武蔵野を散歩。いろいろな水辺を、横切るだけだったり流れに沿って辿ったり、そしてそれは暗渠だったり..して歩いてきました。
今回その1は清流として有名な落合川の様子を中心にしてあれこれ
スタートは東村山市の秋津から
「秋津ちろりん村」を外から覗いて
ここは水辺ではなく公園ですね、園内広場にはハロウィンのかぼちゃなんかが置かれてて小さなこどもたちが遊んでました。
最初の水辺は空堀川(からぼりがわ)
川沿いの遊歩道、橋の上から
水辺を歩くと言いつつ最初から水がない、その名のとおり「からぼり」になってました。〈22年冬に歩いたときもこのあたり水はなく〉
橋を渡ってしばらく
所沢街道・全生園前交差点
前方は多磨全生園正門。
多磨全生園は国立ハンセン病療養所のひとつで園内は現在も入所者の生活の場となっています。
以前園内を通りぬけて歩いたことがありました。
現在は新型コロナ流行時の看板が残り、立入制限が続いているようです。
少し先
こちらの右側、武蔵野の雑木林(東村山市青葉町)
この林は都立多摩北部医療センターの敷地内、いわゆる都有地なのかもしれません。
先へ進むと野火止通りに出ます。
野火止通り、下里六丁目バス停
こちらの木立ち手前に橋が架かり野火止用水があります。次の水辺を通過します。
木々の間、右下に野火止用水の細い流れ
バス停隣りの橋の上から覗きこんで
全長24㎞ある野火止用水は今回ここを横切っただけになりました。〈以前端から端まで歩いて記録してます〉
野火止用水を通過すると東久留米市、こちらには黒目川とその支流がいくつも流れています。
湧水のとても豊富なところで流れる川の水も清らかです。
などと言いつつ最初に辿るのは出水川の暗渠
手前ではなくフェンスと生垣の間の歩道が出水川です。
上流方向をみてます。この先へ進むと暗渠ではなくなるのですが、今回下流方向暗渠区間だけを辿ってます。〈清流かどうかわかりませんね〉
ふり返った下流方向
ここからは結構幅広いコンクリート蓋がかかってます。その上を先へ
暗渠上はずっと歩道です
ところどころ枕木の廃材?で造られた花壇があります。
このへん両側の住宅がまだ新しく、少し前までは畑地だったのかなと..
一般道(所沢街道)との交差
ここはかつて橋があったはず
信号の先に見えていた団地の下を流れ
本村小学校脇で流れの方向が変わり
小学校の縁で前方黒目川に合流します
黒目川対岸から出水川合流口
まったく水はありません。〈エア清流〉何も流れてなかったようですね
以上出水川でした。
こちらは黒目川
出水川合流の下流側にかかる本邑橋から下流方向みてます。
黒目川は本邑橋の次、降馬橋までのわずかな区間歩きました。
降馬橋から下流方向
ここから上流に3㎞ほどで源の「さいかち窪」ですが、距離のわりに水量が豊富だと思います。源とされるさいかち窪も通常は水がないので途中から補給される湧水量が多いのでしょう。〈ちょうどここを歩いた10月中下旬あたりはさいかち窪に水が溜まることがあるそうで、どうなっているのか見に行けばよかったと帰ってから気づいたのでした〉
降馬橋で黒目川から離れ南側を流れる支流の落合川、その上流端を目指します。〈と言っても1㎞ほどですが〉
落合川上流端の八幡橋から上流側
流れはありません。
奥で左に曲がったすぐ先が窪地になってそこに水が湧くことがあるのでしょう。
個人的にはここに水が流れているのを見たことはありません。〈左の河川標識は新しくなりましたね〉
100mほど下った次のかわせみ橋から下流方向
写真を撮ってる人が先にいます。その足元から水の流れがはじまってます。
足元にもたまり水があり右側護岸の外へ出ていくように見えますが、そちらに窪地があります
右側がその窪地、ここがこの時落合川に水を供給する最初の場所になっているようでした。
ここからの湧水がちょっと先で歩道の下をくぐり、先ほど写真を撮っていた人の足元付近に導かれているようです。
かわせみ橋下のたまり水もこの窪地からの水が逆方向へ流れた結果かもしれません。〈草刈り作業直後でまわりの様子がよくわかりました〉
自分も先ほどの人と同じ位置で撮影者になってみました
ここから落合川は順調に流れて水量をどんどん増していきます。
500mほどくだって地蔵橋付近から上流方向
すでにそこかしこで水量を増しているようで、流れる水音が橋の上まで聞こえてきます。
こちらは小さな支流のひとつ
この流れも付近の湧水と思われます。落合川と合流して水量を増していきます。
河原におりて
清流といわれる落合川の水を間近で
流れのはじまりから1㎞ほどの地点(東久留米市中央町1丁目)
このへんでいったん落合川から離れ、支流の南沢源流近くへ向かいます。
落合川の流れから南へ200mほど、東京の名湧水57選のひとつがある南沢緑地保全地域の森
湧水のある場所までは行けてませんが
流れ出る南沢の水
緑地保全地域内は湧水の豊富な東久留米市内でも特に湧水量の多いところ
いくつもの湧水(泉)があるほか南沢給水所(浄水場)の施設もあり、市内水道にも使用されています。〈都が供給する水にブレンドして、だそうですが〉
2つの沢の合流するところ
いくつもの泉から湧水が集まって300mほど流れ下り、落合川に合流します。
合流点付近の落合川
ここからまた落合川を下ります。
毘沙門橋の川下から下流方向(東久留米市南沢1丁目)
かなり水量もふえ勢いよく流れ下ってます。
水道管も通る老松橋から上流方向
西武池袋線橋梁の少し上流側
また別の沢からの水が歩道の下をくぐって合流してました
こちらで合流する小沢、長さは500mにも満たないようですが、水源は東京の名湧水57選のひとつになっているようです。
線路をくぐると落合川は下流域へ
河原の草も刈られてなく見た目はごく普通の川の風景
右側は不動橋広場、河川改修前の旧流路を埋めた跡だと思います。
川は草だらけで流れがよくみえませんが水は澄んでいます。
さらに下って落合橋から川下の新落合橋方向(東久留米市新川町2丁目)
前方新落合橋から約300mで落合川は黒目川に合流します。
ここから合流点までは今回辿っていません。
方向を変えて次に辿って歩く水辺を目指しますが
落合橋近く、こちらも落合川支流の立野川
こちらは古い河川改修からだいぶ時間が経過してやや地味に映ってます。水源はほかと同じく東久留米市内の湧水。
少々水が黒っぽく思えましたが長い間に川底に土などが溜まったのかもしれません、よく見ればきれいな水が流れています。
立野川は今回100mほど辿りました。〈数年前に源流近くへ入ったことがあります〉
さらに先へ進んで次のポイントからは、次回にまわします。