散歩の途中

散歩の途中で観察記録、その後少し調べて書くノート

清川村煤ヶ谷を歩く

神奈川県に現存する唯一の村が清川村(きよかわむら)。

隣接する厚木市内の鉄道駅から歩いて村内に入り煤ヶ谷(すすがや)地区をひとまわり、また厚木へ戻る途中疲れて路線バスに援けを借りるという本年最初のお散歩の様子を記します。

このところ何回か続けている、〈勝手に命名〉『昔、村だった地区を訪れてみるシリーズ』のひとつ。

清川村は現在も「村」なのですが、過去を辿ると現村域には煤ヶ谷村と宮ヶ瀬村という2つの村がありました。
1956年、2村が合併して「清川」の名称になりましたが人口は依然少なく「村」のまま。さらにその後も「清川村」として今に至るということです。

今回訪ねたのはかつての煤ヶ谷村域、現在清川村役場などがある村の中心部やその周辺です。

スタートは厚木市の小田急線愛甲石田駅

村内への路線バスは隣りの本厚木からしか出ていないので最寄り駅はそちらと言えるかもしれませんが、途中までの道はこちらからが歩きやすいです。

山の方へ向かいます

道路の左側に大山、電柱列右に三峰山などがあってその右後方に見える山の裾あたりが目的地かと

玉川という川沿いにさかのぼると流れが二手に分かれます

左は日向川、右が七沢川。ここで名前が変わります。

ところで新年、このところ何回か初詣は左の日向川沿いをさかのぼった日向薬師へ行ってましたが、その時もここまで同じ道を使いました。今年の新年は〈初詣もまだですが〉右の川沿いを行きます。

少し先で県道(64号伊勢原津久井線)に出て
清酒「盛升」、「さがみビール」の醸造元黄金井酒造

地酒、地ビールですね。
通りかかると入口に「本日売店営業中」の文字。強めの引力を感じましたが先へ進みます。

ちょっと脇道にそれ

このあたりは七沢といいます。温泉(七沢温泉、広沢寺温泉)があります。

右側は温泉宿のアプローチ、道の先に別宿のオレンジ色看板が写ってます。

左向こうに見える山は見城(みじょう)山(375m)、中世の頃近くに七沢城があり、山には見張り台があったのだとか

 

県道にもどって森の間をしばらく先へ
清川村に入るところ

左は茶畑、道路両側はゴルフ場でコースを連絡する橋が向こうに見えます。

村の境界から1㎞ほど行くと人家がふえて中心部にも近いところへ

少し先で厚木市街地方面から来る道と突き当たるので左折

これより村の中、煤ヶ谷と呼ばれる地区を徘徊です。

まず道路反対側フェンスの切れてるところから細道を下り川沿いへ

小鮎川(こあゆがわ)

煤ヶ谷地区の中央を流れ下ります。さらに下ると厚木市街に出て相模川と合流します。

上流方向

左側は村営の野球場やテニスコートなど

前方の柳梅橋(やなめばし)を渡って対岸へ

川沿いは田畑の間に住宅が散在、少し離れるとすぐに山の傾斜地です。

次の片原橋付近

向こうのガードレール沿いは県道のつづき、奥の白っぽい建物は中学校。
橋を渡ると見せてまだ渡らず

少し上流側、少し高いところへ

奥は大山の北尾根から続く山々と思いますが個々の山名はわかるのもあればわからないのも

小鮎川左岸側、集落も道も尽きるところ〈先へ歩いて行く人がいるのですがどちらへ..〉

川を渡った側には左端にみえる清川村役場など

とりあえず橋渡りましたがまだ川沿いうろうろ

河川改修で整備されて桜並木や下は〈映りが悪いけど〉遊歩道になってます。かつて小鮎川をたどったときに通りましたがあまり利用する人はなさそうでした。

県道に戻って
煤ヶ谷バス停付近

昔は煤ヶ谷村といったのでこのあたりが中心部だったのでしょうか。
バス停の隣りには清川村観光マップ、登山道や魚釣場への入口もあって観光の拠点?〈いまどきバスで訪れる人は少ないか〉
オレンジ色の目立つ建物は商店だったようですが閉じられてますね

バス停先の橋上から谷太郎沢

小鮎川の支流。のちほどこの橋まで戻って前方の道を歩きます。

 

もう少し県道の山奥、宮ヶ瀬方面へ

バイパスが開通してました


旧道となった道、坂尻バス停付近

バイパスができてもバスは集落のある旧道を経由してます。

 

旧道からまた別の細道に入り
高台から南方向〈やってきた方〉をふり返って


バイパスの橋と旧道合流点を下に

1時間に1本のバスが宮ヶ瀬方面へ向かってます
左は辺室山(へんむろやま)(644.3m)

 

先ほどバスが一時停止していたあたりへ下りてきました

見えているのは旧道、ここより山側は宮ヶ瀬あたりまで集落もなく淋しいのでもどります。

煤ヶ谷バス停付近まで戻ってきました


橋の手前を右へはいります。

そのまま進むと登山道ですがあまり奥まで行かず、寺家の谷橋をわたります。

橋上から


その先

小鮎川の谷間が前方集落の向こうを横切り、すぐに山の傾斜が迫ります。先ほどは向こうの斜面近くを歩いてこちら側を見ていましたが、今度は逆方向

右にピークが見えるのは煤ヶ谷秋葉山(464m)でしょうか。山の向こう側は巨大な採石場になってます。

さらに北側を見ると

奥のほうわずかに家などが見えるところまで行って引き返してきたのかなと思います。

 

そして村役場近くでまた県道へ戻ります。
清川村役場バス停付近

道路反対側は道の駅清川、その手前には唯一のドラッグストアがあり、右側には役場があって村の中心部。
現在村内にコンビニ、スーパーマーケットはないそうです。

役場横から緑小学校、緑中学校近くを通り

こちらは中学校校舎校庭と手前は茶畑


中学校の先から小鮎川の流れる谷間を見下ろす

何時間か前は前方の川沿いを歩いてました。

 

そしてまた村の中心部に入ってきたときに通った県道のT字路(尾崎交差点)へ

往きは七沢方面から、かえりは厚木飯山方面へ

ほどなく人家もなくなり

といった風景ですがところどころに住宅地があってまったく山の中ということもありません。

しばらく歩くと厚木市に戻り

飯山温泉郷の看板。

少し離れますが温泉旅館もあります。


またしばらく下ると
飯山観音(長谷寺)の参道庫裡橋

下を流れるのは小鮎川。

その流れに沿って下っていくと
遠くに厚木市内の住宅地などが見えてきました


もう少し下って山側をふり返り

あのへんの山の向こう側あたりにいたような..

よくわからなくなってきたので近くのバス停で路線バスに拾ってもらい本厚木駅にでました。

ここまで