(右)その2からの続き。荒川区町屋、尾竹橋の先から右岸側隅田川テラス、川の上流方向へ進みます。
尾竹橋上から左側に隅田川テラス
尾竹橋からまた右岸側上流へテラスが延び、代わって左岸側は未整備区間となるところです。
橋から3~400m進み対岸を俯瞰
対岸高水敷には草が生い茂り黒い堤防の壁、その向こうはすぐに荒川土手が並行しています。その狭間、細長い陸地部分には小さな工場などが建ち並びます。
こちらテラス側
こちらも護岸は古い堤防のままですが、蔓植物を這わせて(まだ成長途中)景観に気を使ってます。
さらに進むこと約1㎞
尾久橋、日暮里舎人ライナー橋梁手前。左側に下水処理施設があり水門やコンベアはその設備です。
尾久橋手前にフェンス、通行止めです。
階段で外へ出ます
すぐ向こうはテラス整備済みですが橋の下で水路の合流がありテラス間、わずかな距離がつながっていません。
階段を上がり、来た方をふり返り
この地点が意外なトラップになってました。尾久橋の下へ直接まわり込む道がなく堤防壁外側を下水処理場のコンベアの先まで引き返し、もう一度Uターンして一般道をこちらへもどって橋を通過という結構だるい仕様でした。〈右岸側テラス尾久橋通過時要注意です〉
尾久橋を通過
ここは少しひっかかりましたが、その代わりテラスを通り抜けられていたらきっと気づかなかった、バラの花を見ることができました。
堤防上の宮前公園バラ園から
花を見ながら一息入れて、テラスへ下るとすぐ小台橋
ここは下を問題なく通り抜けます。
通り抜けたら再び堤防の上へ
あらかわ遊園です
設備リニューアルして2022年4月21日再オープン、観覧車も以前より大きくなりました。
入園料払ってないのでフェンス越しに中を伺いますが
右上のやつがこちらを向いて結構歓迎してくれてました。
観覧車の後ろは川に向かって屋外ステージ『アリスの広場』
あらかわ遊園のフェンス外側ですが、イベント時の仕切りとかどうなってるのかな?
ステージの先からふり返って
上流方向、もう少しテラスが続きます
このあたり荒川区西尾久から北区堀船へ。
護岸堤防が白っぽいところだけ整備済。
あらかわ遊園から600mほどさかのぼると右岸側テラスの末端へ
その手前から上流方向(北区堀船3丁目)
左前方でフェンスが途切れて先は未整備、スロープ、階段で堤防の上へあがります。その先は黒く見える古い堤防の裏側を歩くことになります。
対岸は足立区宮城、都の下水処理施設みやぎ水再生センター、あちらもテラスは整備されていません。
奥にかかる高架橋は首都高中央環状線、隅田川に出てくるところ、下は石神井川合流点です。
その先は100mほどこんなかんじ
通路はすぐ行き止まりになって前方首都高の先まで一般道を歩きます。
途中目ぼしいものはなく
首都高の下、石神井川(上流方向)
前方は王子あたりでしょうか。
また少し一般道を歩き、とある建物の先に地図上道はなかったのですが隅田川沿いに出てみると
せまいすき間から古い堤防の裏側へ
ここはまた人知れず開放された通路となっていました。(北区豊島2丁目)
とはいえ人の身長より高い塀。
豊島橋手前でテラスが復活します。
これは下流側をみてます
上流側
工事中の豊島橋、左岸を歩いた時「覆ってる最中なのか取り外している最中なのか」と書きましたが
前回よりも覆われている箇所が増えてました。
テラスで下をくぐるとすぐに荒川放水路工事で《低くなった》隅田川の『天狗の鼻』へ。
天狗の鼻とは川が[⊃]の形に蛇行して流れが折り返すところ、その形状から名前がつきました。
ここは蛇行する流れのいちばん下流側にあたります(北区豊島5丁目、東豊島公園付近)
右の首都高、前方間近に荒川を跨ぐ五色桜大橋です。荒川はすぐ近く、というか現在の荒川流路まで元々は隅田川の流路が食い込んで、そこで流れが折り返していました。距離にして約300m、その分鼻が高かったのですが荒川放水路の掘削工事に伴って『鼻先』蛇行位置を手前に移動したため鼻は低くなってしまいました。
ただ現在も北区と足立区の境界線はかつての隅田川流路に沿って残っていて、地図で見ると整形手術前の『天狗の鼻』の高さがわかります。
ここでまたひと息いれることにします。
◆隅田川テラスの整備状況/右岸・両国橋より上流 2022/5月現在
紺色:整備済み オレンジ:堤防の川裏側に歩道(視界がきかないところあり)
グレー:工事中・通行止め