散歩の途中

散歩の途中で観察記録、その後少し調べて書くノート

荒川を歩く その6 羽根倉橋から上江橋まで

荒川、笹目橋から上江橋まで歩いた日の後半です。
〈その5〉で羽根倉橋の手前(下流側)まで来ていました。

羽根倉橋間近から

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荒川河口から37.2㎞の位置にあり、国道463号(浦和所沢バイパス)が通る橋、見た目ちょっと地味ですね。この橋も長く、859.6mあります。
前回その5の最後のほうにも書きましたが、橋の両端は荒川の横提を土台として道路を通し、横提のない部分を橋梁としています。

 

羽根倉橋上流側へ出ると志木市から富士見市に入ります。河川敷には市の運動公園がまず現れます。

しばらく河川敷を歩いてましたが、堤防に上がります。
富士見市運動公園と羽根倉橋を振り返り

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さらに上流側の河川敷はほぼゴルフ場に占有されます。

このあたりは流れを挟んだ両岸が同じゴルフコースのようで、間を〈渡し船〉が連絡していました。
両岸の渡し場あたりを

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ちょっと戻った位置から

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ゴルフ場の渡し船から1キロほどさかのぼったところ。堤防外側から、改修前の荒川本流だった流れが現在の本流に合流しています。

堤防の外側にちょっとだけ流れが見えます

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右の大きな建物は南畑(なんばた)排水機場。水を強制的に荒川へ排水する設備です。

 

排水機場近くから

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かつての本流は現在「びん沼川」という名称になっています。そこへ現在は新河岸川からの放水路が接続されていて、新河岸川増水時に放水路とびん沼川経由でこちらの排水機場から荒川へ排水できるようになっています。前回通った朝霞水門と同じ目的の設備です。

一方のびん沼川(びん沼調節池とも)、これは大正・昭和の荒川改修以前の河道、蛇行が激しいので改修され本流流路は変わりましたが、湧水(びん沼)の存在、他の用水路、小河川との合流などもあって旧河道も残されています。

 

こちらは荒川河川敷側

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荒川へ合流するびん沼川。手前の水門は荒川の逆流防止用でしょう。

また、冨士見市、さいたま市の境界線はいまだに旧荒川(現:びん沼川)河道沿いに設定されたままです。この付近からさいたま市域が荒川のこちら(右岸)側へはみ出していて、さいたま市西区に入ります。

 

右岸堤防からはるか左岸堤防を望む

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このあたりで堤防間は1000~1200m程度離れてます。肉眼では連続した堤防の存在を確認できましたが、ちょっと分かりにくいですね。
堤防の向こうはるかにはさいたま新都心や大宮周辺の高い建物も見えます。

 

河川敷のゴルフコースを見ながら

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対岸の並木が印象的です。《ゴルフ場ではなくグラウンドの並木と後で分かりました》

 

堤防の上はずっとこんな道でしたが

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さらに遡上すると堤防上の舗装が切れ、なぜか雲も切れて天気が急回復。

治水橋(じすいばし)が見えてきました。

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橋長は833.1m、県道56号(さいたまふじみ野所沢線)が通ります。
ここも左岸側(写真の対岸)は〈馬宮第一横堤〉と呼ばれる横提に橋が接続、取付道路がその上を通っています。

 

親柱上の照明灯

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クラシックなデザインですが、取り付けられたのは現在の橋に架け替えられた1993年。

 

橋の上流側から

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しばらく進んで振り返り

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河川敷はずっとゴルフコースが続いてます。

 

堤防外側、荒川の旧河道、びん沼川の上端がみえました

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昔の荒川はこちらを流れていったのですね。かつては川幅もせまく堤防もほとんど確認できないです。

現在の荒川本流は背後、南畑排水機場の合流点まで距離は(現河道で)4kmちょっと、旧河道は蛇行が多く7km近くありました。(地図で計測)

びん沼川の先は川越市になります。

JR川越線荒川橋梁が見えてきます

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こちらの橋梁、長さは791.2m。左岸側は横提、馬宮第三横堤上に線路を通して橋梁長を短縮しています。

 

橋の近くにあった踏切の名称は荒川踏切、踏切を渡る道路の脇には「海まで44.0km」の標識。

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橋梁の上流側すぐ、荒川と入間川(いるまがわ)の合流点になります。

荒川・入間川合流点をその下流側から

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合流がきちんと見える場所がみつからず。正面前方からこちらへ荒川、左側に見え隠れしているのが入間川です。

大正・昭和の河川改修以前の合流地点はここから数キロ上流にありましたが洪水被害が発生しやすかったため、位置を移動して緩やかに合流するようにしたのだそうです。
昔の合流点付近から現在の合流点まで2つの川は並行に流され、川の間は〈背割堤(せわりてい)〉と呼ばれる堤防で区切られています。(瀬を分けるので〈瀬割提〉ともいいます)

前方に見えている橋は上江橋(かみごうはし)。この日の目標地点までやってきました。

 

上江橋、西詰

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橋は荒川河口から45.2㎞地点、こちらは川越市側の橋のたもと、渡ってさいたま市西区になります。
入間川、荒川、さらに小さな川ですが滝沼川なども越え、長さは1609.9mあります。一般国道で河川に架かる橋梁としては、日本最長(条件多いけど)だそうです。

 

下を見ながらとろとろと渡りました。写真多めです。

渡りはじめ

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右岸の堤防、歩いてきたところです。河川敷は草の濁流。

 

水は、最初に古川という用水路の末流みたいな流れが見えます

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これは先で入間川に合流。

 

続いて入間川

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左端が背割提の末端になります。

 

入間川流れの上付近から道路の東(左岸)側を見て

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背割提上には荒川自転車道が設けられ、そこへのアプローチ道路が橋から分岐してます。(右端にちょっと写っている)

寄って拡大

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ただこちらの自転車道、2024年まで堤防工事で通行できないようです。

 

背割提を越えると荒川

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前方で入間川と合流します。

江戸時代に利根川に合流していた荒川を分離する、利根川東遷、荒川西遷事業の前まで、ここは入間川が単独で流れていました。あれこれ流路の付け替えが行われ、その後の改修等もあり、現在はここを荒川が流れています。

 

少し離れてから荒川

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右端に背割堤の突端部分。

 

河川敷をそのまま進むと

旧上江橋の橋脚が1つだけぽつんと残されています

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後ろは滝沼川だと思います。

 

旧上江橋橋脚の延長線上に堤の突端が

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これも以前からあった横提のようです。その先に旧上江橋を架けたのだと推測しました。

こちらの現上江橋は横堤を利用していないのでことさら長い橋になったのですね。

 

市境界付近から橋を振り返って

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左下に先ほどの残された橋脚。

再びさいたま市西区に入りました。橋は背後にまだ500m以上続きます。

 

たしかにとても長い橋でした。

東詰、さいたま市側橋のたもとで

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さすがにかったるくなって雑な絵になりました。「上江橋の長さは1,610mで日本一」と書かれたものが掲示されていました。

 

この日はここまでです。

最後はJR川越線指扇駅に出ました。「さしおうぎ」っていう名前、何か由緒あるのかと気になって調べましたが、特にこれといったものは…

 

荒川足あと地図 笹目橋ー羽根倉橋ー上江橋

今回〈その6〉は青ライン上の黄色○から赤○

 

荒川これより上流へは背割堤の自転車道を行く予定にしてましたが、2024年まで通行止めということで計画立て直しですね。

 

 この日前半部の記録

miwa3k.hatenablog.jp