散歩の途中

散歩の途中で観察記録、その後少し調べて書くノート

恩曽川〈厚木〉を歩く

秋ののんびり川沿い散歩。厚木を流れる恩曽川〈おんそがわ〉を歩いてみました。

この川は「恩曾川」と書かれたり、「おんぞがわ」と読まれたりもします。
相模川水系の河川ということになりますが、途中、玉川(多摩川じゃない)と合流し、玉川が相模川に合流します。
かつて、玉川流路が人工的に付け替えられて恩曽川と合流するようになったとか、いろいろあるのですが長くなるので過去には触れないことにします。

河川延長は7.2km(も少し長かった気もするけど)、今回は玉川合流点から上流へさかのぼって歩きました。
合流地点は厚木市酒井、東名高速道路厚木ICとそこから分岐する小田原厚木道路に挟まれたところにあります。

玉川・恩曽川合流

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向こう側から流れ込んでいるのが恩曽川、合流して下流は玉川となります。

とても良い天気ですが、これは玉川を歩いた2019年10月に写したものです。

今回はこのようにはいきませんでした。(あとで天気は良くなりますが、前半は曇り)

 

恩曽川下流方向、前方が玉川合流点

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前の写真に写っている橋のたもとから撮りました。

川とは関係ありませんが、正面横じまの建物は〈神奈川食肉センター〉。🐖🐄→🥩なところです。

 

ターンして上流へ向かいます。
恩曽川標識と東名高速

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標識のふりがなは「おんぞがわ」。
前方を壁で横切っているのが東名高速
東名橋梁下にも歩道が確保されて、道路反対側へ素直に出ることができました。

 

その先は住宅地と農地が混在

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左方のいちばん高い山は大山(おおやま)。この後もあちこちで写ってます。

 

次は小田急線を横切ります。

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線路の向こうは国道246号が並行。ここは直進できず、迂回。

 

その先は県道とXクロス。
北谷橋上から

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この付近から歩道が確保されて、しばらく川沿いにゆったりと歩けます。(ここは川の左側)

 

地蔵橋親水広場

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河原に下りることができます。
右向こうに写っているのが地蔵橋。

 

その隣の温水橋から下流方向(厚木市温水)

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この付近の地名〈ぬるみず〉と読みます。
川筋は改修されてまっすぐ、向こうにはまだ地蔵橋も見えます。

 

反対側、上流方向にはコンクリートの壁があって、川も跨いでいます

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左↑に見える階段の上から覗いてみます↓

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これは用水路、相模川右岸用水という名称を持ってます。ここは川をまたぐ水路橋『掛樋(かけひ)』で立体交差しています。冬場なので水路に水が流れていません。(溜まっているだけ)

どうしても流れているのを見たい場合は

相模川右岸用水を歩く その1 - 散歩の途中

この用水路は平塚市方面へ延びていますが、この付近の田畑にも水が供給されているようです。

 

さらに恩曽川の上流へ

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川沿いにのびていた遊歩道の上端付近

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遊歩道の長さはこの付近まで延長約3㎞。

 

この先は一般道路ですが、厚木市が設定した〈健康・交流のみち〉はさらに延びています。
こんなウォーキングマップが所々掲げられてます。

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もう少し上流へ歩くと川は一時的に暗渠。

出口側

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暗渠より上流側は流路改修前の蛇行した流れが残っています(厚木市飯山付近)

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旧道部分に残された古い小さな橋

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付近は稲刈りも終わって(帰り道に撮影。天気が良くなりました。)

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しだいに山あいに入っていきます。

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このあたり普通の道路を歩きますが、さほど交通量の多い道はないですし、〈健康・交流のみち〉なんて言っても、まあどこを歩いてもいいわけで。

これは帰路

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さらに川奥の方へ歩くと『みち』も果てて、うら寂しいところも。その先まで散歩道として想定されてはいません。

流れは森の中へ入り(厚木市上古沢)

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源流近く。

現在地はこんなところです

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前方は廃道、これ以上先へ進めません。上に架かる赤い橋へまわります。

 

回り込んで下を覗き込み

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先ほどいたのは右側、立ち木のない場所。左側には廃橋、下を川、というより沢水が流れています。

 

上の橋を渡って振り返り

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橋名確認忘れました。
この下に流れがあります。山(右)側は暗く、ほとんど何も見えません。

地理院地図ではこの山側数百メートル先まで、川の水色線が見え、切れています。その先わずかな距離で厚木市清川村境界の尾根となってます。

背後は厚木霊園、急傾斜の山の斜面にたくさんのお墓が並んでいました。

 

源流近くまできて折り返す頃になって天候が急回復。(ちょっと癪)
帰り道は川の流れ、カーブをショートカットしながら歩いて戻り、厚木の市街地まで出ました。

 

 

恩曽川流路地図