たまに海外へ旅散歩、今年もフランスからスペインへ行くことができました。おもに自分への備忘録として、過去の旅行記ノートと同じスタイルで綴っていくつもりです。
今回の行程はフランス南西部アキテーヌからバスク地方、さらに国境を越えてスペインへ入り、スペインのバスク地方を少し伝ってパリへ戻ってくるものです。
ノートその1では羽田空港を出発してボルドーへ向かいます。
過去のノートと合わせるつもりで、出発空港から目的地到着までをその1にまとめましたが、往きはあまり移動中の写真を撮っていませんでした。その分、文字盛りぎみで。
◆羽田空港14:20発 エールフランス(AF279)でパリ・シャルルドゴール空港へ
今回は羽田発の便を利用しました。しかも午後発なので午前の成田発に比べるとだいぶ楽でした。
正午前に羽田空港に到着、国際線ターミナルは3階が出発ロビーです。
まずはチェックインして荷物を預けます。羽田のAirFranceカウンターは自動チェックイン機がなく、窓口で行います。
時間が余るので、軽く昼食を済ませ展望デッキへ出てみます。
羽田空港国際線ターミナル展望デッキから
ちょうどエールフランス、パリからの便(AF272)が羽田に到着したところです。(右側の機体)
これが折り返しAF279便として、約2時間後にはまたパリへ向けて出発します。これに搭乗します。
出国手続きは3階カウンター奥、そちらへ戻って手続きを済ませ、指定された出発ゲートへ向かいます。
この日の搭乗便は142番ゲート、ウイングが張り出した先っぽのほうなのでちょっと距離があります。
142番ゲート前
ここまで来ると周りにはお店もありません。おとなしく待ちます。
この日の搭乗便をガラス越しに
機体はB777-200。日本~パリ間のAirFranceはB777-300が使われることが多いようですが、この便は少し小さめで座席数も少ない200です。
だいたい予定時刻に出発しました。
離陸後旋回中
東京湾、右の方に羽田の滑走路や多摩川が見えます。その向こうは川崎、横浜の臨海部。左にはアクアラインの橋も一部見えてますが、雲が多くてあまり映えないですね。
座席はもちろんエコノミークラス、最後尾に近い左窓側の2列席。なぜかいつもこの付近を選んでます。
羽田、成田便とも離陸すると、新潟市から佐渡をかすめるルートで日本海に出て北上、ロシア沿海州で大陸に入り、まずはハバロフスクを目指して飛んでいきます。
離陸から1時間ほどすると飲み物のサービスがあります。毎回同じ事言ってるんですが、AirFranceではエコノミークラスでもアペリティフにシャンパンがいただけます。(どんだけ有難がってるんでしょうね…)
いっしょにくれたのは堅いプレッツェルのようなスナック菓子。手前は食事のメニュー、お品書きです。
たくさんあるように見えますが、フランス語、英語、日本語で同じものが書いてあるだけです。
離陸後最初に出るのが「食事」、着陸前が「夕食」になってます。実態は夕食(dîner)より食事(repas)の方が少し豪華です。
2時間くらいで食事になります。肉系の洋食、魚系の和食から選択できます。
毎回機内食の写真を上げているので今回も比較を兼ねて。
肉系の場合、飲み物に赤ワインをチョイス
魚系、飲み物に白ワインをチョイス
絵がぶれました。
これら、昨年の食事とまったく同じでした。(笑)
食事が終わると長い、暇な時間が訪れます。
そして着陸の1時間半前くらいになると次の食事、一応”ディナー”ですが、がサーブされます。
夕食は選択の余地なく
飲み物はオレンジジュースにしました。
これも昨年とまったく一緒です。
夕食が終わってしばらくすると着陸態勢に入り、パリ・シャルルドゴール空港には定刻より少し早く、現地時間の19:30頃到着しました。
シャルルドゴール空港ではボルドー行きの国内線に乗り換えます。
21:10発のAF7630便、乗継ぎ時間にそれほど余裕がなかったので羽田からの便に遅れがなくてやれやれです。
入国審査を受け、ターミナルを2Eから2Fへ移動です。隣り合ったターミナルですが、なにしろ広い空港で移動にも時間がかかります。
2Fターミナルはヨーロッパの近郊路線乗り場といった感じで、出発を待つ人の数も多く、場所によってはごった返していました。
2Fターミナル出発ロビーから
下のフロアはフードコートのようなところです。
自分の乗る飛行機はF50ゲート、正面奥の狭まったところで、隣接するF51ゲートの乗客も行列をつくっていてなんだかわからん状態でした。
そんなこんなでこの日、この先の写真がないのです。
乗った機体はAirbusA321、全席埋まった状態でほぼ定刻通りに出発。所要1時間強で22:30頃ボルドー・メリニャック空港へ無事到着しました。
夏は日の入りの遅いフランスですが、さすがに10時を過ぎると暗くなります。
荷物をピックアップしてバス乗り場へ。
空港からホテルのある市街地までは、いわゆる市バスを使えば1.70€と安く、バスの頻度も数分ごとと便利です。
ただ今回は到着が遅かったのでバス本数も20分間隔くらいになっていたのと、バスのチケット販売機が使いづらくチケットを買うのにずいぶん苦労して、空港から出るのに時間がかかりました。
飛行機で到着したほかの人たちもこの販売機には悪戦苦闘していたので、機械のユーザーインターフェースの出来が相当悪いのだと思います。ただ、そんなことを指摘したとしても改修などする気もないっていうのもフランス人の気質のように思いますけど。(余談でした)
空港から市街地まではバスで40分ほどかかります。深夜になってしまいましたが、ボルドー市内へなんとか到着しました。
東京羽田の出発から17時間ちょっとの道のりでした。
この日パリから先の写真がないので、別の日に撮ったフランス国鉄ボルドー・サン・ジャン駅正面の写真を最後に置いてみます。
Gare de Bordeaux-St-Jean
その1はここまでにします。