散歩の途中

散歩の途中で観察記録、その後少し調べて書くノート

隅田川テラスを歩く (右)その2 桜橋から尾竹橋まで

右岸側隅田川テラス、桜橋の先、上流へ進みます。

ふり返って桜橋、スカイツリー

 

上流方向のテラス

隅田公園をはずれたあたり(台東区今戸2丁目付近)、テラスにいる人の数は少なくなりました。
今戸から橋場にかけて川沿いは住宅地に変わっていきます。

 

白鬚橋が前方に見えてきます。

桜橋から白鬚橋までは1200mほど、隅田川の橋間距離としては長いほうです。その中間付近に昭和初期までは『白鬚の渡し』がありました。また白鬚橋付近には『橋場の渡し』もありました。

 

橋に近づくとテラスは通行止めでした。左に写っている白い堤防の裏、景色のない道を白鬚橋まで歩くことになります。

白鬚橋の下にはテラス通路がないのでその工事準備なのかもしれません。ただ、4年位前に通ったときもここで通行止だった記憶、もしやそれから進展ないってことでしょうか?(詳細はわかりません)

 

白鬚橋

昭和6年に現在の橋が竣工、幸運にも戦時下の東京大空襲でも被害を受けていません。その美しさについてはあちこちに記されてますのでもはや余計な事は言わないことにします。

ちなみに橋の中央は台東区墨田区荒川区、3区の交わる境界点となっています。上の撮影地点は台東区、対岸方向が墨田区

そしてこれは荒川区から

ずっと前からここだけ高水敷部分が未整備ですが、何か理由があるのでしょうかね?

堤防上には遊歩道があるので問題はないですけど。

 

堤防上から川の反対側を見るといつの間に茶屋ができてました。

後ろのガスタンクではなく右の石浜神社の店ですね。〈ボケたつもりか〉

 

もう一度橋をふり返ってみると

対岸に鯉のぼり、向こうを歩いたときにも、そしてまた何日か経ってますがまだ泳いでました。一年中泳ぎっぱなし?

そして下には何気にテラスが...先で行き止まりになってますが。

 

下へおりる通路でテラスに復帰

 

少し先は水路が隅田川に合流していた跡、堤防脇の道路には瑞光橋が架かりますが隅田川テラスは水路跡を少し辿るように奥へ引っ込みます。

瑞光橋の下をくぐって水路跡を迂回

現在ここは荒川区立瑞光橋公園、かつては左奥階段のほうへ水路が延び、周辺にあった工場や隅田川貨物駅へ水運による物資の往来がありました。

 

隅田川その先は川岸付近が広く汐入公園になっています。

テラスから下流方向

 

神大橋の下をくぐります

 

その先で隅田川は左(西)へ大きくカーブします。

カーブ手前のテラス

左側はずっと汐入公園、右には旧綾瀬川の合流地点があります。

 

対岸の合流点、古い建物の造船所など

対岸のテラスが一時途切れ、首都高下に押しつぶされそうな綾瀬橋あたりが写ってます。その手前がかつての合流点。

 

川のカーブがいちばんきついところ

曲線内側は泥がたまってむき出し、いわゆる底なし沼、落ちたら這い上がれませんね。

上流側には千住汐入大橋。

 

その先もこちら右岸側はテラス歩道が続いています。

最近整備されたテラス歩道(荒川区南千住8丁目付近)

以前この付近を歩いたときにテラスはまだ無く左側堤防(これは古いものを化粧直しして使ってます)の裏側、東京メトロ車両基地との間を通りました。いつの間にか左右両岸にテラスが整備されました。

 

右岸(写真左)側テラスは鉄道橋の下に少しだけ見えてる千住大橋手前まで整備済み

 

鉄道橋梁3つくぐり抜けて

テラスの様子は変わりなく、前方に千住大橋

 

直前で通行止め

覗き込むと先は工事中ですがもう完成間近です。ここが開放される日も近いと思います。

現在は左の階段で堤防裏へ、2本の千住大橋の間にドロップされます。

 

下り線旧橋たもとの横断歩道へ出るのでそこから4枚ほど、主役の旧橋のみ

銘板はシンプルに「大橋」と江戸時代に橋が架けられた当初の名前を踏襲、そして現在の橋となった「昭和二年十二月竣工」。
通る道路は国道4号日光街道。ここに橋ができたため千住宿が川を越えて南へ発展、南千住の地名の由来となったのだそうです。

 

右岸は千住大橋から400mほどテラス工事中で一般道を歩きます。

南千住6丁目、高層住宅の立ち並ぶところはスーパー堤防の整備も済んで少しの間テラスが復活します。
堤防上から上流方向を見て

ここのテラスは前方にある京成本線橋梁の手前まで。対岸のテラスもほぼ同様の状況です。

 

下へおりる途中でふり返り、千住大橋からこちらの工事進行状況

対岸はすでに整備済み、その後ろは高層住宅の建設工事中。

 

京成線橋梁から先はしばらく未整備区間が続きます。

 

また一般道を歩き、荒川五中前交差点を隅田川方向に入っていくと

こんな道ですが通れます

ちょうど1㎞、先の尾竹橋まで続きます

誰ひとり通る人もない通路でした。(一般道からの連絡通路はところどころにあるので歩道として開放されてはいるのですが)

 

そして尾竹橋(荒川区町屋7丁目)

 

橋へ上がる階段から古い防潮堤と通路をふり返って

対岸は大学キャンパスのあったところだったのですね。風景がわからず位置感覚も狂ってしまいました。

 

尾竹橋から先には再びテラスが整備されていますが、まずここまででひと休み。

 

 

隅田川テラスの整備状況/右岸・両国橋より上流  2022/5月現在
紺色:整備済み オレンジ:堤防の川裏側に歩道(視界がきかないところあり)
グレー:工事中・通行止め

 

前回その1

miwa3k.hatenablog.jp