団地の建物。

 

大きな団地群をぬけて黒須田川のほとりへ

先ほど太陽光パネルなんかがあった最上流部から少し下った場所。この川はさらに2㎞くらい下って市ヶ尾町で鶴見川に合流します。

 

今回はいったんここまでです。