散歩の途中

散歩の途中で観察記録、その後少し調べて書くノート

中堀川を歩く 横浜旭区を流れる帷子川の支流

緑園都市から中山へ横浜市内を歩いている途中です。

《前回分》

今回続きなので〈その2〉ですが、タイトル不自然になるので省略..いちおうその2です。

 

現在位置は旭区西川島町、帷子(かたびら)川と中堀川の合流点。
前回再掲ですが合流点の様子

右から流れ込む細い流れが中堀川です。

中堀川は延長4㎞強(自己測定につき..)、帷子川水系の河川で源から合流点まですべて横浜市旭区内を流れます。上中流部は暗渠化されている区間が多く、その一部はせせらぎのあるプロムナードとして整備されています。

 

1枚目に写る中堀川・浜串橋上から合流点方向

上流側はすぐに国道16号(旧道、旧八王子街道)が川のうえを通りますが、その間は草むらに覆われて視界がひらけません。

 

国道を渡って上流側へ出ます。

川の流れる谷間より少し高いところから。下に護岸だけが見えてますが水は左から右へ流れてます。

 

道を少し先へ歩くと流れが見えました


そこから200mほどさかのぼったところ

左に暗渠出口があって右の本流と合流しています。

左出口の水がどこから来ているのか妙に気になりましたが調べてもわかりません。
〈ご存じの方いらっしゃいますか?〉勝手な推測を羅列
1.上流側にある白根公園の地下に調整池があり、その排水口
2.白根公園内の中堀川白糸の滝を保護するため分流をつくって水量を調整している
3.近くの鶴ヶ峰配水池(元・鶴ヶ峰浄水場)からの余剰水出口

〈23.09.21追記〉

コメントにてこちら暗渠の情報をいただきました。〈感謝です〉

暗渠は上白根交番付近の縦坑を始点として白根通の下を走り、白根公園下から曲折して写真の部分に顔を出しています。100年に一度の降雨を想定した放水路です。

私、白根公園周辺しか意識していませんでしたが、だいぶ上流の上白根(ひかりが丘)交番付近からのびている暗渠放水路とのことです。本ノートで上白根大池公園入口の階段が写る写真、中原街道の交差点名がひかりが丘交番前ですからその付近から放水路がはじまり、上の写真の出口まで約2.3㎞(自己測定)も続いているのですね。

 

100mほど上流側へ進むと白根公園入口があり、その手前
中堀川を横切る鶴ヶ峰配水池からの送水管


公園入口にある鳥居

こちらは公園裏手側になります。
扁額、「白根不動尊」とあります。

 

鳥居くぐってこちらが公園側

奥には園内にある図書館、地区センターなどの建物も見えてます。

 

鳥居を正面進むと白根不動尊

背後をまわるように中堀川が流れています。

そちらへ下りてみます
白根不動尊を上に


山の中みたいです


崖地からの湧水(小滝)と不動明王(小瀧不動尊)


もう少し先に白糸の滝(大滝)があります


白糸の滝橋たもとから


滝正面

これ以上近寄れません。
かつては幅約9m、落差5.5mの自然滝だったそうですが、浸食がすすんで消滅しかかっていたため修復工事が行われました。
現在は幅7m、落差3.2mと少しミニサイズになってます。

 

付近の流れ


白糸の滝から崖をあがったところには白根神社があります。

入ってきたのと反対側の鳥居には「白根神社」


白根公園上流側の中堀川

下流方向を見てます。川が右折した先が白糸の滝につながってます。

 

一方上流方向は道路の脇、正面のトンネル出口より先は暗渠区間


暗渠化されたのはさほど古くないようで橋の名残りが残っているところも

歩道より右側が川跡ですね。

このへんは歩道部分にかつての護岸が頭を出してます(ガードレールすぐ右側)

足元はかつて川の中だったのですね。
さらに右側の工事は道路幅拡張でしょうか?

 

川はしばらく道路に沿ってましたが、少し離れて暗渠でなくなります。
旭区白根5丁目付近

草だらけで様子がわかりませんね。暗渠にして管理を楽にするというのも仕方ないかと思ったりしました。

もう少し先からプロムナードがはじまります。

 

ここから(ここまで)中堀川プロムナード(旭区白根5-13)

暗渠の上に歩道とせせらぎを設けてあります。

こんなかんじ


ここは中堀川の支流との合流点です

右側から本流の歩道とせせらぎ、左フェンス向こうの草むらが支流になります。支流の水は奥から手前へ流れてきて地下の中堀川暗渠へ落とされているはずです。
支流の河川名は分かりませんでした。

 

流れはまた一時、先ほどの道路沿いに出てきます。プロムナードは途切れます。

暗渠化された川の上に残る「伊勢ノ宮橋」

左は自動車学校。

 

さらに上流でプロムナード復活(旭区上白根町)

 

プロムナードのスタート地点まで川をさかのぼりました

せせらぎに流す水をここから出してました。前方、下流へ流れ出ていきます。
〈たぶん下水の処理済み再生水をどこかの処理場から送水したものかと〉

延長1200mほどだったプロムナードはここまで(ここから)ですが、中堀川本流はまだ上流があります。

 

背後はすぐ交通量の多い中原街道、そこを渡ると

上白根大池公園、入口付近

右のほうに写っているのが中原街道(ひかりが丘交番前交差点)、公園内へ下りてくる階段下を中堀川が流れてます。

様子を伺える場所が限られるのですが
公園グラウンド脇に見えた流れ

あちこちでよく見る普通の水路ですね。水量はちょぼちょぼ

 

こちらは公園広場

かつてはここに中堀川の水が溜まった「大池」という池があったようです。人工的に造られたため池だったのかもしれません。

 

公園の先はしばらく森や畑の間をぬっていく川筋を忠実にたどれないのですが

住宅地道路わきに流れが出てきます

金網蓋の下が川の流れ。

それもちょっと先でまた道路の下へ入ってしまいます。

この先本流は道路下を先に見えている西ひかりが丘団地方向へ。それとは別の細い流れが左から寄ってきて自販機裏手あたりで本流と合わさってました。

 

本流は団地への坂道にかかり

もちろん先が下流方向ですが、この道路下あたりを通ってます。

 

さらに上流側は団地をぬけて里山ガーデン東側の入口付近に達します。
『里山ガーデン』というのは横浜市のページを引用すると

里山ガーデンは、2017年(平成29年)に横浜で行われた全国都市緑化よこはまフェアの会場となった、花が楽しめる大花壇(期間限定)や森が楽しめるアウトドアパーク「フォレストアドベンチャー・よこはま」などがあります。里山ガーデンは、向かい側にある「よこはま動物園(ズーラシア)」とともに、横浜動物の森公園の一部のエリアで、森に囲まれた静かな場所に立地しています。

この日は里山ガーデン敷地まで追いかけてなかったので、23年2月に訪れた記録の中からそれらしきものを。

中堀川源流部

里山ガーデン東入口から入って200mほどのところ、菜の花左側の窪みなどにこの時は水があったかわかりませんが。

地理院地図などではこの付近が源流になっています。(旭区上白根町)

 

ここまで