散歩の途中

散歩の途中で観察記録、その後少し調べて書くノート

バスク地方とボルドーの旅 その2 ボルドー市街地を巡る(1)

深夜のボルドーに到着して一夜が明けました。旅の2日目はボルドー市街を巡ります。

ボルドーははじめて訪れた街ですが、漠然とした第一印象は「平らで広い、大きい」ということでした。
やっぱりワインが有名ですが、大きな街でもあるって事、あまり知られてないかもしれません。フランス南西部の中心都市で人口は25万、周辺地域を含めると123万人ということです。(Wikipédia.fr)

そして旧市街全域は世界遺産に登録されています。これもWikipedia.jpを引用すると

2007年にボルドーの市街区域1810ヘクタールが世界遺産に登録された。18〜19世紀の都市計画によって生まれた調和のある街並みと、近年のガロンヌ河岸の歩行者空間と一体となった歴史的な再開発が評価された。

上にも出てきますが街の真ん中をガロンヌ川(La Garonne)が流れ、川岸は広い歩道、公園になっています。

ガロンヌ河岸の歩道

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近くから反対方向を向いて

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向こうに見える橋はピエール橋(Pont de Pierre)、右側の尖塔(鐘楼)はサン=ミッシェル大聖堂(Basilique Saint-Michel)のものです。

 

川に近づいてみる

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海までは数十キロありますが川幅いっぱいに水があり、いつも茶色く濁ってます。川岸には船を係留する杭がたくさん設置されていました。時々大西洋から大型クルーズ船もさかのぼってくるそうです。

ボルドーは別名「月の港(Port de la Lune)」と言われ、ガロンヌ川がこの付近で三日月形に湾曲し、そこに港町が形成され発展したことにちなんでいます。

 

最初の写真の位置から左方向に隣接してカンコンス広場(Place des Quinconces)があります。

川に面してカンコンス広場入口

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さらに奥(写真左)へ行くとジロンドの塔とモニュメント(Monument aux Girondins)があります。

ジロンドの塔(ジロンド派記念碑)

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塔の両サイドにモニュメントがあります(こちらは向かって右側)

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噴水になっているのですが、この時は水を出していません。そして午後暑くなるとプール代わりになってます。
(さすがにガロンヌ川で泳ぐ人は見かけません)

 

モニュメントの両サイドはプラタナスの並木が広がり、その中をトラムが走っています。

並木の中の停留所で停車中のトラム

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ボルドーのトラムは足としてバスとともにお世話になりました。

 

公共交通の料金と利用方法を少し
ボルドーを訪れる予定の方などへ、参考になれば

トラム、バス、BAT3というガロンヌ川の連絡船の1回の料金は1.70€です。(2019/7月現在)
チケットは共通で、1時間以内の乗り継ぎならトラム、バス、船の間で追加料金は不要です。2回、10回回数券や1日(24h)、7日有効券などなどもあり、それらを使えばさらに割安に利用可能です。

ちなみに自分は1日券(4.70€)を購入して利用しました。

チケットはトラム停留所の券売機、街中のタバコ屋(Tabac)などで買えます。券売機は現金(コインのみ)かクレジットカードが使えます。

どうでもいい話ですが、使用回数に制限のないチケットだと例えばバスを乗り間違えた、なんていう時に金銭的な負担がかからずに戻って来れますよね。(はい、やっちまいました。)

これがICチップ入りのチケット、"Tickarte"

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紙カードですがICチップ入り、トラムやバスについている改札機に乗車、乗継の都度かざします。ピッと音が鳴ればOK。
券売機でチャージも可能です。

 

カンコンス広場の南側はボルドーの中でもにぎやかなサン-ピエール地区。

大劇場(グラン・テアトル:Grand Théâtre)の外観

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18世紀の設計ということで古い劇場です。12本のコリント様式の柱の上には9人のミューズと3人の女神(あれ、逆かな?)、もっとじっくり、なんなら拝んでくるべきだったかもしれません。
内部の装飾は見事ということでしたが、入ってません。

手前はコメディ広場(Place de la Comédie)です。

ちょっと逆光でしたね。

 

その近くで、ノートルダム教会(Église Notre-Dame)

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ここはファサードを見ただけです。

 

旧市街の繁華街の中に14~15世紀に建設されたといわれる、サンタンドレ大聖堂(Cathédrale Saint-André de Bordeaux)、その隣りに大聖堂の鐘楼であるペイ・ベルラン塔(Tour Pey Berland)があります。
ペイ・ベルラン塔は上へあがることができます。

