入間川をさかのぼって歩き、現在位置は川越市のやや西寄り、的場と小ケ谷の間をつなぐ初雁橋です。
前回から日を改めて再び歩き始めました。
前回離脱点の初雁橋 川の下流方向を見て(川越市的場)
この日は雲もなく良い天気。
橋のわりと近くに「入間川左岸〈荒川合流から〉15.0k」標識
左側が河川敷です。
時々流れがみえます
16km標識を過ぎるとまもなく関越自動車道入間川橋の下をくぐります。
関越道を背にして入間川上流方向
低めの堤防、管理道と自転車道が一体になってます。
関越道を境に入間川の管理が国交省から埼玉県に移るとのことで、周囲環境の変化はそれに関係してるのでしょうか?
《追記》あとで気づきましたが、川の管理が変わって16kmを最後に距離標識が見られなくなりました。
関越道橋梁から1キロ弱で次の八瀬大橋、その上流側に水管橋があります。
入間川水管橋
河川敷から。
水管橋の近く、用水路末流が入間川に流れ込んでました
そのとなりには安比奈(あいな)親水公園(川越市安比奈新田)
河川敷を長く占める公園、面積は18ヘクタールあるそうです。
水管橋などをふり返って
公園内水路上の橋から
奥は西武文理大学の建物、公園とは別物です。
これは同じ大学の別建物
入間川下流方向を見ているので右が河川敷。
ここはすでに川越市を離れて安比奈親水公園もおしまい、狭山市に入りました。
左に見える水色橋桁の『いるまがわ大橋』、グラウンドは柏原河川敷公園の一部(狭山市下奥富)
いるまがわ大橋から1300mで次の狭山大橋、そこからさらに300mほどさかのぼった河原
流れの近くに出て(狭山市柏原)
下流方向を見てます。先は狭山大橋。
一方上流方向
流れの先に大きな堰、上奥富用水堰が見えてきました。
堰の下流一帯は河川工事中で河原に重機が何台も入ってました。ここ手前の河原も工事中あるいは終わってさほど経ってないように見えます。
上奥富用水堰の横側から
狭山市役所のFacebookにはここが『狭山のナイアガラ』と呼ばれている、とあります...
ナイアガラの手前、右から左に傾斜している溝は魚道のようです。
堰の上流側は水がたまって流れがゆるくなり池か湖のようになります
上奥富用水堰は上奥富用水と呼ばれる農業用水を取水するために造られました。この堰と上流入間市内にある笹井堰の2カ所で取水された水は周辺一帯の田畑へ供給されるとともに余水は赤間川となって流れ下り、さらに新河岸川に名称を変えて東京都内隅田川まで流れていきます。
上奥富用水堰からさかのぼって600m
昭代橋(しょうだいばし)(狭山市柏原)
車両用と歩行者用2本の橋が架けられてます。県道261号笠幡狭山線が通ります。
対岸は狭山の市街地で建物が密集。
昭代橋先の河川敷
公園風に整備されてますが特に名前はない?ようです。
500mほど先に進むと次の新富士見橋
この橋も車両歩行者用2つの橋が架けられてます。〈車両用は目立ってない奥側〉
通る道路も県道262号、昭代橋と兄弟みたいです。
足元を流れているのは用水路の末流、入間川へ流れ込んでます。
〈個人的には5年ほど前、鎌倉街道跡を歩いていたときにこの橋を渡りました。入間川を渡るのに昔は新富士見橋と昭代橋の中間あたりに『八丁の渡し』という渡し舟があったそうです。〉
新富士見橋から400mほどさかのぼって
本富士見橋
上流側からふり返って見てます。
こちらが新富士見橋の兄貴分なんでしょうね。〈先ほど昭代橋と兄弟といいましたが〉
河川敷は自転車道ですが、橋名が書かれた標識が立ってます。(ほかの橋にもありました)
田島屋堰の下流側
昭代橋あたりから続く河川敷公園、この堰手前で終わります。
田島屋堰、真横から
明治時代に造られた灌漑用水の取水堰です。(のちに改修はされてます。念のため)
田島屋堰付近から上流方向
前方には次の広瀬橋が見えてます。このあたり橋の密度が高いです。
広瀬橋の上流300mくらいから下流方向を見て(狭山市広瀬)
左は河川敷部分また公園になってます。
そこから200mほどさかのぼると右岸側から支流の霞川(かすみがわ)が合流します。
霞川合流点(狭山市広瀬)
少し分かりにくいですが、右奥木々の切れ間からこちらへ霞川が流れてきて入間川河川敷に入り、『く』の字に折れて合流してます。水量少なく白く光っているのが霞川、その右水量多いのが入間川。
霞川は源が東京都青梅市、街中にほど近いところにあり、加治丘陵南側を東に流れてここで入間川に合流します。大昔の多摩川流路跡を流れる川と推定されています。
釣り人のいる別位置から
対岸正面やや左が合流点
200mほどさかのぼって
広瀬河川敷公園内
〈公園は右のほうで見切れてますが〉野球場、サッカー場などいわゆる運動公園ですね。
向こうには狭山市入間市境界に架かる豊水橋がみえてきました。
豊水橋近く川越狭山自転車道ゴール地点
川越市の入間大橋から22.6km、県道でもある自転車道の終点です。
この日の歩きはじめ、川越の初雁橋からここまで、実を言うとあまり自転車道上を歩いてはいなかったのですが〈河川敷(低水敷)の細道を多く歩いたのですが、いつどこで行き止まり、通行不能になるか予測不能で不安があります〉、自転車道という保険があったので安心して歩けました。
この先は道がどの程度整備されているのか若干不安もありましたが
まずは国道299号の通る豊水橋を渡ります。
この橋、豊水橋、とよみずばし、ほうすいばし、2つの読み方があるみたいです。
橋上から
下流側を見てます。この下も堰になってました。
道路を挟んで上流方向
再び下流方向
広瀬河川敷公園や川の下流側が見えてます
豊水橋を渡り終わって入間市へ入りました。
右岸側河川敷から上流方向(入間市春日町)
総延長63.0㎞とされる『入間川』ですが、入間市内を流れる区間は意外に短く、霞川との合流点から飯能市境界となる阿須運動公園手前までその距離は5キロとちょっと、全体の10分の1にも満たないのです。またそのうち約半分は川が入間市、狭山市の境界になってます。
今回入間川その3は入間市に入ったここ豊水橋までとします。
過去分
続き
入間川流路地図(荒川合流点から飯能河原)