鶴見川の支流、真光寺川(しんこうじがわ)をさかのぼり、その後、東京と神奈川の境界線あたりの尾根をラフに歩きました。
歩いた足あと地図を置きます。
◆真光寺川
なんかにぎわってますね。(駅だからこんなもんかな)
まず、鶴見川の支流である真光寺川、2つの川の合流地点へ向かいます。
歩いて10分程度、合流地点です
前方が下流。右が鶴見川、左から流れ込んでいるのが真光寺川です。下の親水施設へ下りることができます。
向こうに写っている範囲はほとんど東京都町田市ですが、合流点の手前、立っているところは川崎市麻生区岡上(おかがみ)、川崎市の飛び地、離れ小島です。横浜市青葉区と町田市に囲まれています。明治時代までは岡上村という独立した村で、現在の横浜市に入るはずだったそうですが、川崎市を選び飛地になりました。
左側の真光寺川をさかのぼります。
すぐに小田急線橋梁
真光寺川は、町田市広袴の広袴公園の上流端まで2.25㎞、その上流側は現在暗渠となって緑道が続き、町田市真光寺町内に源を有する、小さな川です。
周辺の都市化で一般的な都市河川に変わっていて、さほど特徴はありません。
鶴川街道を越えて(町田市能ヶ谷4丁目付近)
小田急線の先、並行する鶴川街道を越えると町田市に入ります。
このような最近住宅地となった中を流れ、前方の丘の近くがすでに上流端です。
同じような風景ですが
上流端までは整備された歩道が両岸に続きます。ここ、左側が広いのは川が蛇行していた土地を整備したものでしょう。
下田橋手前、鶴見川合流点から1.5kmの標識
鶴見川水系の川にはこのポストが支流にも置かれています。
もう少しさかのぼって(町田市広袴町)
手前、流路を直線化して水が流れています。向こう側、林となっている崖に沿って、蛇行していたかつての流路跡です。
周辺、現在は田んぼですが、”広袴ふるさとの森”と名付けられているようです。
広袴公園内の池からの流れが現れるところ
手前の橋の向こうにトンネルが口をあけて、その向こうにある公園の池から水が流れ出しています。
正面上の道路へ上がって向こう側へ行くと広袴公園です。
公園手前を横切る道路上から振り返って
下が前の写真に写っていた橋です。
広袴公園に入り、池
後ろを振り返ると河川上流端の標識がありました
上流端の上流側は暗渠となっています。
広袴公園に流れ込む暗渠の出口
なんだか、とても整えられた暗渠出口です。
この上は遊歩道となっています。
せせらぎもある歩道がしばらく続きます
周囲はずっと新しい住宅地です。
しばらく行くとせせらぎはなくなってしまいますが、歩道は続きます。
この先で左へ折れてます
歩道の終点
前方、フェンスの向こうはまた流れが顔をみせてます。
横切っている道路の左側は真光寺十字路という交差点です。
そのフェンスの先まで(町田市真光寺2丁目)
流れはもう少し先まで続いていますが、ここまでとしました。
◆都県境の尾根を歩く
ここから一転、尾根歩きとなります。第二章です。
川沿いに歩いた道を一旦戻って、尾根へあがります。
町田市能ヶ谷7丁目、坂を上がって
谷間を真光寺川が流れ、向こうの丘上は鶴川団地。
西側、町田市側の風景。この背後、川崎市側には川崎フロンターレ麻生グラウンドがあります。
とりあえず、尾根沿いは歩道、左は町田市側の住宅地
都県境に沿って歩道がのびています。
その先で歩道は林間に入ります
黒川でいったん尾根を外れ、川崎市側の一般道へ戻ります。
次は、川崎市麻生区と東京都稲城市の都県境となっている、北側の別の尾根へあがります。
階段を上がって川崎市側をふりかえる
遠くに見える緑地は通ってきた、町田市との境界になる尾根です。川崎市側も住宅地が広がります。
左、稲城市側は尾根といっても高低差が少なく、横は平尾住宅という4~5階程度の建物が並ぶ団地ですが、その建物の方が尾根よりも高くなってます。下はすぐ道路です。
開発から取り残されたorまぬがれた場所も少々
ちょっと稲城市内、平尾地区ををショートカットしてから再び都県境の尾根へ。
向原の丘公園入口付近
色づいた木がありました。
さらに急登
左側のほうが高く、尾根はそちらにありますが、向原付近から先は北側が広大なゴルフ場で占められていて、尾根筋を歩くことがままなりません。
尾根付近の道路もしだいに車の交通量が増加し、歩く環境はあまりよくなくなります。
北の東京都側の眺望はひらけませんが、神奈川県側はいい景色です。
麻生区千代ヶ丘8丁目から南東方向
いいながめですが、空ばかりですね…
同、細山8丁目から
道路の先によみうりランドの観覧車が見えてきました
入場口前を通過し、
ランドに背を向けて南側
ひしめく住宅の向こうに五重塔があります。(スマホカメラでこれが精いっぱい)
塔は香林寺境内(麻生区細山3丁目)にあり、建立は1987(昭和62)年とのことです。
よみうりランドの先から川崎市多摩区に入り、多摩川の流れる低地が近づいて、丘陵の末端に。
先が下りとなり、都心方面となる、東、北東側の眺望がひらけました
ただ、ひらけたのはこの付近の一瞬だけ。すぐに坂を下りて低地に出て行きます。
住宅地内を下っていく(多摩区菅仙谷3丁目付近)
そして、川の流れる低地へ(多摩区菅北浦2丁目)