相模原市の橋本から歩き始めて東丹沢の宮ヶ瀬ダムへ行きました。天端を往復してダム湖など見て、おさるにも出合いました。それから方向を変え、津久井湖、城山のふもとまで歩きましたが集中力も途切れたのでバスに拾ってもらいました。往復歩くのはちょっときつかった、というたわいない話です。
ここはリニア新幹線の駅ができるので、その関連工事で重機がすでにたくさん入ってました。
まず西に向かって歩きはじめます。住宅地が結構長く続きますが、しだいにのどかな風景が混じってきます。
下ってしばらく行くと、新小倉橋を望む場所へ出ます。
新小倉橋を渡る県道の上から
正面、道路の先に見えるのは城山(375m)、その手前を横切るのは圏央道(首都圏中央連絡自動車道)、相模原IC周辺が見えてます。
下の県道に出て橋を渡ります。
新小倉橋上から南側
下は相模川が流れています。
新小倉橋に隣接して古い小倉橋が架かってます
いいかんじです。
こちらも小倉橋と同じアーチ橋になってます。
ここからでは角度的にちょっと苦しいけど
昔撮った手持ちを
橋を渡ってその県道の旧道へ入ります。
高速道路の下をぬけてしばらく先から
起伏の多い道でした。
酒造所があるようです。
わりと山の中ですが、銘柄は『相模灘』、新酒の季節です
ここで停滞すると〈自分の場合〉この日終わりになります。
先へ進みます。
旧道からも逸れ、細い道へ入ります。
串川を渡ります。下河原橋(相模原市緑区長竹)
県道旧道はずっとこの川沿いに通っていますが、谷が深く木も茂って流れが見えませんでした。ここでようやく水が見えました。
川を渡って崖のかなり急な坂道をあがると突然開けた場所へ出ます。
大きな川の扇状地のような地形でゆるく傾斜してますが、まわりに大きな川はありません。このあたりから韮尾根というところ。(”ニローネ”と読むらしいです)
尾根というか緩斜面の上から遠くまで見渡せます。
野原↑とか畑↓とか
ハイキングコースも通ってます〈関東ふれあいの道〉
少し行って国道に出て、南の方へ歩きます。ずんずん下り坂、途中相模原市と愛川町の境界あたりを横にそれます。まっすぐ下ってしまうと宮ヶ瀬ダムの下へ。ダム堤体の高さは156mあるそうで、上、湖を見るのをあきらめる絶望感に苛まれる風景となるので間違えたくないところです。〈実際には移動する手段はありますが〉
国道からそれて上り坂をあがっていくと牧場があります。
道の両側、なんにもいなかったけど
そこからほどなく、ダムに隣接する県立あいかわ公園に出ます。
公園脇の道路から
公園の向こうを川が流れてますが、その谷間が遠くまでよくわかりますというところに個人的興味。
公園内の遊歩道と合流して
ダムが見えてきます
まずはおそるおそる
天端(ダム上)の通路
外側から見ると
形式は重力式コンクリートダムといい、まあ普通によくある形のダムということです。〈てぬきせつめい〉
2000(平成12)年に完成しました。
2億トンの総貯水量があるそうで、関東屈指の大きさということです。〈それは全国比較でどの程度なのだ?〉
堤体付近の湖から
周遊船もあります。動いてなかった
のりば付近
足がすくむので下は勘で撮ります
こちら下を流れる川(中津川)をたどって歩く予定です。その下見もかねて寄ってみたというところでした。
ダムの上下を移動するのにこんな乗り物があります。
インクライン
ケーブルカーの一種です。元々ダム工事の資材、車両などの運搬用に設けられたものですが、現在も人を乗せて動いてます。ただし職員の昼休み時間はお休みとか、なんかのどかですが。
ダム管理事務所前で
猿
実はあちこち結構たくさんいて、しかも人馴れしているようでした。
ここ、人と猿の通路が交差してます
堤頂付近を少し歩いてからダムを後にして、先ほども通った牧場付近へ。
さっきの逆側にあった入口から
また韮尾根を通り
そこから下がったところにある沢(韮尾根沢)付近
再び串川を渡り、北側の段丘にあがって
いままで来たほうをふりかえります
歩いていたら偶然、形のよい塚を見つけました
近くにあった説明板は字が小さくてよく読めなかったのですがかいつまんで。これは「富士塚」といい、天正18年(1590)平岩主税(徳川軍武将)が津久井城を攻落し、城兵の首級を獲って埋葬した「首塚」と伝えられているそうです。そこに後年富士講の祠が祀られて富士塚となったのだとか。
そしてこちらは往きにもよく見えていた城山、午後になって山の向きは反対になりました。〈山の反対側へきましたと書くべき〉
そしてもうひとつ、雰囲気のよい谷を渡って
もうすぐ津久井湖、城山公園とまた別の観光地近くまで来ましたが、いかんせん疲れてここまで。
最後は公共交通機関の力を借りて、出発した橋本へもどりました。
バス停の向こうは城山
津久井湖は目にしましたが、記録に残していませんでした。
歩いた距離は23㎞程度、極端に長くはなかったのですが、思ったよりアップダウンが応えました。
いちおう足あと地図