散歩の途中

散歩の途中で観察記録、その後少し調べて書くノート

一度で回りきれなかった目黒区一周 《前半》自由が丘~恵比寿ガーデンプレイス

目黒区の境界を一周した事をまとめました。

1日で一周できると思っていたのですが、意外に長い距離(33kmほど)と、途中で夕立に遭ったこともあって、2日に分けました。
ノートも2つに分けます。

目黒区一周足あと地図(前半は自由が丘から時計回りに恵比寿)

 

スタートは自由が丘駅に近い、九品仏川緑道が東横線ホームの下をくぐっているところにしました。緑道上をずっと区の境界線が通っています。ここから時計回りに境界を一周します。

スタート地点とした九品仏川緑道、上は東急東横線自由が丘駅ホーム

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自由が丘駅近くではベンチがたくさん並ぶ九品仏川緑道、昔は川が流れていましたが今は暗渠、に沿って目黒区と世田谷区境界が通っています。

写真右側は目黒区自由が丘1丁目、左側は世田谷区奥沢5丁目。

 

すぐに東急大井町線の踏切を渡ります

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九品仏川緑道上をもうしばらく先へ進みます

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九品仏といわれる浄真寺は世田谷区、その少し手前で区境はジグザグしながら北へ。

境界を忠実にたどれないところはたくさんあります。私有地に入り込んだり、通る道がなかったり。そういうところはなるべく近くの通れる場所、道路を通っていきます。

 

産業能率大学東側で目黒通りに出ます。

目黒通り歩道橋上から(歩道橋は世田谷区等々力6丁目)

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坂を少し下り、
呑川緑道に出ました(世田谷区深沢1丁目)

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正面緑道は暗渠になった呑川(のみかわ)、手前で横切る道にかつては”柳橋”がかかっていたことを示すモニュメント。

この緑道は1ブロックのみ通過して、北の方角へ。

 

目黒区八雲、世田谷区深沢の境界を先へ行くと駒沢公園の中へ入ります。

駒沢公園南口付近

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駒沢陸上競技場建物横

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陸上競技場の中を目黒・世田谷の境界線が突っ切っています。第2、3レーンの間です<嘘

 

公園を駒沢大学駅方面口から外に出て自由通りを駅方面へ。

駒沢大学駅近くの商店街(目黒区東が丘2丁目、世田谷区上馬3丁目、駒沢1丁目)

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まっすぐ行くとすぐに駅という場所ですが、右に分岐する細い道があります。これに沿って区境界も右へ折れてます。歩く方向は東向きに変わります。

 

その細い道を境界が通り、環七通り野沢交差点付近に出ます。境界線は環七を大森方向へ進みます。

環七通り駒沢陸橋手前から

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左側は世田谷区野沢3丁目、道路向こう側は目黒区柿の木坂3丁目。

 

環七を柿の木坂2丁目バス停付近で横道に入るとさらに北東へ方向を変えて碑文谷公園西側を通過します。

碑文谷公園近くの住宅地(左世田谷区下馬6丁目、右目黒区碑文谷6丁目)

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駒沢通りを南から北側に渡り、そのまま真っ直ぐ続く通りを先へ行きます。地図ではその道に名称はないようですが、鎌倉街道中道の古い道すじとされていて、かつて歩いた事がある道です。
途中に道路を二手に分けて”葦毛塚(あしげづか)”、その碑がたっています。

葦毛塚付近(左世田谷区下馬5丁目、右目黒区五本木1丁目)

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区の境界線とは関係ないですが、葦毛塚とは、ということで解説文を

葦毛塚(あしげづか)
源頼朝が、葦毛の馬にのって、この地を通ったとき、その馬が何かに驚いて沢に落ちこんで死んだという。また、一説に鎌倉将軍の世、この地の領主北条左近太郎が仏経をもって出かけたが、その葦毛の乗馬が突然たおれたのでここに、埋めたともいう。いずれにせよ、遠い昔から葦毛塚とよばれていたらしい。このあたりは古くから馬の放牧場であり、馬に関した地名や伝説が多い。
昭和五十三年三月 世田谷区教育委員会

 

塚の先を左折、蛇崩川(じゃくずれがわ)緑道を渡ります。

蛇崩川緑道を横切る区境の道路

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暗渠化した蛇崩川を緑道としたところです。

この付近の古い字名が”蛇崩”、いまも交差点名に残っています。

 

蛇崩交差点近くの別の交差点を北側へ渡ると、目黒区境界は三宿病院敷地内を通り、陸上自衛隊三宿駐屯地の中を通過しています。

防衛省管理地につき場内立入禁止 不法侵入は法律により罰せられます 三宿駐屯地司令」につき、
三宿駐屯地東側を迂回中

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東山公園横から国道246号へ出ます。

国道が渡りにくいですが、ちょうど境界線は田園都市線池尻大橋駅通路付近を通っていて、駅地下道で道路反対側へ出ました。

区の境界線は目黒川緑道を渡って東邦大学大橋病院敷地内を通ります。

目黒川緑道から

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緑道右側植え込みの上にちょっと頭を出している大橋病院、その手前を区境が横切ります。手前が目黒区大橋2丁目、向こうは世田谷区池尻3、4丁目。