塔の直下から

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塔の下で入場をしばらく待っていたもので、こんな絵です。

人数制限があるので順番に入場します。エレベーターなどはなく、らせん階段233段を登ります。

 

階段途中のわずかに開いた扉から鐘室を覗いてみました

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全部で4つある鐘のうち上端にひとつだけ、わずかに写ってますが、よくわかりませんね。

塔上部のテラスからも鐘室が見下ろせますが、鐘はよく見えません。テラスは2段構造になってました。

 

塔の上から隣接するサンタンドレ大聖堂を

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大聖堂のほう、一部足場を組んでの工事中でした。

 

工事が終了した部分と前の広場など

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広場にトラムが走っています。写真手前左側はペイ・ベルラン塔の側壁です。

 

塔の反対側へまわって市内の様子を観察。知らない街へ来たら高いところから様子を見る。

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網掛けですが

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周辺は世界遺産に登録された旧市街、古い街並みが広がる様子はすばらしいです。

 

またらせん階段をおりて外へ出ます。

隣りの(っていうかこっちが本家)サンタンドレ大聖堂
正面から

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角度を変えて広場から

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こちらは左側がサンタンドレ大聖堂のファサード、正面の国旗満載なのはボルドー市庁舎(hôtel de ville)でもある、18世紀に建てられたロアン宮殿(palais Rohan)です。

 

大聖堂の中へ

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背後のパイプオルガン、説教台など

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聖堂や教会の内部でシャッターを切るのはちょっとためらわれます。といいつつ撮影してますが。

 

大聖堂(手前)とペイ・ベルラン塔

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一体化しちゃってますが、頂きに金の像(ノートルダム・ダキテーヌ:Notre-dame d'Aquitaine)があるのがペイ・ベルラン塔です。

 

次はトラムに乗って旧市街から離れ、最近できたワイン博物館に行きます。
ボルドーを訪れてワインに無縁というわけにはいきませんよね。

シテ・デュ・ヴァン(Cité du Vin:ワインの町)の建物

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ボルドーに限らず、世界のワインの歴史、文化を知る事ができる施設です。まず博物館からというのがまじめでしょ!?
ワインのカラフをイメージしたという建物は、グラスの中で揺れるワインやブドウの木、近くを流れるガロンヌ川などをも表現しているそうです。

2016年にオープンしたこちら、入場料はちょっとお高めの20€ですが、スマホ型のインタラクティブなガイド(日本語もあり)、グラス1杯の試飲つきとなってます。

映像や展示のコーナーをまわって行くといろいろ学べるようになっているほか、ワインの特徴を表現するために使われる花や木、香辛料や皮などなどの実物から香りを嗅ぐことができたり、色やイメージを表現するための見本の展示、解説などもあり、きちんと覚えればソムリエ風にワインの解説ができるようになります。なれなかったけど。

最上階の展望台で最後に試飲

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世界各地のワインから20種類ほどが置かれ、好きなものを1つ(だけですが)飲むことができます。(アジアのものはなかったような)
試飲室の天井は空のワインボトルが無数に埋め込んでありました。(写真上部)
外のテラスに出ることもでき、外でワインを味わっている人もたくさんいました。

テラスから外の景色を

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なぜか運河の中に”空飛ぶ円盤”のモニュメントが…

付近は再開発中で高層住宅の建設などがさかんに行われています。

 

同じくテラスから、ガロンヌ川とジャック・シャバン・デルマ橋(Pont Jacques Chaban-Delmas)

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あの橋は中央の桁がせりあがり、時々街へ入ってくるクルーズ船などが通れるようになっています。
桁の上げ下げや船の通航には時間がかかり、車は迂回などで大渋滞を引き起こすそうで、地元の利用者に評判はいまいちとのことでした。

 

シテ・デュ・ヴァンから出てくると隣はバカラン市場(les Halles de Bacalan)、市場というより大きなフードコートです。試飲1杯で足りるわけはないので食事と飲み直し、直行です。

バカラン市場建物とボルドートラム

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このトラム、芸が細かいのは、このあたりは世界遺産地区ではないので車体屋根上のポールで架線から電気を供給して走りますが、世界遺産地区にはいるとポールをたたみ、線路の間に刻まれた給電用の溝から電気をもらって走ります。架線、電柱などが景観を壊すことのないよう配慮しているのです。また地上の給電部は人や車が踏んでも感電しないようになっています。

 

バカラン市場内部をちょっと

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ここは普通に果物の店ですね。でもほとんど飲み物食べ物の店ばかりでした。

とりあえずここで昼食休憩とします。

 

ひとつ前

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