 

病院の構内を通過させてもらい、反対側の大橋通りへ出ます。

大橋通りに出て

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左から階段を上がってここ。区境界は病院構内から正面向こうに見える警視庁第三方面本部を貫いて駒場東邦中高校、筑波大付属駒場中高校の敷地へ。

いずれも境界線上を通るのは困難につき大橋通りを淡島通りまで歩き、さらに駒場通りへ入ります。

 

駒場通り、右側は大学入試センター

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道路左は世田谷区代沢1丁目、右は目黒区駒場2丁目。境界線はこのへんでいったん道路上にでてきます。

でもすぐ先、井の頭線線路で阻まれます。

 

京王井の頭線

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境界線は線路を渡って北側の東京大学生産技術研究所へ入りますが、こちらは踏切へ迂回しているところ。

 

踏切渡って、いま日本民藝館

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「臨時休館」でした。

 

こちらは西館、旧柳宗悦

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西館は本館が開いていても閉まっていることが多いので、開館日は要チェックです。

 

東京大学生産技術研究所構内へ

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ここは通りぬけるのに支障はないのでお邪魔させてもらいました。
とはいえ、この構内を境界線はすぐぬけるので、またすぐ一般道へ戻ります。

 

松蔭中学・高校の北側へ出ると三角橋交差点です。交差点付近は目黒区、世田谷区、渋谷区の3区境界点があります。
これから進む先は目黒区、渋谷区境界になります。

三角橋交差点付近から渋谷区、目黒区境界となる道路

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左が渋谷区上原3丁目、右が目黒区駒場4丁目。

 

再び東京大学生産技術研究所、門の前へ

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東大駒場キャンパスの後ろなどを通過すると目黒・渋谷区境界線は東大裏交差点で山手通りに出てきます。

東大裏交差点

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正確には境界線は右側ビルの裏側あたりを通ってます。

 

山手通りの一本裏、境界線上に道ができるので途中からそちらに入りました。

再び井の頭線線路をわたります(今度は北から南方向へ)

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渋谷方面から井の頭線電車に乗るとトンネルの出口がここ、渋谷区と目黒区の境界で外に出るということを認識しました。(どうでもいいか、そんなことは)

 

旧山手通り、玉川通り(国道246号)交わる神泉町交差点へ出てきました

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ここは左から来て右へ、旧山手通りを鎗ヶ崎交差点まで行きます。
区境界は旧山手通りから少しずれた場所を通ってますが、代わりに進む道がありません。

 

マレーシア大使館がありました

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この付近、旧山手通り沿いにはエジプトとデンマークの大使館もあります。装飾などでいちばん映えてたのはエジプト大使館でしたが、ちょっと写真撮りづらかったです。

それとは別にこのあたりの旧山手通り、いつも良い雰囲気です。

 

代官山近くから鎗ヶ崎へ出て駒沢通りとのT字路になりますが、細い道が隠れるようにT字の頭をつきぬけています。そちらへ入ります。

鎗ヶ崎交差点

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道路反対側の信号機の近く、ビルとビルの間に入って行く道があります。

 

その細い道の北側が渋谷区恵比寿南3丁目、南側が目黒区中目黒1丁目。しばらく行くとまた境界線は建物の間に入り込んでしまい、歩いてトレースできません。

迂回して(渋谷区)恵比寿南3丁目交差点

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ここを右折します。

 

防衛装備庁艦艇装備研究所前へ

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この中には妙に長細い建物があります。中には長さ247m、幅12.5m、深さ7mの大水槽があり、艦艇の模型を使って流体力学的な性能評価試験を行う施設とあります。以前ブラタモリでも取り上げられてました。

目黒・渋谷区境界は研究所前の一般道路を通っています。

 

その道は新茶屋坂通りに突き当たり、左折すると恵比寿南橋(通称アメリカ橋)で山手線の内側へ入ります。区の境界も大体それに沿って恵比寿ガーデンプレイスの敷地へと入ります。

アメリカ橋上から恵比寿ガーデンプレイス方面、下は山手、埼京線

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ガーデンプレイス内、東京都写真美術館

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区境界がちょうどここから美術館左の通路を通って向こう側へのびています。

普通に左通路に入ればいいのですが、屋根があるとGPS軌跡が乱れるのを嫌ってまっすぐ向こうへ出ました。

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1日目はもっと先まで足を伸ばしましたが、いろいろ区切りがよさそうなのでいったんここ、恵比寿ガーデンプレイスまでとします。